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■パレスチナ国家建設を容認


英アラブ語紙「アルハヤト」記者 リヤド・アル・アミール

――米同時多発テロの発生直後、パレスチナ青年たちが喜び踊っているシーンが放映された。

 「オーストリア日刊紙『デア・スタンダート』紙が一面トップでスクープとして報じたように、同シーンは一九九二年の時の場面だ。それをあたかもテロ事件直後のパレスチナ人の姿として放映したのはイスラエル側だ。それを米CNNが世界に流したのだ。パレスチナ人も今回のテロ事件を厳しく批判している。なぜならば、彼らもテロの犠牲者だからだ」

――米軍の軍事攻撃を契機にアラブ諸国内で反米運動が再び高まる危険は考えられないか。

 「米軍の攻撃対象がウサマ・ビンラディン勢力とその関連に限定されている限り、問題はない。攻撃ターゲットが拡大されていくようだと、アラブ諸国内で批判の声が上がることも考えられる。しかし、ブッシュ政権は今日、アラブ諸国の心をとらえた。すなわち、パレスチナ国家建設を容認したと報じられたからだ。アラブ諸国はこの声明を高く評価するとともに、大歓迎している。米国が中東の和平実現に積極的にコミットしていく姿勢を示したことで、アラブ国民も国内の反米勢力を支援する理由がなくなった」

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■隠蔽された謀略

『 これら証言と報告が、湾岸危機の初期の段階に詳しく報道されてい たならば、誰一人としてアメリカの戦争への意図と、それを可能にする謀略の存在を 疑うものはなかったと断言できるほどのリアリティーがある。湾岸戦争は、十年以上 前からの予定通りに実施されたといっても過言ではない。実物のコピーを見たとき、 私自身、自分の目を疑うほどの驚きを禁じ得なかった。』

『 驚きは二重であった。どうしてこういう公開記録が、最も大事なタイミングで問題 にされなかったのか。なぜどのメディアも、これらの十年にわたる議会記録の意味す るものを、振り返って解明しようとしなかったのか。英米流の議会制民主主義がはらむ可能性と、その陰の反面をなすマスコミ・ブラックアウト、大衆的「隠蔽」の機能 を改めて痛感せざるを得なかった。』

『 だが、むしろ驚嘆すべきなのは、実に詳しい石油事情の分析と予測である。つまり、「安全保障」といい「軍事力」というものの本音が、まさに石油資源地帯確保にほかならないことを見事に自ら告白しているのだ。』

『 「ペルシャ湾からの石油輸入:供給を確保するための合衆国 軍事力の使用」などが収録されている。「事件年表」の発端が、一九七三年十月十七 日から一九七四年三月十八日までの「アラブ石油禁輸」となっているのは、この報告 の歴史的性格の象徴であろう。大手メジャー、エクソン作成の報告書「世界のエネルギー予測」もある。』

『 「アメリカは中東湾岸の産油国、とくにサウジアラビアの石油を確保し、もし、サウジアラビアが攻撃されるようなことがあったら、それはアメリカ本土に対する攻撃と同様と見なす」』

■同情から恐怖へ

アブデル・モネン・サイード・アリ政治戦略研究所所長

『 アラブ諸国の国民の反応は変わってきた。最初は米国に対する怒りがあったから喜んだ。なぜ喜んだか? 米国人が今回のテロを通じて、同様な境遇にあったパレスチナ住民の状況を分かったからだ。共通の感情を持てる喜びだった。次には、テロの被害を受けて悩んでいる人々をテレビを通して見た。テロの害悪を見た。だから米国に同情した。その後、米国は犯人はアラブ人・イスラム教徒に違いないと疑い始めた。そして、アラブ諸国民はイスラム諸国に対する米国のキリスト教の立場を感じた。特にブッシュ米大統領は『十字軍』という言葉を使った時そう感じた。今、国民は第四段階にいる。それは恐怖だ。米国がわれわれを攻撃をするのではないか、テロ・グループに代わって今度は米国が攻撃すると。このように住民感情は変化してきた』

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■アフガン攻撃の次に来るもの

増田俊男の時事直言! No.141号 (2001年10月9日号)

『 9月11日までのアメリカは自国の国益追求に専念し孤立化していた。地球温暖化防止のための二酸化炭素防止京都議定書、核実験禁止条約等にことごとく反対、一方国家ミサイル防衛網計画(NMD)は強引に推進した。アメリカの京都議定書無視にはヨーロッパも日本も業を煮やしていた。またロシアも中国もNDMには強力に反対して譲らなかった。一方アメリカの経済は財政、金融政策の実効力が無くなり、リセッションに向かい、世界同時不況に陥ろうとしていた。そこに私はアメリカだけが持っている最後の経済戦略、「戦争」を予想していた。それが現実になったのである。』

『 アメリカは同時多発テロ事件の犯人をオサマ・ビン・ラーディンと断定、そして彼を支持するアフガンのタリバン実効政権をテロ国家の象徴に仕立て、これに対する包囲網構築にヨーロッパ、中東、アジア諸国を巻き込むことに成功した。このようにアメリカの「テロに対する宣戦布告」は一夜にして孤立していたアメリカを世界の軍事覇権主導国家にしたのである。』

アフガン攻撃は小手先

『 アメリカが長期にわたって世界を覇権支配するには長期にわたって戦争を継続しなくてはならない。「世界貿易センターとペンタゴンを忘れるな」のセンチメント(感情)が薄れない内にアメリカはアフガン空爆に踏み切ったが、空爆だけでは長続き出来ない。ところが地上戦になれば何万もの米兵を犠牲にしたベトナム戦争の失敗を繰り返すことになる。』

『 アメリカの、今回の戦争の狙いは、表向きはビン・ラーディンとタリバンだが本音はサダム・フセイン(イラク大統領)であることを知らねばならない。』

『 イスラエルは我慢を重ねていたが、パレスチナ国家の独立をアメリカがカードに使うに及んでは我慢が出来なかったのである。イスラエルは和平交渉を拒否し、9月11日を期してパレスチナ自治区に戦車隊を侵攻させるなど積極的軍事行動を展開しはじめた。イスラエルにしてみれば、テロ組織から構成されているパレスチナ自治機構こそテロそのものだと考えているからである。アメリカの都合でイスラエルの敵であるテロ集団を国家として認めようとするアメリカを断じて許せないのである。』

『 アメリカの思惑はイラクを除くアラブ諸国を味方に付けた上でイラク対イスラエル戦を仕掛けることにある。1991年の湾岸戦争のようにイラクを侵略者に仕立て上げた上で叩く。イラクに「聖戦」をさせてはならないのである。ブッシュにしてみるとイスラエルのシャロンの怒りが少し早すぎたのである。』

『 ビン・ラーディン、タリバン、さらに今出番を待っているサダム・フセインはアメリカとの戦いを聖戦にする準備をしている。アメリカがアフガンの泥沼に入り込む前にサダム・フセインはイスラエル攻撃をはじめるだろう。今回の政治演劇の主役はビン・ラーディンでは無くサダム・フセインであることを忘れてはならない。』

『 ビン・ラーディンやタリバンは単なるゴミ。アフガンで火をつけ、その悪臭で洞穴から狼(サダム・フセイン)を追い出すまでが第一幕。中東戦争が第二幕。サダム・フセインが聖戦に成功すればアメリカの負けで幕となる。本当は、日本は桟敷で見物するのがベストなのだが。』

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■世界を騙したブッシュ元大統領

『 アメリカの歴史上の"偉人"には、ペテン師と詐欺師がキラ星のごとく並んでいる。』

『 また、「パールハーバー」「ケネディー暗殺事件」しかりだが、普通このペテンは「謀略」とも呼ばれ、輝くアメリカの栄光の裏面に宿痾のごとくドス黒く張り付いている。』

『 今を去る11年前、それはまさに冷戦が崩壊する只中の出来事であった。 ブッシュ現大統領の父親が率いるアメリカ政府は、世界をアメリカに組み伏すことを目的とした戦争を引き起こすため、アメリカ人はもとより世界中を欺くペテンを仕掛けた。』

『 「民主」的で「自由」を声高に叫ぶ人ほど、「強いものに巻かれたまま」という自覚に乏しく、このような重大な政治犯罪には何の関心も払おうとしない。ペテン師"親亀"がいまだに何の断罪も受けていないのは、主要にはこのためだ。』

『 1990年10月、「イラクが占拠するクウェートから脱出してきた」と称する15才の少女が、米国議会で涙ながらに、「イラク兵が病院の保育器にいる赤ん坊を無残に叩き殺し、そして保育器を持ち去った」と訴えた。』

『 この時すでに、「イラク」および「サダム・フセイン」は『悪』のイメージ一色に塗りつぶされ、アメリカのメディアからは、少女の証言を「よくできた芝居である」と見破るほどの冷静さはすでに充分に失われていた。』

『 しかし、"親亀"ブッシュが望む「問答無用の感情的高ぶり」というところまでには、まだ少々の距離があった。充分に人々を扇動して興奮状態を創り出し、後戻りできない戦争の既成事実に引きずり込まなければ、そもそも「戦争目的」の遂行は困難であった。』

『 この一線を超えるための「距離」を埋めたのが、「少女の証言」であった。これ一発で、アメリカの「善良な市民」を筆頭に、世界中の人々のサダム・フセインに対する怒りは手の施しようがないまでに燃え上がった。』

『 つい今しがたまで、「アメリカ政府がサダム・フセインと相思相愛の仲であったこと」など、もはや問題にする者などどこにもいなかった。ブッシュの謀略はものの見事に大成功を収め、フリーハンドで「正義」を振りかざす軍事作戦に突入していった。』

 ●謀略を日常にまで広げた「心理戦争」

『 上記したマイケル・ディーヴァーが、80年代に作り上げた先鋭的な「アメリカの心理戦争」のプログラムによれば、こんなペテンは初歩の初歩に過ぎない。以後アメリカは、日常の中にまで「心理戦争」を広げ、「世界で唯一の超大国」として君臨した。』

『 アメリカのマスコミが、ブッシュが仕組んだ「少女の証言」がまったくのデッチ上げであったことを知るまでには、すべてが手遅れとなった1992年の1月まで待たなければならなかった。件の少女は、駐米クウェート大使の娘であり、もとよりクウェートから脱出してきた者ではなかった。そして病院の職員も「赤ん坊が拉致された事実などない」ことを証言した。もちろん、保育器は無傷のまま病院に置かれてあった。』

『 くどいようだが、「民主主義」と「自由」をこよなく愛する人々は、ブッシュのペテンよりもその後の既成事実の上に安住することを無自覚に選択していたのであり、重大な事実が明らかになろうがなるまいが、そんなことに何の反応も示してこなかった。』

 ●「地上班」は一人も挙がっていない

『 今回の『ニューヨークの事件』でも、感情と情緒に直接訴えることを特徴とする「映像」には十分な警戒が必要だ。すでに奇妙なことがずいぶんあちこちから顔を覗かせている。』

『 小さなことだが、「歓喜に沸きあがるパレスチナ人」という映像が、CNNを通じて世界に配信された。しかし、この映像が「イスラエルの政府高官がカネを払って仕組んだヤラセであった」ことが、すでにイスラエルでも報じられている。』

『 9月25日付ニューヨーク・タイムズによると、これまでにFBIは『ニューヨークの事件』関連で352人を逮捕・拘束したが、中には実行犯とされる人物と面識がある程度の人物はいたが、19人の実行犯を地上で助けた「後方支援部隊=地上班」らしき容疑者は一人も挙げられていない。』

『 少なくとも現段階で明らかになっている動かせない「事実」は、アメリカ政府は今に至るも「『事件』の全容を知る」いかなる人物も、だだの一人といえども抑えていないということだ。』

『 それが、どうして世界を巻き込む戦争に一挙に飛躍するのか!ここにカラクリがある。ブッシュはこの飛躍を埋められないまま、世果中を引き回せると思っているようだ。何の根拠も明らかにされないまま。』

『『イスラエル関与情報漏洩以後の情報封鎖』によれば、「アメリカ軍情報機関から事件にイスラエルが関与しているという情報が漏洩し、米軍はそれ以後の報道を封鎖した」というイスラエルの関与を示唆する記事や、「世界貿易センタービルの中のオフィスで働いている4000人のイスラエル人が、事件当日休暇をとっていた」という記事なども掲載されている。』

 ●広島・長崎はあんなもんじゃない!

『 アメリカ人に知ってもらいたい。世界各地で米軍がやってきたことは、今回のニューヨークの何千倍何万倍という大規模なもので、かの地に残された人々の行き場のない絶望と敵意が拡散していったということを。そしてアメリカの市民は、それを実行した米軍を常に歓呼をもって迎え、狂喜乱舞して祝し、その有様をアメリカのメディアは世界中に見せつけてきたのだということを。』

『 さらに加えさせてもらえれば、ニューヨークの何千倍何万倍に上る「何の罪もない市民」を一挙に葬った広島・長崎への原爆投下の惨状に、ほんの少しの思いを致してもらえたらと願う。』

『 「見えざる相手を、確定された過去の『悪』『敵』のイメージに重ねる修辞を弄することで、自己を永遠の『正義』として聖別し、報復的暴力を正当化することができると思い込む」(今福龍太札幌大教授:朝日新聞9月17付)。だれもが陥りやすいこの短絡した卑小な発想こそ、絶えず戒められなければならないものだ。』

『 「だが、戦争であろうが、報復であろうが、それはしょせん暴力に対する暴力の上塗りでしかないという、この事実に真摯に向き合おうとする人が米国民の2割にも満たないとは、私には信じられない」、という今福教授は続けて、「…湾岸戦争でもパレスチナでもコソボでも、つねにより多く殺傷されたのは市民だった。軍人だけが勝利し、市民はつねに犠牲者となった。

これが、軍事を暴力装置として特化させた現代のパラドックスである。世界には人々の絶望と敵意がまん延する。その一触即発の感情を、利己的な価値観の押し付けによって醸成しているのが米国が主導するグローバリズムだ。軍事的報復の連鎖を作ったのも米国の覇権主義だった。』

『 第2次世界大戦後のアメリカの世界戦略形成の中枢を担ってきたサミエル・ハンチントンが、8年前に発表した『文明の衝突』という教科書を、我々はすでに知っている。この論文は、「ポスト冷戦の『X論文』」と評された歴史的な文書であった。この8年間、事態は見事に教科書どおりに進行している。』

■アメリカ軍産石油共同体の陰謀

「9月11日」はとっくの昔に決まっていた!?

増田俊男の時事直言! アメリカから緊急報告号(2001年10月2日号)

『 8月になると米軍がイラクの軍事施設を攻撃し、又イラクは米軍無人偵察機を撃墜した。私はこの状況を「既に第五次中東戦争は始まっている」と断定した。そして9月11日、アメリカに同時多発テロが起きた。私は今回のテロ事件を1941年12月7日(ハワイ時間)の「真珠湾攻撃」とオーバーラップして捉えた。目先のめまぐるしい展開に目を奪われることなく、私なりに真実を追求するのも意味のあることだと考えた。』

『 そこで前回の「時事直言」(9月25日号)でアメリカの歴史上数多くある「何々を忘れるな」に共通した「歴史のウソ」から、"Remember World Trade Center and Pentagon"(世界貿易センターとペンタゴンを忘れるな)の真実を想像してみた。また今回の同時多発テロ事件の前と後では何がどう変わったかを詳しく述べた。』

『 大戦後30年目に米国公文書館で発表された外交秘密公文書で明らかなように、日本の真珠湾攻撃の成功はアメリカ(ルーズベルト大統領)の巧みな誘導によってもたらされた。当時、世界で真珠湾攻撃は「日本の騙し討ち」と決めつけられていたが、今になって「日本がアメリカに騙された」ことが証明された。』

『 このようにアメリカの歴史上に残る「何々を忘れるな」にはすべて裏があったのである。そこで私は、今回の同時多発テロは、パールハーバー同様、「アメリカが必要としていた」との想定に基づいて、今回の事件とパールハーバーとの本質を考えてみた。』

『 1941年ルーズベルトの要請により日本最後の給油国オランダは対日全面禁輸通告をした。日本は譲歩に譲歩を重ね、執拗にアメリカとの交渉を求めたがアメリカは聞く耳を持たず、「窮鼠ネコを噛む」の例え通り日本は対米戦争に追いやられていった。』

『 12月7日に、日本軍のハワイ攻撃が開始されることを承知していたルーズベルトは空母2隻と19隻からなる主力艦隊を安全な外海に待機させ、老朽艦船ばかりの16隻を真珠湾に残し日本軍に思う存分攻撃させた。』

『 私は1998年8月、ケニアとタンザニアで起きたアメリカ大使館同時爆破事件について度々述べ、ビン・ラーディン犯人説に疑問を呈してきた。アメリカは首謀者をビン・ラーディンと決めつけ、配下(モハメド・アル・オワリ)を投獄しニューヨーク地裁で判決を言い渡すことになっていた。』

『 私は「アメリカはこの判決を劇的なものにするだろう」と言ってきたが、実は判決は9月12日(テロ事件の翌日)に決まっていたのである。さらにアメリカはこの判決の日までにビン・ラーディンを捕獲するため昨年からパキスタンと頻繁に接触していたこともわかった。』

『 アメリカは今までの対パキスタン制裁(核実験のため)解除とIMFによる資金援助を約束してパキスタンの全面的協力を求め続けてきたが、テロ事件が起きる前のパキスタンでは、もしビン・ラーディン捕獲に全面的に協力すると、軍はもとより国論が二分され、他のイスラム世界からもひんしゅくを買うおそれがあった。従って、パキスタンはなかなかアメリカに全面的協力を約束することが出来なかったのである。』

『 アメリカで大使館爆破事件の裁判日(9月12日)が迫るに連れアメリカは苛立ち、ビン・ラーディンを匿っているアフガンに強硬手段も辞さないと伝えてきた。これに対してパキスタンはビン・ラーディンを第三国サウジアラビアで裁く案をアブドラ皇太子の同意のもとにアメリカに提案すると同時に、アフガンのタリバン政権に強く同意を呼びかけた。』

『 タリバン暫定統治評議会は第三国裁判に同意したが、肝心のアメリカは自国の裁判以外は認めずパキスタン・サウジ案を断固拒否した。そのため一年近くにわたって行われたビン・ラーディン捕獲に関する米・パキスタン交渉は完全にデッドロックになったのである。』

『 そんな時(テロ事件の一週間前)、パキスタン諜報部(ISI)長官とパキスタン軍アーメド中将が急遽ワシントンを訪問、ペンタゴン(国防総省)とCIAの高官とテロ発生の前日(10日)まで缶詰状態の会談をしていた事実が明らかになった。』

『 おそらくパキスタン諜報部はイスラム過激派のテロ計画の詳細を察知し、アメリカに伝えに来たものと思われる。パキスタン諜報部よりはるかに優秀なアメリカ(CIA)はパキスタンに知らされる前に当然今回のテロ計画を知っていたはず。従ってアメリカはパキスタン情報を一蹴したはずである。アメリカが事前に対米テロ計画を知っていたことになっては困るからである。』

『 それはルーズベルトが真珠湾攻撃前に日本軍の計画を察知した太平洋艦隊司令官(総督)を更迭したのと同じ動機である。』

『 前述のアメリカ大使館爆破事件でビン・ラーディンがもし無実(私のスーダンでの調査では無実の可能性が高い)なら、無実の配下が9月12日に裁きを受けることはイスラム世界で許せることではない。また8月27日にはイスラムの盟友PFLP(パレスチナ解放人民戦線)議長がイスラエルの騙し討ちにあって暗殺されたことも許せない。』

『 こうした反米、反イスラエルの感情が極度に高まっている時に、アメリカはイスラムのカリスマ的存在、ビン・ラーディン捕獲のため、タリバン政権をサウジアラビアと共に承認していたパキスタンを金で買収し、さらにはアフガン・タリバン政権を転覆させるための反政府ゲリラ組織「北部同盟」に武器弾薬の支援をしているのだから、益々もってアメリカを許すことは出来なかっただろう。タリバン指導者のオマル師は見せしめにアメリカと手を組んだかどでカリスマ性の高い北部同盟司令官アフマッド・シャー・マスードを暗殺した。』

『 パキスタンとサウジアラビアの強い要請でタリバンがしぶしぶビン・ラーディンの第三国裁判に同意したにもかかわらず、アメリカはこれを蹴り、それどころかタリバンに対し軍事行動を執ると伝えてきた以上、イスラム側の手段は最早テロ以外に無くなったのではないか。』

『 丁度アメリカが日本に産業の米である原油を全面禁止したのと同じである。アメリカはイスラム過激派をも「窮鼠ネコを噛む」に追いやったのである。こうした状況が9月12日というアメリカとイスラム過激派共通のデッドラインの前にあったのである。アメリカはパキスタンを通してのいかなるイスラム側の条件も飲まなかったのだろう。丁度いかなる日本の譲歩をもルーズベルトが蹴ったように。』

『 ペンタゴン訪問中のパキスタン代表は、9月10日までに結論が出ず急遽帰国の予定だった。そしてブッシュ大統領は翌日の2001年9月11日午前8時50分を迎えたのである。丁度ルーズベルト大統領が1941年12月7日午前7時5分を迎えたように。』

『 そしてこれから始まるアメリカのアフガン攻撃は、本命サダム・フセインをイスラエル攻撃に仕向ける手段でしかない。これで「もう第五次中東戦争は、始まっている」と私が言うのが分かると思う。』

■不明の西日本銀行員の父、報復に反対

『  「私はむしろ、(報復攻撃を)やってほしくはないです。力でねじ伏せていくということになれば、またこういうことがおこらないとは限らないし・・・同じ様な犠牲者が出て来ることだって考えられる。」(中村 佑さん)

   「アメリカなんかは、むしろ世界のあちこちによけいなお節介をしてきている。この結果だろうと思うんですよね。それを考えれば、このテロなんかもひょっとしたら、どこかに必然性があったのかもしれないし・・・」(中村 佑さん)  取材の最後に佑さんは、今回の報復攻撃が、不明者の家族の不安な思いに光を与えるものでは決してないことをにじませました。』

■侵略記念日アマノジャキズム天の邪鬼主義diary

10月8日(金)マヤ暦3月19日

『 コロンブス・デイは、白人にとってアメリカ大陸「発見」の日だが、先住民にとっては「侵略」がはじまった恐怖の記念日だ。その後五〇〇年間、先住民は殺戮と拷問によってキリスト教に改宗させられる。』

『 よりによって「侵略記念日」を選んで開戦する無神経さ、傲慢さには唖然とする。メジャーリーグの試合中にこの開戦が報じられ、「USA、USA」のシュプレヒコールが起こった。』

『 黒人ボンズが白人マグワイヤの記録を破り、黄色人種イチローが最多安打を記録したメジャーリーグでは、人種差別などないのかもしれない。しかし「USA、USA」のシュプレヒコールで背筋を寒くするのはオレだけじゃないだろう。』

『 「どうして人は、国家や、民族や、宗教に属したがるのですか?」』

『 オレたち人間は「なにか絶対的なものに属したい」というプログラムをされている。「自分をあずける」行為に快感を感じるように初期設定されているのだ。セックスでも宗教でも戦争でも企業戦士でも快感を感じるからやっている。どんなにいやいややっている仕事でも、やっているからには快感なのだ。逆に快感を感じない行為には小指一本動かさない。』

『 「それはなぜですか?」竜太さんの質問がたたみかけてくる。』

『 う〜ん、たとえば「風の子レラ」を書いていたときも、「自分が書いている」という意識はほとんどなかった。追いつかないほどイメージが湧いてきて、言葉に置き換えるのがやっとだった。作者だなんてえらそうなもんじゃない、なにか大きな力に酷使される奴隷のような感じだ。奴隷も悪くない。オレは与えられた仕事に「自分をあずける」快感に酔いながら作品を完成させた。』

『 「われわれはなにに自分をあずけようとしているんですか?」』

『 たぶん、国家や、民族や、宗教は、表面的な衣装にすぎない。オレたちは「そこ」からやってきて「そこ」にかえっていく。「そこ」という「ふるさと」に自分を連れもどしたい欲求がある。アボリジニがいう「ドリームタイム」、ユングがいう「集合無意識」、現代人が言う「死後の世界」だ。』

『 おっと、「死」とか聞いて引かないでほしい。二〇〇〇年前に父系制の三大宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)がはじまるまで、オレたちは死者を祝福し、祖先を祀り、「死」と共存してきた。 アメリカのブッシュやオウムの麻原とは正反対の考えで、先住民は「死」と「生」の大切さを崇めてきたのだ。 死後の世界では、オレたちは光そのももの存在に還れるという。』

『 二〇〇〇年前の一神教の発明以来、二〇〇年前の産業革命以来、オレたちは「ふるさと」からできるだけ遠くに運び去られてきた。その距離が遠ざかれば遠ざかれほど、帰属意識は高まる。』

『 国家、民族、宗教、会社、家系、どこでもいいから帰れる場所を求めるのだ。「ふるさと」の代替え手段としての国家、「USA、USA」、「イスラム、イスラム」のシュプレヒコールは、「ふるさと」を追われた現代人の切実な叫びだ。オレには「帰りたいよう、おうちに帰りたいよう」と聞えてしまう。』

『 だいじょうぶ。誰にでも心の奥底には平和にみちた「ふるさと」がある。偽りの「ふるさと」である国家、民族、宗教、思想、主義などに自分をあずけてはいけない。自分自身が引いたボーダーを越え、心の奥底ですべてのものとつながっていくんだ。』

『 だって、オレたちは愛しあうために生まれてきたんだから。』

255話:『アフガニスタン報告』放送、その後(10月7日)

『 ユニセフ広報官・澤良世(さわながよ)さんの電話の声はうわずっていました。  「放送の翌日、10月1日だけで、募金が…いくらあったと思います?」  沢山だった、ということは分かりましたが、ボクには想像がつきませんでした。  「今までの最高が、多分エジプトだったと思うんですが、放送の翌日1,200万円でした。今回は、なんと、4,900万円ありました。10月5日までの集計で、8,600万円ですから、今週中に1億円は突破するでしょう。ありがとうございました」 ボクからも深く御礼申し上げます。』

■中性子爆弾米国の目的はカスピ海の石油

国際戦略コラム

『 ゲリラは民衆と共にいないと、中性子爆弾を打ち込まれる危険がある。特に、アルカイダは山岳に隠れているが、それは米国の思う壷である。民衆が周辺にいないので、民衆を犠牲にせずにラディンやゲリラだけを全滅できる。このため、民衆と分離されると危ない。タリバンも同様で、ゲリラ戦ということで山岳に逃げ込むと、その地点に中性子爆弾を打ち込まれることになる。』

『 米国の目的はカスピ海の石油ですから、ウズベキに米国軍の駐留ができたことは大きな意味がある。これは、イラクのフセインを生かしておくのと同様に、ラディンを生かしておく可能性はある。この地域に米国軍を駐留させるために。この理由は、下記に ■ある通り。

■細菌・化学・核モグラ叩きの巻き添え

在ジュネーヴ・NS Consulting:佐多直彦

『 「48時間以内に攻撃開始」というマスコミ報道が始まってすでに数週間が経過し、ついに、米国の攻撃が始まった。その間、米国政府および先般のニューヨーク襲撃の準備基地となっていたことが判明した英・仏・独三カ国の情報管制は今までに見ぬ徹底ぶりで、一般マスコミに定期的に流れる情報は、いずれも関係者が申し合わせて流している意図的情報ばかりであった。』

『 この「千手観音組織」は欧州・アフリカ・中央および東南アジア全域に数十箇所の拠点を持っており、これを潰す最大の方法は金蔓の切り崩しで、やっとこちらのほうはそれなりの効果を出し始めたようであるが、これがもっとも時間を費やす要因であろう。既報通り、世界にちらばった同組織は細菌・化学・核兵器を保有しているといわれ、仮に本部が制圧されれば、これらを使用したテロを展開する可能性が大きく、CIA・インターポールは、まさに必死で日夜情報調査・テロ防止活動を続けているが、こういった試みを完全に予防することは、まず不可能であろう。』

『 不思議とあまり話題にならないのだが、今般の事件でイスラム世界の蒙むりつつある被害は、長期的には米国以上であろう。本来のイスラムは「寛容と調和」をとなえる宗教であり、今般の 事件で原理派が振り回している主張とは異なる。』

『 原理派は、彼らがイスラムと思っている範疇以外の要因はすべてが悪であり、これを根絶することで極楽浄土が約束される、という思考パターンなので、交渉の余地が乏しく、その意味では、世界各地で起こりつつあるこの種の反米平和運動は「代案」を欠いているともいえよう。』

『 ブッシュは事あるごとに、今般の首謀者が本来のイスラム教とは無縁であることを強調しているが、巷の人の大半には遺憾ながらそんな区別はつかない。まさに「魔女狩り」ムードが高まりつつあるが、残念ながら現在のイスラムの世界には、ローマ法王のようなリーダーを欠いており、イスラム原理派に対処する手段を何一つ持ち合わせておらず、ひたすら米国を中心とする先進諸国の動きに、それぞれ、違った立場で、個別に協力するしかない。その間、現在の米国および欧州のイスラム系人民は、まさに、何時どこで、「モグラ叩きの巻き添え」を食らうのだろうかと、恐怖の日々を送っているのである。』

『 今般の事件の根源は米国自身にある、という議論も多い。確かに、この一派に最初の「禁断の木の実」を与えたのは、ソ連をそれで牽制しようとしたCIAであった。また、特に数多の問題を抱えたまま就任したブッシュが、テキサスと東部エスタブリッシュメントの圧力のもと、従来の国際協約を片っ端からぶちこわし始めて顰蹙を買っていたことも事実である。』

『 ところで、以上述べた要因よりもさらに大きな問題が今一つある。それは、現在パキスタン国境に避難している以前からの分も含めると五百万を越す難民の問題である。先進諸国は、すでに6億ドルの援助をコミットしたが、その間、情勢は刻々と悪化しており、伝染病の蔓延、そして特に、すでに今年初めからパキスタンが蒙っている旱魃による水不足の深刻度は想像を絶する規模になりつつあるらしい。』

相変わらずのドタバタモードで、やれ派兵をすべきかどうか、しても弾薬輸送をすべきかなどと、急場しのぎで尽くせるはずのないアホらしい議論をするヒマがあれば、日本が世界に誇るハイテクを駆使して、今からこの水問題の対処法でも考えたら、国際世論も少しは日本を見直すのではなかろうか。』

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■決して語られない事実

●公には語られていない事実

『 だが、戦争勃発の際にはよくあることなのだが、実は一番重要なのは「公には語られていない事実」なのかもしれない。湾岸戦争の際によく聞かれた「戦闘終結のシナリオ」や「実現可能な政治目標」それに「圧倒的兵力」といった言葉は、いずれも過去数十年における米国の軍事政策の基本用語だったが、今はもはや意味を持たない。』

『 「われわれは米国の影響力と権力のあらゆる要素を利用する」と、ラムズフェルドは、攻撃開始直後に語った。新しい戦法が求められていることを、ブッシュ政権の先頭に立って説明してきたラムズフェルドは「今日の攻撃ではタリバンやアフガニスタン国内のテロリストを標的としたが、攻撃対象としてはさらに広範囲を視野に入れている」という。 また、その1時間前に行った演説で、ブッシュ大統領は、「持続的で包括的かつ徹底的な軍事行動」により「忍耐強く成功を積み重ねていく」と語っている。 トニー・ブレア英国首相は、9月11日のテロ攻撃の後、英米の連携は「世界からこの邪悪な存在を一掃するまで手を緩めることはない」と、さらに踏み込んだ発言をしている。 』

●パウエル色は薄れるか

『 こうした一連の発言は、ベトナム戦争を経て慎重になった米軍内部でもかなり論議を醸した。実際、いずれも著名な「パウエル・ドクトリン」を放棄しているかのように聞こえるからだ。パウエル・ドクトリンとは、「圧倒的な戦力を投入でき、政治目標を明確にでき、何をもって勝利とし撤退するのかという明確な規準を示せ」ないかぎり、米国は軍事行動に訴えるべきではないという考えだ。』

●出口のない戦い?

『 しかし、たとえ米軍内部に、際限のない軍事活動が延々と続くことへの懸念があったとしても、同時多発テロのあの圧倒的な残虐さの前ではそうした声はかき消されてしまう。』

『 「冷戦終結までには、かれこれ50年かかった」とラムズフェルドは言った。「その間、大きな戦いはなかったが、プレッシャーは常に存在した。また、各国が協力してことにあたってきた」 「さらに、冷戦の終結は、外からの攻撃ではなく、内部崩壊によって実現したのだ」と彼は付け加えた。 「今われわれが直面しようとしているのも、大規模な戦いというよりは、冷戦当時のような地味で[果てしなく続く]戦いになるしれない」(マイケル・モーランは、現在ロンドンで取材中)』

■イスラムの核爆弾

『 この問題に関する報道は、たまにお目にかかる程度ではあったが、完全に途絶えることはなかった。『エルサレム・レポート』誌が1999年に掲載した記事には、「ビン・ラディン氏が複数のスーツケース型核爆弾を保有している」と記されている。『ニューヨーク・タイムズ』紙は1998年、ビン・ラディン氏の側近が、高濃縮ウランを購入しようとしたとしてドイツで逮捕されたと報じた。』

『 ボリス・エリツィン前ロシア大統領の科学関連の顧問を務めたアレクセイ・ヤブロコフ氏は1997年、米下院のある委員会で、かなりの数の「スーツケース大の核兵器」が行方不明になっていると考えられると述べた。当時、米国務省はロシア側の裏付けが取れて満足していると述べていた』

『 この点については、米中央情報局(CIA)のジョージ・テネット長官が公に述べている。ビン・ラディン氏が核兵器を保有しているという一連の明確な証拠は一切示されていない。だが、ロシアの核兵器がどうなったか、説明できる者もいない』

『 テネット長官は2月、「ミサイル(および大量破壊兵器)の拡散問題は、変化しつづけており、監視や管理がより困難になっている。まったく予期することの出来ない事態が起きる危険性も増している」と述べている。』

『 スーダン出身で、以前ビン・ラディン氏の一味だったジャマル・アーマド・アルファドル氏は今年に入り、米国大使館同時爆破事件の公判で米国政府側の証人として証言を行なった。おそらく彼の証言が、ビン・ラディン氏の核兵器保有の可能性に関し、もっとも詳しく語っているものと思われる。アルファドル氏は、何年にもわたり、ビン・ラディン氏のために高濃縮ウランを入手しようとしていたと証言したのだ。』

『 唯一確かなことは、仮にアルカイダおよびビン・ラディン氏が材料を入手しているとすれば、核兵器を製造することはさして困難なことではないということだ。』

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■戦争こそ最大のテロ

『 それまでスヤスヤ寝ていた二人の赤ちゃんが、ブッシュ大統領の演説が始まった途端に同時に大声で泣き出しました。このことは、とてもショックでした。私は、世界中の子どもたちやまだ言葉も分らない赤ちゃんが、今起ころうとしていることをどんなに恐れているだろうか、世界の緊張を全身で感じているのではないかと、胸がつぶれそうになりました。』

『 平和な社会を保つのは大人たち全員の責任です。平和を創るには、意見の全く違う人も理解しようとする度量が必要です。これ以上こころとからだの傷が深くならないように、私たちはどうすればいいのでしょうか。私は泣き叫ぶ二人のからだを優しく撫でながら、大丈夫、大丈夫、と言い続けました。ブッシュ大統領の演説が終わると、二人はまた寝静まりました。』

 

■カブールでは市民が逃げ惑っている

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■美は多様調和に在りアマノジャキズム天の邪鬼主義diary

10月3日(水)マヤ暦3月14日

『 オレは無数の色彩に目を瞠り、心が喜びに沸き立つのを感じた。紅葉は神様の贈り物だ。神様が人の目を楽しませてくれるために、こんな素敵な絵を毎年贈ってくれる、そんな気がする。』

『 オレにとって神様とは「GOD」ではなく、あくまで「GODS」だ。  神様に複数形「S」があるのとないのでは大いにちがってくる。「GODS」は、自然や友人からセブンイレブンのビニール袋まで、「自分をとりまくすべてのもの」をさす。』

『 ラコタ族の言葉で「ミタクオヤシン」。英語に訳すと「All My Relationship」という。そのような考えは世界中の先住民との出会いから教わってきたものだが、豊かな自然環境に生まれ育ったオレたちは本能的に知っていたものかもしれない。』

『 「経済」という赤ちゃんは怪物に成長し、三大宗教を奴隷として酷使し、ますます肥え太っていく。「経済」という赤ちゃんは、母親の愛情を否定し、父親の横暴によって育つ。「唯一絶対神」は、多様化を拒み、ものさしを均一化する父系制支配者型社会を形づくる。 現在にいたる二〇〇〇年ものあいだ、三人兄弟は同じパターンで争いをくりかえしているのは驚くにあたらない。』

『 宗教は「衣装」にしかすぎないからだ。うしろにひかえている経済は、ジョン・レノンがいう「Possessions=所有」という怪物だ。』

『 地球(自然界)の視点から見ると、経済は人間による一方的「泥棒」だ。人間がほしいものを奪うだけ奪って、自然がのぞまないゴミだけを返す。』

『 「多様化を目指すものは進化し、単一化を目指すものは淘汰される」竜頭の滝を流れ落ちる急流はあわただしい人間の歴史を物語っているかのようだ。ゆったりと色づくこの葉は、オレたちに多様化の大切さを教えてくれているのかもしれない。 しかもオレの文章なんか言葉を失うほどの、圧倒的な「美」によって。』

■大規模テロと虐殺開始

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■詠え!不二一体アマノジャキズム天の邪鬼主義diary

10月2日(火)マヤ暦3月13日満月

『 追悼の意味もかねて、一曲だけ他人の曲を歌った。 ジョン・レノンの「イマジン」だ。  「テロの犠牲者のため」という言いがかりをつけて、アメリカの放送局が規制をかけた。報復戦争で盛り上がるプロテスタント国家の戦意がそがれてしまうからだ。』

『 それだけ「イマジン」にはオレたちの深層心理に訴えかけてくる力がある。
 それはあらゆるボーダーを越え、平和を願う「ワンネス」(ひとつになる)の心だ。
戦争で儲ける黒幕たちにとって歌の力ほど危険な武器はない。』

■ナチス独裁政治の契機

『 米国民は、FBIが非常事態を解決しようとして起こす動きに疑いの目を向けるべきだ、とタシル氏は述べる。「今回の事件が起こる前は、FBIは世間からさげすまれる存在になりつつあったし、それにはもっともな理由があったと思う。FBIのような機関が権力の濫用に走りやすい要因は、いろいろある。われわれは彼らに対して自分たちを守ってほしいと頼むべきではない。われわれを守ることなど、できっこない」』

 「テロリストたちを満足させてはならない。何も恐れず、自由に生きよう」

『 バーロー氏は、11日のテロ攻撃を1933年に起きたドイツの国会議事堂放火事件になぞらえる。これを契機に、ナチスの独裁政治が実現したのだ。』

『 「米国民にとって自由よりも『安全』のほうが大切だと信じる輩がいるが、今回のテロのような事件ほど、彼らにとってプラスに働くものはないだろう」』

■文明という名の偽り

 アサヒコム コラムニスト 早野透

『 中村さんはもともと山好きでこの地に縁ができて、以来17年間、パキスタンのペシャワルを本拠にアフガニスタン各地にらい診療所を開いて治療にあたってきた。中村さんは、差別の根底に触れずに代用語を使うのはよくないとハンセン病という呼び方をしない。病気と貧困に苦しむ下層の人々に長く接して来ての考え方なのだろう。』

『 「新聞記者の情報は雲の上の話です。貧富の差が激しくて貧民は外国へ逃げるカネもない、まともな医者にはかかれない。大干ばつ、飢餓、難民、マラリア。冷たくなっていく子どもを抱いて離さない母親の悲しみ」

 中村さんはそこまで話して言葉を詰まらせた。』

『 19世紀から20世紀にかけて南からイギリスが侵食した。3次にわたる戦争でアフガニスタンはこれを撃退した。1979年からはソ連がアフガニスタンに10万の軍隊を送って親ソ派政権に肩入れした。対抗するイスラムゲリラにアメリカがパキスタンを通じて武器供与した。アメリカがつくった土壌の中から、ゲリラを組織したビンラディンも、内戦を制したタリバーンも育ったともいえる。』

『 「なんで我々がおたがいに殺し合わねばならないんだ。コサックとカウボーイを直接シベリアで戦わせろ」 中村さんの著書には、反英闘争以来の老闘士の葬列に居合わせ、そんな声があがるのを聞いたと書いてある。』

『 昨今のテレビでは、タリバーンが女性を閉じこめて教育の機会も与えないなどの抑圧をとりあげて、石原慎太郎東京都知事をはじめ「われわれの文明では許されない」とさかんに論難している。それはその通りだが、だからといってただちに「文明十字軍」ともいうべきものに、わが自衛隊を派遣する理由になるとは思われない。』

『 アフガニスタンの地に根を下ろした中村さんの著書は、人々が外圧に果敢に武器をとり、それが終わると農作業に戻る姿を描いている。「近代文明」の側がアフガニスタンの打ち首処刑や復讐(ふくしゅう)の残虐性を非難しながら、その一方で戦争をいとわず民衆の膨大な死をもたらし、それが一段落すると「人道的援助」を口にする、こうしたことに偽りを感じていることもうかがわれる。』

■米国報道に変化

同時多発テロ事件の背景にイスラム世界の根強い反米感情があるという報道や分析が、米メディアに現れ始めた。イスラエルに偏った中東外交、唯一の超大国となったことから来る「傲慢(ごうまん)さ」などが遠因だと指摘。テロを糾弾しつつ、米国が憎悪の対象にされる理由の分析なしにテロは根絶できないとの視点がある。発生から約3週間。米国の論調は多面的な広がりを持ってきた。

■騙される振りをしてはいけない

アマノジャキズム天の邪鬼主義diary10月1日(月)マヤ暦3月12日

『 「湾岸戦争に出兵しなかった日本を無責任と言っているのは、アメリカ政府だけであって、国連ではそんな声は一切なかったそうです。日本のテレビを見ていると、世界には日本とアメリカだけ、しかも「アメリカ政府」だけが存在しているかのような感じをこの夏体験しました。私の知るかぎりのアメリカ人は、日本の憲法第九条と、日本人の反戦感情をみんなうらやましがります」』

『 日本のマスコミは、湾岸戦争のときもサンフランシスコで二度もおこなわれた十万人規模の平和集会も報道しなかった。』

『 今、全米各地で反戦デモがつぎつぎにおこなわれている。 九月二十日にはカリフォルニア・バークレー校で二五〇〇人の学生が集まった。 衝突機のスチュワーデスだった叔母を亡くした学生のスピーチが大きな感動を呼んだ。「もし叔母が生きていたら、きっと僕のよこに立って、戦争でこれ以上犠牲者を出さないようにと訴えていただろう」』

『 9月29日、首都ワシントンでは約1万人の反戦デモがあった。武装警官が道の両わきを警備、上空では警察のヘリコプターが旋回する中、「戦争では何も解決しない」と訴えながら行進した。』

『 サンフランシスコ、ロサンゼルスでも平和解決を求める市民の「人種差別と暴力に反対する大集会」が行われた。サンフランシスコでは町はずれの公園に、市民約5000人が集まった。手作りのプラカードには「アフガニスタンを第2のベトナムにするな」などと書かれていた。』

『 主催したのは「戦争をやめ人種差別をなくすため、いま行動を」という名の市民団体のネット組織だ。学生が多いが、ベトナム戦争の帰還兵ら年配者も目立った。アラブ系の顔立ちの人々も多かった。参加者は次々に前に立ち、「戦争は罪もない人々を殺すことになり、新たな敵を生み出すだけだ」などと訴えた。』

思い通りにならなくて当り前

ワンクリックで分かる中東情勢地図2001 年 9 月 26 日 デビッド・プロッツ(Slate)

『   世界貿易センターと国防総省に対する今回の攻撃により、地政学的秩序がにわかに変わりつつある。20年前には、アメリカがイスラム教徒を支援した結果、ソ連はアフガニスタンからの撤退を余儀なくされた。それが今では、アフガニスタンのイスラム勢力に対するアメリカの攻撃に、ロシアをはじめとする旧ソ連諸国が協力する可能性が出てきている。』

CIAモサドビンラディン

『 アラブとイスラエルの紛争が同時テロの主因ではない、ということだ。中東紛争はテロの背景ですらないかもしれない。つまり、いくらイスラエルと距離を置いても、テロ事件の解決策にはならないのである。』

『  先ごろロサンゼルス・タイムズ紙に掲載された記事によると、モサドは8月、FBI(米連邦捜査局)とCIA(米中央情報局)に大規模なテロの可能性を警告していたという。モサドはビンラディンが関与していることも突き止めていた。』

■自分を騙してはいけない

海亀日記 10月2日

『 今日は授業のかわりに、イスラム世界の話をした。ぼくは北アフリカや、中近東、イラン、アフガニスタンなど、イスラムの国々を十数か国ぐらいは歩いてきた。そこで見聞したこと、アラブ人に命を救われた経験などを語った。アメリカ人の犠牲者たちも、戦火を浴びるかもしれないイスラムの人びとも、等価に感じられるようになってほしかった。』

『 小泉首相の自衛隊派遣についての国会答弁を、ニュースで見た。  聞いていて恥ずかしいような、まったく空疎な熱弁だった。だまされてはいけない。勇気とは、決してあのような威勢のよいものではない。威風堂々としたものではない。そんなものは勇気でも何でもない。むろん、知性でもない。勇気のある人たちは、ぐっと怺(こら)えているものだ。』

『 ぼくはニカラグアの熱帯雨林で、先住民独立闘争のインディオ兵士たちと生死を共にしたことがある。かれらは、いつも静かだった。そこは戦争の最前線だったが、いつ戦闘が始まっても的確に対応できるように、穏やかに見えるぐらい、しんと静まり返っていた。  機関銃を膝に抱えながら、つねに、不思議な静けさを保っているのだった。』

『 小泉首相のまったく冷静さを欠いた熱弁を聞いていると、この人は、勇気とはなにか何も知らないのだなと思われてくる。ほんとうの修羅場をくぐりぬけた経験もないことが、手に取るようにわかってしまう。 あのように、ひとり勝手に昂揚している指揮官がいたら、部隊は全滅してしまうだろう。』

8割が長期戦覚悟、うち4割「10年以上」 米世論調査テロ事件で武力報復ムードが高まる米国で、市民の8割が「戦闘は数年に及ぶ」と考えていることが、米誌ニューズウィークの世論調 査でわかった。回答者の4割強が、「10年以上続く」と予想した。

 調査は20、21両日に実施された。テロ支援国に対する軍事行動に71%が賛成し、86%がブッシュ大統領を支持した。79%が星条旗を掲げ、64%が救助活動に協力するため何らかの寄付をしたと答えた。58%が「短期的には不況に入る」と予想している。

 一方、メディア研究機関ピュー・リサーチセンターが19日に発表した調査では、7割が「テロで気持ちがふさぐようになった」と回答。睡眠の不調を訴える声が3人に1人に達し、事件が実生活に強い影響を与えていることがわかった。

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■そして2001年冬が来る

カブールノート No.8 ネイビーブルー・チルドレン

『そして、雪の上を歩く子供の足元に目が行った。素足にゴムのサンダル。 夏と変わりがない。ズボンの下にタイツを穿き、分厚い靴下に分厚い皮の靴を履いて、ほんの30分、空港で立っていただけで凍死するかと思った僕には信じられない光景だった。凍傷にならないのだろうか。』

『アフガニスタンでは今、寒さで子供が毎日死んでいる。 現在のアフガニスタンの状況を考えると、靴下や靴が手に入るアフガン人は、もうほんの数%しかいないはずだ。西部のヘラートでは8万人のIDP(国内避難民)がキャンプに住んでいる。キャンプといっても、かろうじてテントがあるだけで暖房施設がない。夜はマイナス25度にまで下がる。

1月29日から31日の三日間だけで150人が死んだ、という報告があった。そのほとんどは子供であった。毎日、死者の数は増加し続けている。今、500人を超えている。これが日本で読まれる頃にはもっと増えているだろう。凍える寒さの中で親は子供を寝かしつける。明日の朝、目を覚ますことを祈りながら。耐えられない話だ。』

『栄養不足も原因だ。マイナス25度、テントのみ、暖房なし、毛布なし、食料不足。日本人なら全滅ではないか。いったい国連は何をしているのか。テントを買う資金も、毛布を買う資金も、子供のミルクを買う資金も、何もかも不足している。ほんとに幸運な一部の人にしか行き渡らない。そうでない人から死んでいく。』

『このままではみんな死んでしまう。アフガン人は絶滅してしまうのではないだろうか、と思うこともある。鯨が絶滅するよりずっとひどい話だ。しかし、捕鯨反対のニュースほどにもアフガン人の危機はニュースにならない。増えすぎた種の鯨の肉をアフガン人の子供に配給できたらどんなに助かることか。日本のニュースには出ているのだろうか。』

『世界銀行によると、世界のもっとも裕福な人、200人の資産を合計すると、もっとも貧しい人、20億人の資産の合計よりも多いそうだ。世界の約三分の一の人口と200人・・・?これは確かに現在の話で、古代ローマやエジプトの話ではないのだ。明確に貴族と奴隷が区別されていた時代と現在のどちらがましなのか判定できないではないか。』

『確かに。しかし、海外投資の70%は裕福な国どうしの間で行われている。20%はたった8つの、民主的というよりほとんど独裁的な発展途上国に流れている。そして、残りの10%がもっとも貧しい100カ国に分散されている・・・こういう数字は特権クラブの繁栄を示しているだけにしか見えないが、それをグローバリズムと呼ぶのだろうか。』

『 あと一枚毛布があれば凍死しつつあるアフガン人の子供を一人救えるかもしれないと思いつつ、破綻している企業を救うためにアフガン人の子供全員を救うよりはるかに巨大な金が投入されているのを見るのは、あるいは極端な経験なのかもしれない。』

『 そういう国の99%を支配するタリバンに対して、国連安全保障理事会は2000年12月19日、国連事務総長の懸念にも現地国連人道機関の代表者の反対にもとりあわず、制裁をさらに強化する決定をした。国連安保理決議1333号。』

『 制裁決議と同時期、WFP(世界食糧機関)は、今年アフガニスタンで50万人から100万人の人が飢餓で死ぬ可能性があると発表した。』

『 彼らが制裁に反対する理由は、今、それどころではない、まったく政治に関係ない人が大量に死につつある、制裁はそれを加速する、それだけである。』

『 去年「イラクからの手紙」を書いた直後、イラクにおける国連人道援助の最高責任者が国連制裁を批判して辞任した。それに続き、WFPの現地代表も同様の理由で辞任した。今、アフガニスタンの現地国連関係者で国連制裁に好意的な人は僕が知るかぎり一人もいない。』

『 出席者はWHO、UNICEF、国際赤十字委員会、国境なき医師団など、主に医療関係の援助団体だった。タリバンの公衆衛生副大臣が会議の目的を説明し始めた。副大臣といっても、とても若い。まだ30代だろうと思う。タリバンはみんな若い。彼は西部のヘラートと北部のバグランのIDPキャンプの状況を、もはや手におえない状況だと言った。』

『 副大臣は助けを求めていた。「ヘラートとバグランのIDPキャンプで死ぬ人の数は増えていくばかりだ、もう手におえない、なんとか死者が増えるのをくい止めたい、カブールから援護を出したいのだが、我々にはトラックも救援物資も何もない、そこで各機関から供出できるものを出してもらえたらありがたい、それを集めてカブールから送りたいと思う」ということだった。』

『 そして、副大臣は出席者一人一人に何が出せるかを問うた。 すべての出席者の返答がほとんど同じものだろうということは、僕に限らずすべての出席者がお互いに分かっていたと思う。誰も答えたくなかった。が、副大臣の一番近くに座っていた出席者から答えざるを得なかった。』

『 「ヘラートにもマザリシャリフにも我々の支部があって、彼らが西部、北部を担当しているので、カブールからは何もできません」と。』

『「公衆衛生省にもヘラート、マザリシャリフに出先機関がある。彼らは全力を尽くしている。それでも手におえないからカブールから援護を出そうと思っているのだ。ある地域が危機に陥っていたら、他の地域が助けるべきではないか。救援物資や資金を融通しあうべきではないか」

と副大臣は腹の底からこみ上げる何かを押さえ込むように低い声でゆっくりと言った。そのとおりなんだよなあ、と思う。でも組織、特に国連機関の内部では予算の配分がどうたらこうたらで何もスムーズに動かない。なんだかんだ言ってるうちに常に後手後手になる。緊急援助機関なんて名称は実際ほとんどお笑いとしか思えない。』

『「ペシャワルにあるか、もしくはすでにヘラートに運ばれている毛布7000枚をヘラートのIDPに配給したい」と僕は言った。これはもうはったりだ。組織がだめなら、自分で毛布7000枚買うしかない。かなりの借金になりそうだ。

全員の返答が終わり、結局、副大臣が思い描いていたような救援物資を満載したトラックの派遣という事業はできないことが明らかになってしまった。自分の意気込みが空回りに終わり、失望したような、あるいは何かの失敗を恥じるようなそぶりで、誰とも視線を合わせず、副大臣は言葉少なく会議を終えた。』

『 わさわさとみんな立ち上がり、談笑しながら退席していく。僕はなんか忘れ物をしたような、やりのこしたことがあるような妙な気分でまだソファーから立ち上がる気分にならず、ぼやーと皆を見ていた。ななめ横にいる副大臣は、何かを見るでもなく、前を向いたまま座っていた。何か後味が悪い。僕は立ち上がった。挨拶をしようと思い、もう一度副大臣の方を見てみた。

副大臣は靴下を履いていなかった。』

『 これを書いた数日後、救援物資が届き始めた。UNHCRの7000枚の毛布も配給された。ある国の援助はメディアに大きく取り上げられ、ある国の援助はまったくとりあげられていない。いずれにしろ、凍死し続ける子供というニュースはいくつかの国の重い腰を動かした。しかし、ごく一部の人が救われるだけという事実にはまだ変わりがない。30年来最悪の旱魃に見舞われ、今年の農業からの収穫は絶望的だと言われている。そして、タリバン支配地域のみの制裁強化が発効したため、北部連合軍が一斉反攻に出ると予測されている。』

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■餓死

海亀日記 9月29日

『 アフガニスタンはいま、未曾有の旱魃にさらされれています。すでに昨年六月の時点で、飢餓に直面している人たちが400万人、餓死線上にある人たちが100万人いるそうです。このままでは、数百万の餓死者が出るだろうと言われています。  首都カブールにある中村哲医師の五つの診療所は、いまや難民キャンプと化しています。三年前に、巡航ミサイルを集中的に撃ち込まれたジャララバードにある診療所では、車輛、機材、薬品などを移転する作業に取りかかっています。五か月間ぐらい籠城できる体勢をつくろうとしています。報復戦争が始まったとき、まっさきに死んでいくのは、餓死線上にある女性や子供たちです。』

『「瀕死の小国に世界中の大国が束になり、果たして何を守ろうとしているのか」と、中村医師は記しています。』

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■ユニセフ子供ネットワーカーから

 海亀掲示板

『 アメリカにおける同時多発テロと長引く干ばつによる影響をうけアフガニスタンとその周辺国で安全と援助を求めている多数の国内難民や難民の子供と女性を支援するため日本ユニセフ協会は50万ドルをユニセフ本部に拠出することを決定しました。9月20日より受け付けを行なっている「アフガン難民緊急基金」は、郵政事業庁のご協力により9月25日から郵便局での送料手数料が免除されています。皆様のご支援よろしくお願いいたします。アフガン難民緊急募金 』

郵便振替00110-5-79500 口座名義、財団法人日本ユニセフ協会 (通信欄にアフガン難民と明記)当協会への基金は寄付金控除の対象となります。送料手数料は免除されます。インターネットからも募金受け付けています。 http://www.unisef.or.jp ユニセフ募金の問い合わせ 0120-88-1052

『 僕は、ユニセフ子供ネットワーカーです。また、ユニセフカードはデパートやスーパーでも売っています。友達に出すクリスマスカード、誕生日カード、葉書は、ユニセフカードをよろしくです。』

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■中村哲医師ペシャワール会

 海亀掲示板

『 もう二十年ぐらい、アフガニスタンでNGOの医療活動をつづけている、中村哲という医師がいます。アフガンのハンセン病の人たちを救う医療活動も、粘り強く、つづけてこられました。  中村哲医師を、長年ぼくは尊敬しています。最も深くアフガニスタンに関わってこられた方です。アフガンの現実を、だれよりもよく知っておられます。だれが苦しみ、だれが支援物資を必要としているかも、一番よく知っておられます。信頼できる人です。』

『 その中村哲さんが、10月上旬、支援物資を持って、再度、現地入りされます。アフガニスタンでは、もうほとんど医薬品も底を尽きかけています。 中村さんの活動母体「ペシャワール会」への支援をお願いします。』

  ★ 寄付 郵便振替口座 福岡01790-7-6559 ペシャワール会     ペシャワール会のHP: http://www1.mesh.ne.jp/~peshawar/     (現在工事中ですが、数日後に再開される予定です)   ★ 電話: 092-725-3440 or 731-2372   ★ FAX : 092-731-2373

───ペシャワール会について ───●中村 哲医師 略歴

 1946年、福岡市生まれ。福岡高校・九州大学医学部卒業 専門は神経内科(現地では内科、外科もこなす)  ペシャワール会現地代表、PMS(ペシャワール会・医療サービス)院長  国内の診療所勤務を経て、1984年4月パキスタン北西辺境州の州都ペシャワールに赴任 。

 以来17年にわたりハンセン病のコントロール計画を柱にした貧困層の診療に携わる 1998年には基地病院をペシャワールに建設、パキスタン山岳部に2診療所も併せ持つ 。

 1986年からはアフガン難民のためのプロジェクトを立ち上げ、現在アフガニスタン無医地区山岳部に3診療所を設立してアフガン人の無料診療に携わる。また病院、診療所で患者を待つだけではなく、辺境山岳部へも定期的に移動診療を行っている。現地スタッフ220名、日本人ワーカー5名、年間診療者数約20万人

 現在、アフガニスタンは今世紀最悪といわれる干ばつにみまわれているため、2000年8月より医療活動の一環として水源(井戸、地下水路カレーズ)600本を確保すべくアフガニスタンで陣頭指揮を執っている。(2001年8月現在で総作業地618か所、うち利用可能な水源は552か所。現地スタッフ700名、日本人スタッフ5名) さらに2001年3月からはアフガニスタン首都カブールに緊急診療所5か所設立して医療活動にあたる

地球から37億マイルの彼方へジャンプします

■軍産複合体と石油メジャーの利益
アメリカがアフガニスタンを「欲しがる」わけ

2001年9月28日 高山義浩(『国際保健通信』編集・発行人)

●再生産される「ならず者」たち

『 明確な敵対勢力が見当たらないのに、なぜ、コストのかかるアメリカの軍事プレゼンスを支持しなければならないのか、アメリカ人自身を含めて、同盟諸国は混乱しはじめていた。こうした中、今回のテロが発生した。アメリカに対する脅威は、同盟諸国を含めたネットワークへの脅威であると再解釈され、アメリカの軍事プレゼンスについての新理論が構築されつつあるわけだ。』

●崇高な理想と陳腐な現実

『 近年のアメリカの軍事プレゼンスは、中東の安定をきわめて重要視してきた。それは、たまたまそこに石油があるからである。そうでなかったら、湾岸戦争もなかっただろう。アメリカは軍事力を背景とした世界の基軸国である。アメリカは強くなければならない。そして不動でなければならない。すくなくともアメリカ人の多くはそう考えている。』

『 民主主義の唱導者と自認するアメリカの矛盾は、湾岸戦争であからさまとなっていた。多国籍軍が守ったとされるサウジアラビアとクウェートは王制国家であり、イラクは共和国家だったからだ。アメリカにとっての自由世界とは、メードイン・アメリカの世界である。たとえ、国民によって選ばれた指導者であっても、メードイン・アメリカでなければ排除しなければならない。』

『 これからアフガニスタンがアメリカ主導で国際社会に復帰するとすれば、王制に引き戻されることになるかもしれない。「まさか?」と首をかしげる人は、カンボジア和平を思い出せばよい。「カンボジア人民共和国」が国連主導でどうなっただろう。北京にいたシハヌーク国王が呼び戻されて「カンボジア王国」になったのである。資本主義諸国にとって、一番手なずけやすい政治体制だったからだ。』

●崩壊しつつあるサウジアラビア

『 サウジアラビアは、表面的にはアメリカの友好国である。「表面的に」というのは、アメリカを友人と考えているのはサウジアラビア政府だけであって、民衆はそれを支持していないという意味だ。欧米資本主義諸国は植民地支配の方法論を、こうした途上国に適用することを忘れてはいない。つまり、民衆の支持が得られにくい国では王制を強く支援して、その王族を抱き込んでゆくわけだ。』

『 サウジアラビアの王制は、その国民をカネで手なずけることで維持されてきた。石油の富によって、市民は課税されず、医療も教育も無料である。イラクと違って、サウジ市民には国家への忠誠はなく、苦境を耐え忍ぶことも知らない。市民は、豊かさを与えるがゆえに彼らの政府を支持してきただけである。』

『 石油価格が低下しはじめる80年代までは、このやり方に問題はなかった。だが、80年代初頭は1万7千ドルだったサウジアラビアの1人あたりGDPも、今では7千ドルへと低下している。政府はいまも財政赤字を無視して、国民へのサービスを続けることで、なんとか支持をとりつけようとしている。だが、石油による収益が今後改善する見通しはなく、経済の破綻は目前に迫っている。それはすなわち、王制の破滅を意味している。』

『 一方、サウジアラビアの宗教界は、延命に躍起になっている王族に極めて冷淡である。政府が欧米の「不信心な軍隊」を湾岸戦争のとき招き入れて以来、宗教指導者たちは、王族を含む現政権を疑問視している。』

『 アフガニスタンでソ連軍を相手に義勇兵として闘った経験をもつ約800の人々だ。彼らの宗教的信念が、現政権の宗教的不純を見逃すはずがない。サウジアラビア政府がオサマ・ビンラディン氏を見捨て、アフガニスタンを叩くアメリカと協調するならば、軍事訓練を施され、殉教を怖れぬ彼らの反乱は、現王制を大きく揺るがすことになりかねない。』

『 サウジアラビアの内乱が近いと、ホワイトハウスは踏んでいるのではないかと僕は思う。内乱の導火線は露出しており、その周辺で多様な火花が散っている。そしてもし内乱に突入すれば、紛争は石油の管理権をめぐる戦いへと進展し、油田地帯もしくは精製施設そのものが戦場となる可能性が高い。そして、この世界最大の産油国の危機は、世界的な恐慌の引き金となりかねない。』

『 だからこそ、アメリカは中東の石油戦略を大きく改める必要があるのだ。前置きが長くなったが、これこそが「高貴なワシ」作戦の重要な意図と結びついてくる。 』

●カスピ海周辺の石油資源

『 アメリカの覇権に反抗的でなく、新たな開発の余地のある国々。それには非常に都合のよい国々がある。すなわち、アゼルバイジャン、カザフスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンという4つのカスピ海周辺諸国である。』

『 1991年のソ連邦崩壊によって誕生した4つの新生諸国には、推定で2千億バレルの石油が眠っているとされ、その量は、世界最大とされるサウジアラビアの埋蔵量に匹敵する。また、トルクメニスタンに存在する天然ガスの埋蔵量も相当なものだ。』

『 102兆立方フィート、これはロシアとイランに次ぐ、世界最大級のガス資源である。これらの油田・ガス田開発のために欧米石油メジャーが乗り出しているが、技術的には今からでも掘り出せる状態にあるという。問題は別のところにある。それは、採取した原油と天然ガスを、どのようなルートで運搬するかということだ。』

『 そこで石油メジャーが注目しているのが、トルクメニスタンからアフガニスタン経由でパキスタンにパイプラインを通すというプロジェクトである。これが実現すれば中央アジアの原油、天然ガスを中東を通すことなく入手可能となる。』

『 加えて、この石油をめぐる資源開発は、石油建設大手にとっても、流涎のプロジェクトとなる。実際、このプロジェクトには500億ドルから700億ドルの海外投資が必要だと考えられている。』

『 ただ、この計画を実現するためには、厄介な連中がいる。それは、言うまでもなく反米的なタリバンだ。彼らが、パイプライン構想のど真ん中でイスラーム原理主義の理想に燃えている限り、構想は頓挫したままである。彼らはまさに石油開発の「ならず者」なのである。』

●尻馬にも乗り方がある

『 キューバ・イラン・リビア・イラク、そして今回のアフガニスタンと、アメリカは定期的に「ならず者国家」を指名している。アメリカは唯一の超大国という立場を利用して、自らの利益をグローバルな問題への対応としてすり替え、他国の協調を引き出そうとしている。』

『 もうそろそろ気が付いた方がいい。アメリカの言っていることはほとんど当てにならないし、矛盾だらけだ。むしろ日本は、彼らのやっていることをよく分析してゆくべきだ。そうすれば、ヨーロッパのように上手に尻馬に乗れるようになる。望むなら、馬から降りることだって可能になるだろう。』

『 アメリカは自らのリーダーシップに依存する日本を嘆きながら、一方ではこうした関係の継続を主張しているわけだ。今回のアフガニスタン報復にしてもそうである。日本が「主体的に」この戦争に参加することを期待しながらも、決して「参加しない」という選択肢を許そうとはしていない。』

『 日本のアメリカに対する依存体質、これを清算するのは政府だけの仕事ではない。むしろ国民こそに、そういうメンタリティーを自主的に清算することが求められている。多くの反戦論者が「憲法があるから派兵できないはずだ」と主張している。ここにも依存体質がみてとれる。なぜ「憲法にあるように派兵してはいけないのだ」と言えないのか。』

『 国際情勢を自分の目でよくみる。そして自分の判断をくだし、国内法あるいは国際法による根拠を求める。さらに同意見の人々で世論を形成し、国内外への圧力に変える。これが国際問題と関わる僕たち日本人の出発点となるべきだ。さもなくば21世紀の日本人もまた、前世紀と同様、気づかぬうちに戦争に巻き込まれ、焼け野原で呆然としていることになりかねないだろう。』

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■映像の力

田川 一郎 (9月30日)

『 映像は戦争を始めさせる力も持ていますが、止めさせる力も持っています。  ボクがタリバンに映像戦略のコンサルタントを依頼されたら、次のようなプランを提案します。』

 1)世界中のメディアをアフガニスタンに招きます。    3年間雨が降らない干ばつの様子、    内戦と干ばつで村を逃れて避難民キャンプで暮らす人々、    食料がなく、土を食べるこども、    爆撃を予測して脱出する援助ワーカー、    配給が止まり、死んでいく子どもたち、    などを取材させ、テロに関係ない市民を殺すな、というムードを作ります。  2)爆撃が始まっても、メディアには自由に取材させます。    カメラマンには常に功名心がありますから、危険なところも厭わず取材してくれます。

『 市民が被害者になるシーンが配信され始めたら、映像戦略の効果が出始めます。   “ひどすぎる”というムードが出て来るからです。   陸上の戦闘が始まれば、アメリカ兵にも犠牲者がでるでしょう。   これが報道されれば、アメリカは、一気に反戦ムードになります。   戦場に息子を喜んで送り出している母親は一人もいない筈ですから。』

『 戦場の悲惨さが報道された事が、アメリカ国内の反戦ムードを盛り上げました。  ベトナム戦争を終結させる大きな力になりました。』

『 アメリカはベトナム戦争で失敗したメディア戦略を湾岸戦争に生かしました。  メディアは発表に頼る以外、方法がありませんでした。  アフガニスタンでも、同じ方法がとられるでしょう。  ですから、タリバン側からの映像発信が、世界の、とりわけ、アメリカの反戦ムードを作るのには不可欠です。』

【アフガニスタン 4000頭のロバ】
勝間靖さん(ユニセフ アフガニスタン事務所・在イスラマバード)9/29

『 エレンはこの地域で働き始めて10年くらいになる(と思う)。 オランダ人の彼女は,国連難民高等弁務官事務所のクエッタ事務所で同僚だったパキスタン人と結婚し,その後,ぺシャワールでいろいろなNGOで働いていたが,4年ほど前からユニセフ職員としてアフガニスタンの仕事をするようになった。 このところ彼女は,教科書をバダクシャン州の学校へ届けるために大忙しである。  北部同盟が支配するバダクシャン州では女子教育が認められている。 しばらく前に,ユニセフ親善大使の黒柳徹子さんを学校視察にお連れしたが,何千人という女性が一生懸命勉強している姿には感動する。』

■中村哲氏の著書

海亀掲示板694

『 グローバルピース・キャンペーンの米紙報復反対広告掲載のための募金は28日現在で931万円が集まっています。ここ一週間の間に随分と広がっているという気がします。寄付金の一部ですでにニューヨークタイムズ紙に広告掲載予約をしたそうです。アメリカ主導の軍事的報復に反対する日本人の意見をアメリカ人知識層や権力の中枢、報道関係にいる人たちにアピールするにはいい手段だと思います。』

また、アメリカの署名サイトで行われている報復反対署名は、現在の ところ約20万人の署名が世界中から集まっています。個人的には署名の伸びはあまりよくないと思いますが、このところ日本人の署名がものすごく増えています。』

耳を清ませばガイアのシンフォニーが・・・

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