アマラとニラちゃんの「風が吹いて…」シリーズ

リアル・インド
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void.gif(49 バイト)■ 風 が 吹 い て …
void.gif(49 バイト)チ ベ ッ ト か ら ヴ ァ ラ ナ シ へ
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仏陀像

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ポタラ宮

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ポタラ宮

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曼荼羅

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こども

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女の子たち

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ラマ

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若者

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母と子

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馬車

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タルチョ

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チョモランマ(エベレスト)

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景色

■チベットの鳥葬を巡って…

 僕は今回チベットからネパールを経てインドに入った。
 チベットでは、やはり鳥葬がすごいねぇ〜。

 チベット鳥葬は、見ていると、人間の死体を全部細かく骨まで砕いて、鳥た ちに食べさせる。かなり大きな、ハゲタカか、ハゲワシか、コンドルみたいな 鳥に食べさせる。あとは、見事に何も残らない。綺麗に骨まで片付けてくれる。 そして、死人は鳥と共に天高く舞い上がっていく。

 こんな鳥葬は、本来は、見るべきものでないらしいが、観光目当てに、ツアー のなかに組み込まれて、温泉へのツアーなどとセットでやや高めな値段で販売 されている。だからね、大勢の日本人が見に行っている。なぜか、日本人に大 人気で、そういえば、鳥葬ツアーは日本語でだけしか募集が出ていなかった。 宿には掲示板があって、そこで鳥葬ツアーを募集している。ある人の話では、 見ているときに、肉片が飛んできた。はげわしが人間のお肉を奪い合って、そ れで飛んできたって…。

 死というものを、こんな目の前で、リアルに体験することは、ある意味で、 人生感が変わってしまうかもしれない。日本の場合は、すべを綺麗に、そうい うリアルなものを見せないようにアレンジしている。棺おけの中に入れられて、 釜の中にいれて、次に出てくるときは、すべて骨になっている。あるいは、土 葬なら、そのまま、埋めてしまうだけ。
 これが、もし、実際に死体が砕かれて食われているところをリアルに直視す るとしたら、これはひとつの人生感がかわるほどのものだろう。日本の若い子 たちが見たら、やっぱり人生感がかわるかもと思う。チベットの鳥葬で、コン ドルだか、ハゲワシは人間を見事に食べきって飛び去っていく、いままであっ た肉体がこなごなに砕かれて、それを綺麗に平らげる…あとには何も残らない。 骨すら残っていない…そして、その鳥がまた、その糞をして…大地に帰る…。 そうして、すべては回っている。死して屍、見事に大地に戻っていく…これが 本当のサイクルだと思う。僕らは大地から生まれ、大地から生まれるものを食 べてこの肉体を作ってきた。この肉体は大地のもので出来ているんだよ。それ がある日を境に、すべて大地に戻っていく。

 だから、僕が思うのは、お墓を持つのは、本当、自然の理にかなっていない。 コンクリートの入れ物にがちっと封印して、保存しようとする、大地に返さな いようにしようとするアレンジだと思う…まぁ、いずれは返っていくんだとは 思うが…返らないってことは無理ね。

 僕が死んだら、絶対に自然葬。鳥葬でも構わない。自然に返したい。もちろ ん、ここインドで死ねば、そうだね、5000円くらいで焼いてもらえるはず。 昔、知り合いの日本人がこちらで死んだとき、確かそれくらいの焼料金だった。 薪とか、焼く人の手間賃で、それくらいだったかな。焼くには、手間がかかる んだよ。日本のような高性能の釜ではないんで、炉辺焼みたいなもんだから、 焼くのにも一晩くらい火をみていてもらわないといけない。そうして、焼けた ら、川に流してもらえる。こうして、自然に帰っていく。これが僕らの運命な んだよ。たとえ墓場のなかにカチッと守るように収めようと収めまいとね…い ずれは返っていく。

 そうそう、ヴァラナシで焼き場を取り仕切っている親方は大金持ちらしい。 何しろ毎日何体も焼いている。あるカーストの人たちに仕事らしいが、とにか く一人5000円として、それが何十人分も、何百人分…ヴァラナシ全体でい ったい何人が毎日焼かれているのかは知らないけど……。一回、最初にヴァラ ナシに来たとき、僕はびっくりしたんだけど、赤ん坊がヴァラナシの川を流れ ている。赤ん坊は不浄ではないので、焼かずにそのまま流すんだって。赤ん坊 と妊婦は不浄ではないので、死んだらそのまま流す…。あとは川がすべてを面 倒見てくれる…実際に、ヴァラナシの下流のほうには、野犬が待っていて、彼 らが、すべて綺麗に片付けるらしい……。

 僕が死んだら、やっぱり自然葬がいいね。この肉体が、もう役にたたなくなっ たら、自然に戻してほしいと思う。それが理にかなっていると思うから…。日 本では自然葬の会っていうのがあるから、いまのうちにそれに入って、死んだ ら、自然に帰してもらおう。それがある意味で、本当だと思う。リアルだと思う…。




▼「チベットからヴァラナシへ」のヴァラナシ編は下をクリック!
・ヴァラナシで発見した人間のリアルな価値…
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photo by Amala
talk by Nira
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