広告収入は サイト維持に活用します。
どうも有り難うございます。


観 て る だけ


見たいURLを入力したら、ふりがながつきます。
http://
パワーストーン
ロータス・パラダイス
新しい存在の開花

ジルコン クリスタルで、 くつろぎ浄化が自然に 起きることを助けます。


インドの砂漠が森へと甦る。イマジン&実践レポート / ああ、インド暮らしの日々/ /月刊いんどアーユルヴェーダ新聞 /インド伝統医学に学ぶアーユルヴェーダな生活有料メルマガ
/目次/ /TANTRA/ /ヴィギャン・バイラヴ・タントラ/ /黄金の華の秘密/ /和尚/ /太母/ /創造/ /チャンプルーズ/ /2004年後半/ /2004年前半/ /2003年/ /2002年後半/ /2002年前半/ /12月下旬/ /12月中旬/ /11月中旬/ /11月上旬/ /10月下旬/ /10月中旬/ /10月上旬/ /9月ニューヨークテロ以後/ /9月ニューヨークテロ前後/ /2001年前半/ /ほんまかいな、そぉかいな?/ 転載元のURLを明記して、転載転送歓迎!  コピーレフトCopyleft(C)2004 Earth Reforesting System 

■21世紀が泣いてる・・・ 宇多田ひかる

『 一人の子供が深く傷ついて、泣いてるところを見ると、なんだか「人類」っていうもの全部が泣いてるような気がするのね。そして全人類でその子を守ってあげなきゃいけないような気がするの。』

『 守ってくれるはずだった人に裏切られた時って、世界のもの全てに裏切られたような感じ、するじゃない?だから九月十一日に起きた突然のテロ攻撃をアメリカだけではなく、「全人類に対する攻撃」だって言うアメリカ政府の気持ちってちょっと分かる。』

『 でもね、今この瞬間にも行われてるアメリカによる報復の爆撃も、「テロに対する戦争」だって言ってるけど、どうしてもそれもまた全人類に対する攻撃のようにしか思えないの。だってどこかでその子がもっと泣いてるような気がするんだもん。21世紀が泣いてる・・・ 』

『 こっち側にはこういう正当な理由があるとかあっち側にはこういう歴史があるとか、報復すべきか、どっちの方がより多くの被害を受けてるのか、自分はどういう見解を持てばいいのか、そのスタンスをどう周りに表明すべきなのか、って世界中の政治家も国民も議論してるところだけど、なんか私はみんなに怒りでいっぱい。』

『 戦争というものがいかに政治と経済の問題であるかってことを改めて実感してます。国民の怒りをあおる政府もメディアも、身近にいる外国人に仕返しをする人達も、テロ撲滅に参加するって言ってる政治家も、5ドルのちっちゃなアメリカの旗を自分の車に飾ってるアメリカ人も、電車で隣りの席にアラブ人っぽい人が座って少しでも「やだな」って思う日本人も、みんな自分を痛めつけてるだけで、すごく悲しい。』

■我が子の首を絞める心の病
日本の高校生は対米テロ・アフガン報復戦争をどう受けとめたか

01.なぜ?戦争などが起きるのだろう。なぜ?話し合いで解決しないのだろうか。なんで、同じ人間なのに争うのか。私はとても不思議で仕方がない。人は死んだらとても悲しいのに、それなのに人は人を殺す。この世の中、間違っている。いつになったら本当の平和が訪れるのだろうか?日本がどんな行動に出るのか、戦争になってしまうのだろうか、人が死んでしまうのだろうか、今後のことが心配でたまりません。とても恐ろしくてつらいです。

01.アメリカは、アフガンがテロをして、多くの人々が行方不明や死んでいることに対して怒っているのに、戦争をしたら、今まで以上に死ぬことは何とも思わないのかと思います。日本は、昔の戦争以来、アメリカの言いなりになっている。はじめは、日本は戦争に一切参加したくないといっていたに、軍を派遣した。軍を派遣したことによって、日本が攻撃されるかもしれない。

04.すべてが分かっているわけではないが、戦争はしてはいけないのはもう分かっている、と思っていた。戦争はやっても得はなく、命しか奪えない。テロはすごくひどい行動だと思うが、アメリカが戦争をやってしまっては、テロ以上の命を奪い仲がまた悪くなり、少しのことでも戦争が始まり、それが拡大して世界戦争になってしまうのがすごく心配だ。

11.僕は、そもそも日本はいろんな国でいい顔をしすぎたと思う。はっきりしてほしい。米の肩を持つといくつかの国からは嫌われる。米の肩をもたなければ安保条約が乱れる。それなら日本は、どこの国にたたけれてもスイスのような国になるべきだと思う。今回の事件については、僕はこう思った。アメリカは目の前にあることしかみていない。中東の人たちが怒っていることも受け止めてほしい、田戸行って、ペンタゴンまでやられたアメリカが黙っていたらメンツもつぶれるし、世界中でテロリストが増えるだろう。実際のところ僕はどうしたらいいのか分からない。ただ人間が生きている限り戦争はなくならないと思う。なぜなら、人間は自己中心だからだ。アメリカがやられても日本人は戦争はよくないというが、自分の身内が殺されたら間違いなく相手を殺したくなるものだ。でも、日本はどっちの気持ちも分かる国だから、やった側の気持ちもやられた側の気持ちもよく考えて行動すべきだと思う。

17.自衛隊をアメリカに送って、戦争の手伝いをするよりも、もっと他の手伝い方があると思う。未だに、ビルの下敷きになっている人たちの数は、100人、200人程度の人数ではないのだから、「阪神大震災」の時や、他国で大地震があったときのように、ビルの下にいる人々を救出するという「目に見える参加」の仕方もある。戦争の手伝いをして、何の得もない。戦争なんかしても、勝ったからと行って、アメリカのビルが元に戻る訳じゃない。逆に死者が増えるだけ。何十カ国の国の人が巻き込まれているのなら、その何十カ国の人々と協力して、行方不明者を捜すべきだ。戦争なんかしている暇はどこの国にもないはずだ。

19.確かに、日本人も被害を受けているけど、軍事的な支援をしなくてもイイと思う。3年生の人が言っていたように、小泉首相も歴史は今まで学んできているのだから、戦争が起こるとどんな被害が出るのかは分かっているだろうに・・・。小泉首相の発言にはがっかりした。まるで、日本の歴史をばかにされたようだ。世界が、日本が今まで戦争が起こって、どれだけ苦しんできたのか、一から学びなおした方がいいと思う。どんなに頭の悪い人だって、戦争が起これば、どうなるかなんてわかると思うのに・・・。こんなんじゃ、ほんとうに米のいうとおり動いているだけだと思う。小泉首相も、しょせんは、そこらへんにいるバカと一緒だと思った。他の国に対してじゃなく、はじめて自分の国がはずかしいと思った。

01..やっぱり戦争はしてほしくない。今まで「戦争はどんなんか」とか「人が何人も死んでいく」とか学んできて、私だったら嫌だなあって思った。戦争の資料のビデオとか見てたら、人間じゃないみたいだった。そんな時代がくることは、絶対に嫌だ。みんな仲良く、話し合って明るい世界が一番みんなの幸せだと思います。

16.私は、米国の攻撃には反対です。あれだけの人数の人が死んだのに、まだ殺し合いをするなんておかしいと思います。(アメリカの議会)議員で反対がひとりって言うことを聞いて驚きました。

30.アメリカが攻撃をしたことを知ったとき、一瞬頭の中が真っ白になった。

32.戦争はしてほしくない・・・。勝ったとしても負けたとしてもなくなった人たちが元に戻ってくるわけではないし、何の意味もないと私は思う。戦争は、ただ何もかも傷つけるだけだと思う。

43.米の戦争のおかげでもう何人もなくなってしまって、すごく悲しいです。戦争をしたからって、後に何が残りますか?何一つ残らないのに・・・。その戦争に日本の小泉首相も支持するなんて・・・、私は信じられません。関係のない人まで巻き込むと言うことがわからないのだろうか。私は、今なんか人が亡くなっていくと言うことがとても悔しい気持ちでいっぱいです。もっと他の方法を考えてほしかった。死者のでない方法で。

45.私は、戦争はやってほしくないです。関係のない人たちが死ぬにはイヤです。大人たちだけで勝手に事を進めているけど、小さな子どもたちはどうなるんだ、とか思う。せっかく戦争のない平和な今に生まれてきたのに。和つぃだって、ずっと平和なままでいたい。私は、戦争をしたい人たちだけで、どっかの無人島で戦争したらいいと思う。できれば、戦争はしてほしくないです。戦争以外のことで解決できるようにしてほしいです。

56.私は、アメリカがアフガニスタンに攻撃したという報道を聞いたとき、一番思ったことは、アフガンに住んでいる人のことです。ほとんどといっていいくらいアフガニスタンの人たちは関係ないのに・・・。かわいそうです。日本も日本でおかしくなっているような気がします。いくらアメリカのいうことを聞いてきたからといって、戦争に参加する必要はないと思います。せっかく平和な国といわれていた日本も戦争に加わっては、何の意味もないと思います。

60.戦争をしようとしているのなら、何も知らない、理解していない子どもたちまで巻き込まれることになる。『自分の子どもの首を、自分の手でしめようとしていることと同じ』ということに、テロ事件に関わった人たち全員に、関わりがなくても戦争をしてもかまわないと思っている人たち全員に、わかってもらいたい。どんなに安全なところに身を隠して、自分自身を助けることができても、他の人はどうなるのかをちゃんと考えてほしい。やっぱり、今の世の中を見ていると、こんな大人にだけはなりたくないと思う。

65.アメリカは何で反撃なんかしたん? 冷静になって考えたらおかしいで。確かにテロ攻撃されてむかついたよろうけど、そんなんしたらアフガニスタンとやっていることは一緒になるヤン。やられてイヤ、ってわかっていてなんで同じことするのん? アホやん。自分の国のメンツとか守ってるんじゃなくて、まず対テロ攻撃してどれだけの人が死ぬんかとか、そーゆー事を考えてほしい。そんなん小学生くらいの子でもわかることやで。自分がやってて恥ずかしくないん??て思う。小泉ももう一回冷静になって考え直してほしい。戦争なんかイヤや。

69.結局戦争になるのかなー。もう25人くらいの人が死んでるんやろ?人が死んだからと言ってどーにもならんのに、何でそんな簡単なことがわからんねんやろー。日本の人もいったんやろ。いったい何人の人が死ななあかんの?悲しむ人が多くなるだけややのに。

75.小泉首相の言葉が「すべての日本人の言葉」と思われたらイヤです。少なくとも私はこれ以上の犠牲を出してほしくない。戦争は「憎しみ」しか生まないと思う。そして「憎しみは憎しみしか生まない」。『テロで犠牲になった人のため』と言って、戦争をしてしまったら、次は『戦争の犠牲になった人のため』といって「ドロヌマ」になってしまうと思う。世界中で戦争したら、世界中に憎しみがあふれるんだろうなあ。そんな悲しい21世紀にしてほしくないし、してはいけないと思います。

77.アメリカがアフガニスタンを攻撃したからと言って、イギリスやフランスまでもが参加する必要なナイ。空爆をしたって、テロによって起こったことは、何も戻ってくるわけではないし、アフガニスタンで生活している一般の人たちが巻き込まれ、何も関係ない人が死んでいく・・・。日本も、この攻撃に参加すると、『人殺し』と同じだ。最初に飛行機でぶつかってきた方が悪いが、その後攻撃したら、最初とやっていることが同じだ。飛行機が、つっこんできたことで、学習すれば、死者が増え、悲しむ人が増えることもなかったのに。

84.私は、アメリカを支持したいけど、やっぱせんそうとなると、私はどちらも支持できない。だって、被害にあうのは、やっぱり子どもだから。かといって、アフガンを許すわけでもないけど、でもやっぱり戦争はやめてほしい。(今からでもいいから)

85.私はこの戦いに賛成です。この戦いは、何年続くかわかりません。どれだけの犠牲者がでてもおかしくないこの戦いに、反対の人が多いと思うけど、アフガニスタンも米国に犠牲者と多くの文化的財産を壊してしまったのだから。むこうの人が全滅するまでやってほしい。

96.何が聖戦よ。戦争にいいもわるいもあるわけけないやん。日本も日本や、ちゅうとはんぱないしきひょうめいしてからに。もっとビンといってやらなあかんやん。

99.戦争はよくないと思う。攻撃して人がたくさん死んでいくのは嫌い。その攻撃をしている人は、楽しいかもしれないけど、何にもかかわってない人がまきぞいに死のはまちがっていると思う。むかつくことがあれば、話し合いでやればいいと思う。それも無理なら、その人たちだけでやってほしい。

2.早く戦争を終えてほしい。宇多田ヒカルや中田英寿がいってたとおり、私のやっぱり戦争を終えてほしい。いくらアメリカといえども、日本もいつ戦争が起こるかわからない。自分が攻撃されている身になってほしいなぁ。*

8.結局、私たちが何もいわないから出動させることが決まったけど、何か言ってもいわなくても政府(小泉首相)は自衛隊を出動させていたと思う。まわりの目を気にして、ビクビクオドオドしている負け犬は私たちの方なのかもしれない誰も目に見える反対をしないし、こう書いている私もしていない。いつになったら、攻撃に手を貸すだけで、戦争に加わっている、と気付くのだろう・・・。*

23.後方支援活動に協力してしまうと、米国に日本を売ることになる。どういうことかを考えること。

24.後方支援活動に自衛隊を出しているけど、戦争しに出しているのと一緒やと思います。小泉さんらが決めるんじゃなくて、国民の人の気持ちを聞いてほしいと思います。*

31.この前、テレビでアフガニスタンの難民を助けようとする日本人によるボランティア集団のことをやっていました。その場組で、アフガニスタンの人々は、現地でボランティア活動を続ける日本人にたいして非常に好意を持っているといっていました。もし、ここで自衛隊を送り、弾薬などを送るとなると、アフガンの日本に対する考え方が悪化するのではないかと思いました。また、アメリカ・イギリスがこのまま攻撃を続けていれば、アメリカのテロ以上の被害がアフガンに出て、大変なことになると思う。

52.自分が行くのではないのでいいと思う。それに支援活動であり、攻撃(戦争)するのではないのでいいと思う。

04.戦争は絶対してはならないと思う。なぜなら昔日本とアメリカの戦争でみんなひどい目にあっているからだ。アフガニスタンの10歳の子どもに「平和」を教えて上げたらいいと思う。まだ10歳なのに「戦争」を先に覚えたなんてかわいそすぎる。戦争は絶対だめ!

07.私は戦車とかカラシニコフとか地雷とか見たこともない。だけど平和を知っている。よく考えたら平和って何やろ?いーっぱい便利なものがあってどんどん便利なものを増やしていることが平和なんかな?アフガニスタンの男の子が地雷の代わりに花を植えられるのにって言ってたのがすごい頭に残っている。私らはふつうに花がみれて、木もみれて、帰る家があって、ごはんがあって。アフガニスタンの子どもにしたらこんなにふつうなことが「幸せ」で「平和」なんだろうなって思ったら切なくなる。今、私は幸せで、身近に武器なんかないからその武器の名前もしらへん。男の子も早く武器の名前も忘れるくらい幸せになれたらいいのに。戦争ってほんまにあほらしいわ。いっぱいの人傷つけて、人を死なせて。子どもたちのこと何も考えていない。親もおらんかったり、兄弟おらんようになったりしたら、さみしいのなんか考えんでもわかることやのに。全部の国で早く戦争なんかやめたらいいのに。私らはもっとパパやママや家族、友達、ラブラブな人とかいっぱい大切にしないとバチがあたる。

08.僕はアメリカの報復攻撃には反対です。テロリストがやったことはひどすぎると思う。でもその人たちはアフガニスタンの一部の人であって他の人間は関係ない。今のアメリカがやっていることはただの無差別殺人でテロリストたちと何の変わりがないと思う。日本はそんなアメリカを支援すべきではないと思う。アメリカは爆弾を落とす場所をまちがってアフガニスタンの関係ない子どもたちが死んでいるのを知っていてそれでも爆弾を落とすのかがわからない。「ビンラデインを殺すためならオマエは罪のない人間も殺すのか!」とブッシュに言いたい。

09.小泉首相はなぜ「日本はアメリカを支持する」と言ったのだろう。電話をブッシュからもらえなかったのに。イギリスや中国は直接ブッシュからもらえたのに。日本は頼んでやっとつないでもらったのに。そんなに米国と戦争したいのかな?そんなにアメリカにしっぽをふって「私は米国支持です」と言っても意味はない。政治のためにイージス艦を派遣するのはどうだろうか。そもそも自衛隊は自国の防衛のみなのに外国へっていうのは筋がとうらない。戦争屋にでもなりたいのだろうが、ブッシュは日本を戦争の手駒・自分の思い通りにしたいのだろう。今の憲法はアメリカが作ったのに今は都合が悪いから変えろと言う。日本はアメリカについていっても負の利益しかないだろう。私は平和的解決をしてもらいたい。前の戦争で何をまなんだのか忘れている。これだけは言える。戦争は何の利益ももたらさない。悲しみ・死・損害・これらの言葉だけでは説明できないくらいたくさんある。自分の国の人がたくさん死んだ。だからアフガンへ攻撃し復讐を果たす。これではキリスト教対イスラム教だとおもう。話し合いで解決してほしい。そしてアメリカもラデインが犯人だと証明し、両国の頭が集合して解決すべきだ。自分の家族が殺されると悲しいことだ。しかしアフガンの人々の悲しみも同じだと思うべきだ。いつまで日本はアメリカにしたがっていくきなのか。軍隊を持つことが国際的に自立したと言えるのだろうか。そんなに戦争をしたいのなら勝手にしてくれ。私は戦争はいやだ。アメリカはたくさん戦力を持っているので使いたくなるのだろう。FI5C・F22A・B2・イージス艦・トマホーク、どれも性能は高いが、コンピューターで人を殺していることはわからない。画面に映るマークが消えるだけ。消えたときには人が死んでいることが実感がないからだろう。

13.「アフガニスタンの10歳の少年の願い」を読んで胸が締め付けられるおもいです。今私が生きている世界には平和を知らないものがいる。平和を知らない代わりに相手を傷つける武器のことを多く知るものがいることを知りました。なぜ力で解決しようとするのか、武力で平和は絶対に得られないと思います。だからこそもっと世界の事情や情報を知らなければなりません。この問題は一国の問題ではないからです。この地球に生きている全人類の問題です。突然のテロ攻撃はアメリカだけの問題に考えない方がいいと思います。日本はアメリカのテロ撲滅戦争に支援すると小泉首相がいっていました。アメリカを助けることはないのです。どんな理由であろうと戦争は戦争。最後は人の血が流れる残酷な武力と武力の攻撃しかない。何の解決にもならない。人類はみずからの手で世界を閉ざしている。もっと他に解決策はないのだろうか?国の利益ではなく地に足をつけて考えて欲しいのです。アメリカは勝手に行動しすぎです。テロで自国がやられたからって戦争をするのはおかしい。戦死した人の家族はどうやって生きていくのか。米や米に協力した国にどういう思いを抱くのかとおもうと戦争という手段に疑問を覚えます。また同じ繰り返しではないだろうか。今度はアメリカではなく日本にもテロの手が伸びるのではないでしょうか。これから私たちが生きていく地上の上に血が流れるのは何としても止めなければなりません。

16.アメリカは攻撃してはいけない。なぜテロを受けて攻撃しないといけないのか。なぜ話し合いで終わらせることができないのか。アメリカという国がわからない。それより大人がわからない。子どもは大人を見て育っていくのに大人が戦争ばかりしていては次の世代も変わらない。なぜみんな平和主義になれないんだろう。みんなが平和主義になれば自衛隊もいらなくなる。大人は戦争を繰り返すくせに子どもが子どもがって。早く平和になって欲しい。

18.戦争からは悲しみや憎しみしか出てこない。攻撃したら罪のない人が死んでそれで人が人を憎んで仕返ししたいと思い、それが繰り返していく。そもそもなぜ武器が作られたのだろうか。人が生きていくために本当に必要なものなのだろうか。武器を作る技術なんて本当は必要ないのではないだろうか。もし武器が生まれてこなかったら戦争なんて起こらなかったかもしれない。罪のない人が死ななくてすんだかもしれない。何で話し合いができないのだろう。やられたらやり返すなんてことをしていたら最悪なことになることぐらいわかるではないか。武器を捨てどこの国も対立しないで協力しあい、平和な世の中にしていけばいいではないか。それがどんな人にとっても最高な幸せなことなのだから。

19.ブッシュ大統領が「これは戦争だ。アメリカにつくか、アフガニスタンにつくか、2つに1つ」っていったことがすごく不思議。いっぱいアメリカ人が亡くなった悲しさ怒り憎しみいろいろな感情があると思うけれどその同じ事をアフガニスタンに向けるのかなとおもうと悲しくなります。戦争してラデインをつかまえてさばいたとして何が残るのだろう。いっぱい人が死に、戦争への憎しみしか残らないと思います。ハイジャックされた飛行機に日本人も何人かのっていたのをニュースで知りすごく悲しかったけれど、まさか戦争になるとは思っていなかった。小泉首相も支持したみたいで、戦争に参加できるように法律を変えたみたいだけど、そんなことをしてたらまた多くの犠牲者が出ると思います。先生がいっていた爆弾100発中15発が民間に流れ込んでいて関係ない人を巻き込むことがすごく腹立たしい。やられたらやり返すみたいな子供じみた戦争なんかやめてテロに対してどうして対処していくかを話し合った方がよい。戦争ってかたちで無く話し合いで解決することはできなかったのかと思いました。炭そ菌とか今出てきているけれど、いつ日本に来るのかびくびくするのもイヤやから早く終わらせて欲しい。

アメリカ爆撃により負傷したアフガンの子供

■報道されないアフガンの写真
一般報道で放映されないアフガン戦争画像集

■食糧到着村は廃虚だった 壊れた家、家畜の死がい…

 【ペシャワル31日中西昌人】「市民の善意を届けようとした村は、空爆で壊滅していた」―。パキスタン北西辺境州のペシャワルを拠点に、戦火のアフガニスタンで食料配給のボランティアを進める福岡市の医療NGO(非政府組織)「ペシャワール会」現地スタッフがこのほど、同国のジャララバード郊外の農村に入った。だが、村は空爆で壊滅状態だった。スタッフたちは「対空砲もタリバンの拠点もなかった村に、なぜ爆弾が必要なのか理解できない」と訴えている。

 同会によると、壊滅したとみられるのはジャララバード西郊外の農村コラム村。小麦粉などを運んだアフガニスタン人スタッフが今月二十二日、現場の様子を撮影。崩れた家屋や散乱した家具、不発弾、そして空爆の犠牲者とみられる墓の数々、ヤギと牛の家畜の死がいなどが写っていた。

 現地を訪れたことのある日本人スタッフ目黒丞(すすむ)さん(29)によると、村には一九七九年の旧ソ連のアフガン侵攻後、ムジャヒディン(イスラム戦士)が掘ったとみられるトンネル跡があった。目黒さんは「トンネルが空爆目標になったのかも。でも、既に戦いのための場ではなく、子供たちの遊び場だったのに」と話す。

 近郊では多数の住民が空爆の犠牲になった可能性があり、タリバン政権側は空爆開始後の十四日、この村で「民間人二百人が死亡した」と発表していた。

 一方、同会が、アフガン国内で餓死の危機に直面している住民を救おうと、日本の市民からの寄付で取り組む食料配給事業は順調に始動。今月二十日の第一便以降、小麦粉をトラック二十三台分・計六十四万四千トン、食用油を同三台分・計六万リットルを発送し、カブールやジャララバードの住民に届き始めた。それぞれ約三万二千人、約三万七千人の三カ月間分に当たる量で、今後も準備が整い次第、トラックを走らせるという。

 十一月に入ると、高地のカブールやジャララバードの一帯は、最低気温が零度前後にまで冷え込み始める。同会現地代表の中村哲医師(55)は「空爆が続こうとも十一月中には十万人分を運び入れる。でないと厳冬下、弱り切った体でペシャワルへの百キロ、二百キロもの道のりを徒歩で目指す人たちが出てくるだろう。寄付金は一円も無駄にしない」と話している。(西日本新聞) [10月31日14時52分更新]

■● ペシャワール会 「アフガン いのちの基金」

カブール周辺で飢餓線上にある10万人を越冬させる緊急食糧配布プロジェクト

アフガンの子供

■情報テロの催眠術にかからないこと いのちのために

『 たしかにアメリカの態度に疑問を持つ人も多いと思いますし、それも当然だと思います。米政府はアフガニスタンに滞在中のラディン氏が首謀者だと一方的に決めつけ当初「ラディン氏を引き渡せ、さもないと攻撃する」と脅しましたが、今はラディン氏をたとえ引き渡してもアフガン侵攻はやるなどと、言うことが二転三転してきています。』

『 米政府のある種、不誠実な姿勢が、二次災害とも言うべき多くの犠牲者を生みつつあることもご承知の通りです。「慎重かつ徹底的に捜査を進め、再発防止のためハイジャック対策を全面的に見直す」といった、当たり前のスタンスがなく、世界中の動揺をさらに増大させることばかり、それも故意に行ってきたからです。日本にも、ラディン氏はまだしも「アフガニスタン」なり「タリバン」なりが犯人であると勘違いしているかたがおられるようですが、意図的に混同させるような報道がなされているのでしょうか。』

『 これは「情報テロ」という新しい犯罪ではないかとすら思えます。情報テロから身を守る方法は簡単です。テレビという一方向的なヘッドギアを外して、双方向的なネットで自分で調べてみる習慣、物事を何でもうのみにしない習慣を身につければ良いのです。「イラクの環境テロ」とアメリカが言い張ったのもあとからヤラセ写真と判明しました。』

『 しかしながら、どうか反米感情――とりわけ「米政府の世論操作の結果」をアメリカ人一般への嫌悪に勝手に拡大すること――だけは、思いとどまっていただければ、と思います。そのような怒りは、あなたが怒りを向ける対象の「おろかさ」とまったく同種のものであることは明らかだからです。』

『 また、言うまでもなく、今回の件でも、アメリカには、米政府のやりくちについて批判的な見方をしている市民もおおぜいおられます。どうか、そのことを肝に銘じて、便宜上「アメリカは」を主語に立てるときのくくり方(「国体としてのアメリカ」を意味するのであって「アメリカ国籍の人々全員は」ではない)について、自覚的になっていただければと思います。』

『 米ロの代理戦争のコマにされてから二十年以上、戦争しか知らないで育った人たち。「戦争でない状態」というのがどんなものか知らない。一度も安心して本当にぐっすり眠れた夜などないような、失うべき財産もない貧しい人たち。叩くって、すでに内戦で倒壊してる建物の上に爆弾まくんですか。難民キャンプで飢えている人々に、野戦病院でうめいている少年兵の上に、またぞろ劣化ウランでもばらまくんですか。』

アフガンの少女たち

アフガンの少女よ

『 わたしは、戦車、カラシニコフ、じらいを知っています。でも、「平和」というのがどんなものか知りません。見たことがないからです。でも、他の人から聞いたことがあります。』

『 わたしは、たくさんの武器を知っています。武器は、バザールや、街や、学校のかべや、家の前や、バスの中や、どこでも見られるからです。』

『 「平和」というのは鳥のようなものだと教えてくれた人がいます。また、「平和」というのは運だと教えてくれた人もいました。でも、それがどうやってやってくるのかは知りません。でも、「平和」が来ると、じらいの代わりに花が植えられると思います。 学校も休みにならず、家も潰されなく、死んだ人のことを泣くことがなくなると思います。』

『 「平和」が来たら、家に帰るのも自分の家に住むのも簡単になると思います。銃を持った人が「ここで何をしている?」とかきかなくなると思います。』

『 「(二十年に渡る内戦、異常気象、米ロのごり押し制裁による貧困等で)どっちにしても生きていてもつらいことばかり。だから爆弾が降ってきて子どもたちといっしょに死ぬハメになったとしても、かまわない。」レイラマさんは言う。アフガニスタンの首都カブールに住む。6人の子の母親だ。「でもね、アメリカの皆さんに、ひとつだけ知ってほしい――アフガン人がやったことじゃないんですよ」』


■マインドコントロールは命を奪う
池澤夏樹 2001−10−29

『 広告戦略の基本は人心の操作です。スポンサーが思う方向へ一般の人々を誘導することです。当然これは戦争にも応用されます。実際の話、現代では選挙はもちろんのこと、戦争も広告代理店のビジネスの場となり得るのです。』

『 多民族国家の典型であった旧ユーゴはばらばらになり、内戦状態になってたくさんの人が死にました。欧米各国が「人道的介入」をして、爆弾の雨が降りました。』

『 それに際して、セルビア人勢力は反ユダヤ主義者であり、ほとんどヒトラーのような思想の持ち主である、という説が流布し、国際世論は彼らを叩く方に傾きました。』

『 後になって、セルビア人が反ユダヤ主義者であるという説は、アメリカのルーダー&フィン( Ruder & Finn )という広告代理店が作ったフィクションであることが明らかになりました。スポンサーは、言うまでもなく、セルビア人を敵視する側。広告は人を殺します。』

ルーダー&フィンについての情報源は、最上敏樹著『人道的介入』(岩波新書)

■丸腰であることの重要な価値 小田実

『 アメリカ合州国兵隊の新兵訓練は「殺せ(チル)、殺せ(チル)」のおたけびとともになされる。「軍隊」と「戦争」はその本質において、「殺せ(チル)」から離れることはできない。「殺せ(チル)」はそのまま「殺される」に通じる。これもまた、「軍隊」「戦争」のもうひとつの本質だ。「殺される」がいやなら、二つをまるごと否定して、「軍隊」「戦争」を根本的に否定するほかはない。』

『 「戦争」にあっては、「前方」と「後方」の区別はつかない。私の子供のころはたしかにまだ「銃後」ということばが生きていた。しかし、そのうち、「銃後」は容赦なく空爆を受けて焼け野原になった。沖縄での「銃後」はまさに戦場そのものに化した。それは今、現在、現にアフガニスタンで行われていることだ。』

『 「野戦病院」での「後方支援」を説く人もいる。しかし、「野戦病院」は「軍隊」と「戦争」の一部だ。その証拠に、傷兵、病兵は癒(い)えればたちまち戦場に送り出され、癒えなければ「廃兵」となって病院を出される。この昔使われた「廃兵」ということばほど、「軍隊」と「戦争」の本質を端的に示していることばはない。』

『 「赤十字」は「軍隊」と「戦争」の論理、倫理を超えて人間の生命を救おうとしてつくり出された組織だ。かんじんなことは二つ。「赤十字」は、まず、敵味方を問わず生命を救おうとする。そして、それがまったく非武装――丸腰であること。丸腰であるからこそ、どこへでも行き、誰をも治療し、生命を救うことができる。いや、もうひとつかんじんなこと――誰からも信頼される。』

『 「平和憲法」をもつ日本の価値はそこにあった。形骸(けいがい)化してきたとは言え、他国に比べて、日本はまだまだ丸腰の国だ。そうとられてきた。それは日本、日本人に対する信頼の気持ちを醸成する。私は世界のいろんな紛争地域で、人びとのその気持ちを感じとった。「日本人だから」で、どこへも入れた。入れてくれた。しかし、今、現在、日本はその丸腰であることの重要な価値を急速、決定的に失いつつあるようだ。パキスタンやアフガニスタンで、多くの住民が日本を「敵」とみなし始めている。』

■他人の苦痛を喜ぶ無意識 

The i-N Gazette No.19-2 2001.10.17 『Thinking like Singing ―― 自由に法哲学』 ●小林 和之

悪い人を殺して
悪い人を殺して
悪い人を殺し尽くしたら
いい人だけのいい社会になるだろうか

『 僕たちは死と暴力の世界に生きている。死と暴力を肯定する世界に。それは別にテロとか戦争とかいう場合だけじゃない。死と暴力は、いつも僕たちの心の中にある。折にふれ、心のどこかで、殺せという声がする。』

『 絵空事の世界だけの話ではない。凶悪事件が起こったときのことを思い出してみればいい。さっさと死刑にしろという言う人は少なくない。育ちのよいお嬢さんが、こともなげに早く死刑にすればいいのにと口にする。』

『 わたしは自分の問題として考えている。結局、わたしは死と暴力が好きなんだろうか。好きといわないまでも、縁が切れないんだろうか。』

『 悪いヤツは殺せ。これはわれわれの文化と言っていいだろう。』

『 そういう文化の中で育ったわたしにとって、凶悪犯を死刑にすることは至極当然で、特に疑問に思うことはなかった。その素朴な確信を揺るがされたのは、たぶん中学のころ、コードウェイナー・スミス「シェイヨルという星」を読んだときだ。』

『 スズタルという中尉が、(確か政治犯として)流刑地(星)に送られてきたところから話は始まる。』

『 わたしが衝撃を受けたのは最後のページのほんの1行ほどの記述だ。』

『 革命が起こり悪の独裁者は政権から追われ、スズタル中尉は解放される。中尉は、新政権の人間に尋ねた。「ヤツはどうなった」そして、その答は中尉を驚愕させるものだった。心理矯正措置により、その権力者は善人に生まれ変わった。過去の過ちによって苦しむことがないように、その記憶は消去した。当然ながら処罰はされない。「正当な報い」を求めて抗議する中尉に対し、新政権の人間は言う。

わたしはあなたに何でもしてあげたいと思います。でも、他人の苦痛だけは差し上げるわけにいきません。』

『 冷や汗が出た。』

『 わたしは他人の苦痛を求めているのだろうか。それを楽しんでいるのだろうか。』

『 それでもどうしても認めざるを得ないことがあった。それは、少なくとも極悪人への死と暴力が自分にとってひどい不愉快ではないことだ。少なくとも、「正義をつらぬくためのやむを得ない代償」として、苦渋に満ちた決断によって受け入れたのではない。こういうとき、死と暴力はわたしにとって嫌悪すべきことではない。』

『 極悪人の死と苦痛を望むことが間違いとは言えないとしても、極悪人も含めて、他人の苦痛をすべて否定することのほうがより正しいのではないか。そもそも死と暴力を限定的にせよ肯定する社会だから殺人が起こるのではないか。他人の苦痛に対して、死と暴力に対して嫌悪の念しか感じない社会ではそもそも殺人がほとんど起こらないのではないか。』

『 死刑を行なうということは、罪のない人を死刑にする場合ができるということだ。人間のすることは、完璧ではあり得ない。間違って死刑にする場合は必ず出てくる。必ず? まあ、100%ではない。慎重にやれば大丈夫? 慎重にしているつもりでミスを犯すのが人間である。来年交通事故が1件も起こらないと思うだろうか。慎重に運転していれば事故など起きないと安心していいだろうか。』

『 まあ仮にだね、お前自身は、最後には人間を幸福にし、ついには人間に平和と安静を与えることを目的に、人類の運命という建造物をたてているのだが、そのためにはたったひとりのちっぽけな人間、例のあの、自分の胸を小さなこぶしでたたいた子供を責め殺すことがどうしても必要であり、それを避けることはできない、その子供の、恨みを晴らせない涙を土台にするのでなければその建物はたたないとしたら、お前はそういう条件でその建築技師になることを承知するかね、嘘を言わずに答えてくれ!6

まさかこの問いかけにイエスと答えてしまっているとは思わなかった。』

『 あなたが人を殺さないのはなぜだろうか。殺したら処罰されるからだろうか。処罰されないとしたらどうだろうか。仮に殺す必要があると社会的に認められている場合だったらどうだろうか。あなたの子どもが、あなたのでなくても子どもが、あるいはあなたにとって大切な人が、人を殺そうとしていたら止めないだろうか。「正当な殺人」と認められるような場合でも止めないだろうか。』

『 なぜ止めるのか。その答が「人は、人を殺すことによって大切な何かを失うと感じるから」ということなのだ。殺すという行為そのものが、殺す側の人間を傷つけるのではないかと考えるからだ。』

『 刑務官の職務は、「牢番」ではなく罪を犯した者の更正を助けることである、と言われる。死刑囚の身の回りの世話をするのも刑務官の役目である。心のつながりが生まれる場合があることを想像するのは難しくない。死刑囚の中には、著しい改善を示す例があるという。いわゆる「仏様」のようになる者がある。そうした者も殺さなければならない。』

『 もちろん、死にたくないと暴れる者もいる。許してくれと泣き叫ぶ者もある。殺さなければならないのは同じである。恐怖のあまり腰が抜けて立てなくなる者もある。いずれにせよ、処刑場に連れて行かなければならない。ひきずってでも連れて行って、首に縄をかけなければならない。』

『 そして、その時が来る。』

『 吊り落とされてから、激しい痙攣が一分から一分半くらい続く。体はなお生きようとしてもがく。歩くように、泳ぐように手足が動く。左右の半身が別々に動く。もはや統合された人間の動作ではなくなっている。多量の出血、失禁。顔面の筋肉が痙攣する。そして‥‥。』

< p> 『 刑務官は、ひどい罪悪感に悩まされるという。ガンになったのも当然と語った者がいる。普通の子どもが生まれるはずがないと悩んだ者がいる。それだけではない。「汚い仕事」として子どもまでもが差別されたことがあるという。』

『 死刑を行なうならば執行者が必要だ。その仕事を自分で引き受けることができるだろうか。わたしはとてもできないと思った。そして、それを人に押しつけることは、それ以上にできない話だと思った。』

*2 しかし、そういうかたちでしか正義を示せないとしたら、正義は悪に依存していることになるね。悪がなければ、正義は示しようがない? そう言えば、こういうジョークがある。

神父「神様に罪をお許しいただくためにしなければいけないことはなんですか」
子供「ハイ、まず、罪を犯すことです」

■あったかいひと 魂のコード  田口ランディ

『 そうしていると、なんだか自分に自信が溢れてくるような気がしたのだ。相手をけなすと、自分が元気になる。私はそんな姑息なパワーを使って、あのころようやく生きていた。それは自分をも呪うパワーだけれど、そうしないと自分がいなくなってしまいそうで怖かったのだ。自信がなかった。自分がとるにたらない虫けらみたいな存在に思えた。だから、かろうじて「彼女よりも優秀な自分」ということで、自分を安心させていたのだと思う。』

『 それでも、吉田さんは、いつも私のことをほめてくれた。「大丈夫、あなたは才能あるから。それは私が認める」そして彼女は「あたしたちはいつか有名になるね」と断言した。私は心のなかで思ってた。(あんたといっしょにしないでよ)って。』

『 一度だけ吉田さんを、田舎の実家に招待したことがある。私の実家に来た時に、彼女はもちまえの体当り精神で、私の兄にぶつかっていった。兄は神経症を患っていて、人との接触が嫌いだった。当時も、部屋から出てくることはなく、家族とも顔を合わせなかったくらいだった。』

『 ところが、その兄がなぜか吉田さんには心を開いた。兄はとても弱い、だけど優しい人間だった。優しすぎて生きるのが下手だった。その生きるのが下手なところがなんとなく吉田さんに似ているかもしれない兄には、彼女ほどのパワーがなかったので病気になってしまったのかもしれない。』

『 兄は私と吉田さんをドライブに連れて行ってくれた。信じられないことだった。3人で日光に行った。兄はほとんどしゃべらなかったが、いっしょの時間を共有するのをとても楽しそうにしていた。そのときに、私は初めて、兄は好きこのんで一人でいるわけじゃないのだ、本当は寂しいのだって気がついたような気がする。不思議なドライブだった。』

『 なんでこんなに吉田さんのことを思い出したかと言うと、実はその時の写真が出てきたのだ。偶然なんだけど。吉田さんが撮った、私と兄の写真。しかも兄は笑っていた。』

『 私が成人してから兄といっしょに撮った写真はこの1枚しかない。その写真が、本棚を整理したら偶然出てきたのだ。きっと以前に吉田さんからもらって、さしてありがたいとも思わず本の間にでもはさみこんでおいたんだろう。でも、兄が死んだ今となっては貴重な写真だ。私はもう二度と彼の笑顔を見ることはできない。』

『 その写真を撮ったのが、吉田さんであることを思い出し、そして私はようやく今ごろになって、自分が彼女にしてきた仕打ちについて自覚した。これまで改めて思い返そうともしなかったのは、私は自分の弱さを認めたくなかったからだと思う。私はことごとく吉田さんを軽蔑して、そして軽蔑していながら彼女からなにかを奪っていた。そうしないと自分が信じられないほど、私も弱い人間だった。』

『 たぶん私の言動は、ものすごく巧妙ないじめだったのかもしれない。自分すらだますくらい巧妙ないじめだ。私の言葉の多くは、彼女をチクチクと突き刺していたはずだ。そして、吉田さんは、ある時期、私の前から忽然と消えた。』

『 時が経った今、ひいきめに見たところで、やっぱり彼女の熱血はどっか的はずれ、彼女の正義は欺瞞臭く、彼女の論理はへ理屈だった。そして、彼女の行動はどこか恨みがましかった。彼女の元気は一人よがり、彼女の親切はおせっかいだった。』

『 だけど、だけどなぜだろう。彼女はとてもあったかかった。彼女の行動のあらゆることが全部、裏目に出たとしても、彼女の存在はあったかかった。それはなぜだろう。私は、彼女からたくさん助けてもらった。それはなぜだろう。』

『 無防備に自分の弱点をさらけだして、それでも懸命に生きている彼女は、真の意味で弱者の味方だったのかもしれない。愚かな私は、彼女の魂のコードが読めなかったのだ。』

『 私はいつもウワベだけ観て、だれかを傷つけている。』


■悲しみの奥に光は在る 冷泉彰彦

from 911/USAレポート 第12回目

「虚脱感と落胆と(アメリカン機墜落事故)」

『 「『また』飛行機が墜落したのよ」彼女はそう言って、黙って少しTVを見て「本当にクレージーな世の中だわ。もう見たくない。ちょっと失礼」そう言って店を出て行きました。』

『 ただ、言えることは「テロではなく事故という前提」で全ての報道がされていたということです。事故機を製造したエアバス・インダストリー社のコメント、そしてAA(アメリカン航空)のコメント、それから航空関係者のコメントばかりが流れていました。そこには、911の記憶との関連付けを避けたいという強い意図が感じられました。』

『 これは何なのでしょう。証拠もないのにテロと結びつけることはしないというのは、社会全体が危機管理に慣れたからなのでしょうか?事故の報道を「見たくない」と 言って立ち去る人々がいるというのは、911の悲劇に学んで「野次馬根性」を持たなくなった、そんな賢さの現れなのでしょうか?そうかもしれません。ですが、それだけではないようです。』

『 今、事故から10時間を経て、アメリカを覆っているのは「落胆と虚脱感」です。それはとても複雑な感情です。落胆というのは、911の記憶が遠くなって「やっと飛行機に乗ろうかな」とみんなが思い始めていた矢先の事故だけに、「ああ、また飛行機に乗れなくなった」という落胆であり、FBIの厳戒体制などと言っても「結局また惨事が起きてしまった」という落胆です。』

『 虚脱感というのは、一種の思考停止です。住宅地に墜落して炎上したエアバス機の映像を見てしまうと、ジワジワと我々を恐怖で締め上げていた炭疽菌事件も、アフガン 情勢のことも記憶から一瞬消えてしまうのです。』

『 TVのニュース映像というのは恐ろしいもので、そうしたイメージの力で我々の心を凍らせる力を持っているのです。思考停止というのは、そんなイメージの力から逃げようという心理に他なりません。』

『 またCNBCに出演したエアバス機に詳しいパイロットの解説では、エンジンの離脱と垂直尾翼の落下の順番次第では、単なるエンジンからの発火や爆発では説明のつかない大き な衝撃が加わった可能性もあるようです。』

『 ですから、「テロとは無関係であって欲しい」という「祈るような気持ち」が強いとはいえ、事実をねじまげているわけではないように思います。』

『 不謹慎な物言いかも知れませんが、仮に機材の整備に何か問題があっただけとしても、そこには911の影響が色濃く影を落としていると言わざるを得ません。』

『 では、こうした虚脱感や落胆の次には何が来るのでしょう。先週のレポートではアメリカ社会の疲労感と書きましたが、基本的には同じことです。』

『 この次にはより強硬な軍事作戦を期待する世論が反動としてやってくるのでしょうか?それとも誰かをスケープ・ゴートにしようという動きなどがあり得るのでしょうか?私にはそうは思えません。』

『 疲れや虚脱感は、裏返せば冷静さに他なりません。そんな言い方をするときれい事に聞こえるかも知れません。ですが、「虚脱感が暴発する」という心理はこの国にはないように思われるのです。この国は確かに暴発することがあります。ですが、それは良かれと思って世界のことを勘違いして起こす暴発なのです。』

『 第二次大戦末期の日本列島への空襲や原爆投下、朝鮮 戦争時の大失敗に終わった北伐、そしてベトナムへの大兵力の動員もそうでした。いずれも「大真面目」な判断の結果であって、虚脱感の果てに爆発した愚行ではないのです。』

『 追いつめられて「坐して死を待つよりは」などという感性もなければ、「閉塞感の打破」などという感覚もありません。自分達に取ってマイナスの方向にマス・ヒステリーを起こすことは、この国にはないと言って良いのです。』

『 時あたかもアフガンでは、「シルク・ロード」の要衝マザリ・シャリフの陥落が伝えられ更に「北部同盟」は首都のカブールに迫っています。米英軍に援護され、主要国 の支持と監視のもとに進軍している「北部同盟」が占領地の人心を得られるかが今後の焦点になるでしょう。』

『 まあまあの占領が出来たのなら、カブール確保とその後の政治解決に道筋が見えてきますし、占領はしたものの人心が得られなけば「北部同盟」頼りのシナリオが全面的に見直される可能性も出てきます。』

『 その一方で、ロシアが軍事外交攻勢を強めてきました。人心が得られないまま、米英にロシアも加わった圧力を使って首都を押さえてタリバンの拠点であるカンダハルへと侵攻するようですと、不安定な状態が延々と続くようにも思います。』

『 いずれにしても、大きな選択が近づいてきています。この時点でアメリカの世論が熱狂状態にないことは救いのように思われます。』

『 確かに心理的には辛いものがあって、人々は改めて旅行の予定をキャンセルして家に閉じこもるでしょう。癒しを求めて「ロウソク」や「暖炉」や「エンヤの歌声」に逃避する心理は強まるでしょう。ですが、その心理は冷静さと裏腹であって、熱狂の色とは無縁なのだと思います。』

『 墜落機はそんな移民や出稼ぎの人々の里帰り便であったのだそうです。又、機の直撃を受けて現在のところ6〜8名の不明者を出しているロックウェイ海岸という地区は、NYの消防局員や警察官が多く住んでいる地区で、911の犠牲者も多ければ911以降の救助作業に苦労した人も多いそうです。』

『 どちらも限りなく悲しい話です。そうした悲しい話の前では、落胆したり虚脱感に陥ったりするというのはどうにも仕方がありません。』

■政治経済危機を救った9月11日 増田俊男

『 9月11日から世界が変わったことは色々な角度から述べてきた。アメリカの権威が地に落ちようとしていたし、アメリカ発で世界同時不況になりかけていた。つまりアメリカに政治と経済の危機が押し寄せていたのである。そんな時テロがアメリカを襲い、アメリカはテロイズム(主義)とテロ思想を採用したり、支持する国に宣戦布告した。

これで何処の国でもアメリカの宣戦布告対象になり、「アメリカへ協力」の名のもとにアメリカ主導の世界に変わった。これで9月11日以前のアメリカの政治危機は解消し、逆に一気に世界はアメリカの軍事覇権下に置かれる事になった。』

『 アメリカのリセッションが確実になっていたから、9月11日事件が無くても株価は暴落を続けるはずだったが、今は事件前の水準に戻った。アメリカが誇る自由で規制の無い市場原理に従えば当然アメリカの株価は何処までも下がり続けるはずだが、どうしたことだろうか。

実は事件後、市場は「資本の意志」から「力の意志」に押し捲られているのである。「テロ資金源を断つ」を理由にアメリカやイギリスは金融の自由に規制を掛けた。情報・通信の自由も制約した。貿易の自由も「ダンピング・クロ認定」の乱発で消え去ろうとしている。地球温暖化を防ぐための京都議定書批准もアメリカだけ「アメリカの国益のため」脱退した。

事件後は誰も、何事もアメリカに抗議できない。日本から事件後アメリカの国債市場に10兆円もの資金が流れた。市場原理ではなく「寄らば大樹の陰」の原理でマネーが動き出したのである。このことは従来のケインズ経済も、グローバル経済学も用をなさなくなったことを意味する。』

■無自覚なテロ
“何もしてない”ことが、他者に被害を及ぼす

岩谷宏の「ITの道!」第15回
●アラブ世界の「21世紀維新」へ

『 そのころになるとアラブ人やアフリカ人だけでなく、北米南米やオセアニア等の原住民たち、日本のアイヌ、などなどがこぞって立ち上がり、世界各地で報復活動が活発になるぜ。そして世界は、久々の(内容的にはかつてなかった新しいタイプの)「大反省期」に入る。』

『 それは、大反省期以後の人類にやっと初めて得られるであろう全人類共通の精神基盤が、今はまだ欠落しているがゆえのひ弱さ、寒々しい、ひとりよがり的なふわふわ感なのである。』

●何もしてないからやられるのだ

『 そもそも、いまさら言うまでもなく、“第2次産業革命”の主役技術である情報通信技術、またの名ITは、その物理的な本質からして、生産者と利用者が世界の(宇宙の)どこにいてもハンディなく成り立つ技術だ。』

『 それがなぜ今までは、特定の国の特定の地域(たとえばアメリカのカリフォルニア州のシリコンバレーとか)に集中し、アラブ人もインド人も中国人も、グリーンカードを取得してシリコンバレーの企業に勤めなければ才能を発揮できない、という状態が続いたのか?』

『 世界中で何千万台、やがて億のオーダーに達しようかという、世界標準のパーソナルコンピュータの基本的なソフトウェア(オペレーティングシステムと主要OAソフト群)に、なぜ、あるべき全世界的な競争がなくて、巨大な一社独占が平然と続いている/続いてきたのか?』

『 アメリカ人の多くは、「われわれは何もしてないのに、なぜわれわれがやられるのか?」と怪訝な顔をしているそうだ。「何もしてないからやられるのだ」と正しく自覚できるアメリカ人は、非常に少数の、本物のインテリだけだろう。』

『 日本人でも、誰の手元にもアメリカからの郵便物は多かれ少なかれ届く。炭疽菌患者の発生は、時間の問題だ。それがこの私であっても、諦めるしかない。』

『 現代社会では、多くの場合、“何もしてない”ことが、その無自覚の中で他者にいわれなき被害を及ぼしている、ということを、やがて来る大反省期には地球社会の全員が理解しなければならない。』

『 われわれは何もしないパソコンユーザ、無自覚無反省なWindowsユーザでありつづけることによって、IT革命の本当のグローバルな普及進展の邪魔をしているのだ。われわれは何もしないことによって、Microsoft社の独占の一層の肥大に、加担しているのである。だから、炭疽菌にやられても「しょうがない」と思って諦める、と私は言っているのである。』

●そして、わたしたちにできること

『 今新たに Linuxを導入しようとする人には、ATOK Xを標準で含めているTurbolinux Workstation 7を私はお勧めしたい。ただしLinuxは、利用者のニーズに合わせて自力チューニングが必要、という事情はこのTLW7でもまったく変わらないし、今後も絶対に変わらない。』

『 今後、インド、中国、アラブ諸国などで、活発なソフトウェア産業やシステムサービス産業が栄えるとすれば、その99%以上がLinuxベースのものであることは、今からでも確実に予言できる。』

■原発関連リンク集

■げんぱつ止メ〜ル

■これから生きる子供達への大規模テロ
緊急停止しても事故は起こる

『 1999年7月12日、敦賀原発で冷却水が漏れました。分岐した配管の長さ8cm幅0.2mmの小さなひび割れから、冷却水全体の5分の1の51トンの水が失われました。さいわい失われ方が、最大でも1時間に10トンの速さだったため、同量の水を補給し続けることができました。もし大地震のため、配管が切れ、非常用注水装置でも追いつかなかったらどうなるでしょうか。』

『 とくに1〜2号機は、建設から20年以上になります。古い原発では、溶接のひずみと腐食が重なって起こる事故が多く起こっています。地震により、冷却水喪失事故が起こることを考えないわけにはいきません。それも、炉心溶融・格納容器破壊にいたる、大規模な冷却水喪失が考えられます。』

『 浜岡原発で大事故が起きたら運転停止直後の原子炉1基には、 体内にとりこめば10億〜1兆人の致死量にあたる放射能がたまっています。』

『 1995年、京都大学原子炉実験所助手だった瀬尾健(故人)は、日本のそれぞれの原発ごとに災害予想をおこないました。(『原発事故・そのときあなたは』風媒社)』

『 もし陸地方向へ放射能が流れれば、どの方向でも、急性死者の数は10万人規模になります。』

『 急性障害が出ないような放射線でも、遺伝子が傷つき、数年〜数十年後にガンや遺伝障害が発症します。』

『 放射能が北東の首都圏方面へ広がった場合、将来のガン死者数は434万人と予測されます。 西の名古屋方面に向かえば200万人になります。真北の信州方面に広がったときは、 人口が少ないためガン死者数は40万人程度になります。この場合も、5年以上移住しなかった場合の数字です。』

『寿命が比較的短い放射能によるガン。 その代表的なものは、放射性ヨウ素です。ヨウ素は体内に取りこまれると甲状腺に集まり、甲状腺の細胞の遺伝子を傷つけます。とくに成長期の子供は甲状腺のはたらきが活発で、ガン化しやすいのです。』

■見猿聞か猿言わ猿がテロ

『 浜岡原発1号機の「心臓部分」から放射能を含んだ水が漏れた原因は、単純な接合部分の緩みなどではなかった。このタイプの沸騰型原子炉は、核反応のスピードにブレーキをかける制御棒を、底の部分から出し入れする構造になっており、放射能を帯びた容器内の水(炉水)が漏れる危険性は常にある。緊急冷却装置の配管破断に続き、中枢部の異常が見つかったことは深刻で、「取り返しのつかない事故につながりかねない」と指摘する専門家もいる。』

■お金中毒病者がテロ
浜岡原発(静岡県)で大事故発生!

『 この非常用とはその名のとおり、通常の運転中に事故がおきた時のために、高熱を冷ますための装置で、これが作用しないどころか、配管が壊れてそこから放射能が漏れるという、背筋が寒くなるような大事件である。』

『 原発は電力会社のいうように安全なのか?答えはノー。危険極まりない。ところが私が、隣町の浜岡町に買い物に出かけて、原発事故についてお店の人にきいてみたら、反応なし。 「あっ、そう。ふーん」他人事のように気にもしてません。』

『 中部電力は浜岡町にお金をたっぷりと撒いて住民は麻薬中毒患者ならぬ『お金中毒病』に侵されています。5号機が建設中ですが、プルサーマル計画もあります。今日の町の反応をみて、中部電力は自信がついたでしょう。静岡県のみならず、電力会社は自民党に多額の政治献金をしているので、今の政治では原子力発電は推進されていきます。』

『 広島県呉市で生まれた私は、胎内被爆で、髪の毛が一本もない女の子が友達にいました。近所のおじさんの腕にはケロイドがありました。死んだ母は原爆の恐ろしさをいつも私に教えました。』

『 1号機は当初20年の使用予定でしたが、現在25年になり、今回の放射能漏れ事故は 起こるべくして起きたので、管理体制が悪いという前に、原子力発電は危険なのです。』

『 すでにドイツは原発を止めました。オランダも、北欧も止めています。そう、もう原発の時代は過ぎたのです。ドイツは必要エネルギーの約半分を風力発電に切り替えました。』

『 私は日本、特に静岡は日照時間が長いので、太陽光発電と、風力発電に切り替えるべきだと主張しました。赤字が見えている静岡空港予定地の530ヘクタールもの広大な土地をコンクール会場にして、日本中の企業や大学、民間の研究所を結集して競わせ、発電能力が高く、安くて、修理が少なく、デザインもしゃれたソーラーパネルと風車をつくり、古くなった危険な原発を徐々に閉じていき、私たちの孫の代にはクリーンエネルギーで、安全に暮らしてもらいたいと思います。』

『 中部電力は現在5号機を建設中です。1号機も修理しながら60年使うと言っています。 今回の事故の真実は永久に発表されないでしょう。放射能は建物の外部には漏れていないし、作業員も被爆していないという電力会社の説明は信じられません。海は汚染されてないか?事後処理をどうするのか何も説明がないのです。アメリカと軍事行動をともにすれば原発はテロの目標物にもなり、危険がますます増大します。』


■間接コントロールされたい東洋人
 米英で復活する植民地主義

 田中宇

『 その代表は「アフガニスタンやイラク、パキスタン、サウジアラビアなど問題がある(イスラム教の)国々は、地元の人々に政治を任せていると周りに迷惑をかけるだけなので、英米が植民地支配していた状態に戻すべきだ」という主張である。』

『 この種の主張は最近、英米のいくつかの右派系メディアで目につくようになった。中で最も「読みごたえ」があったのは、10月中旬にアメリカの新聞「シカゴ・サン・タイムス」に載った「帝国主義こそ解決策」という論説だ。http://www.suntimes.com/output/steyn/cst-edt-steyn14.html 』

『 この論文によると、イギリスやフランスはかつてインドやアフリカに対しては植民地として直接統治したが、その後支配した中東に対しては、より安上がりな間接統治を行い、それは中東諸国が独立した後の今日まで続いている。地元の統治者に権力を維持させ、それを背後からコントロールするのが間接統治だが、地元の統治者は、西欧が直接統治する場合に比べて腐敗がひどく、今日まで地元の人々に苦しみを与え続けているという。』

▼欧米が中東を間接統治している

『 アメリカがいくらエジプトを経済支援しても反米意識が強まるばかりで、間接統治は失敗した。9月11日以降、それがはっきりした以上、アメリカは帝国主義に戻り、アフガニスタンやその他の中東の反米諸国を直接統治すべきだ」と主張している。』

『 逆に、少なくとも中東では「独立」は欧米が間接統治を続けるための表面的な変化にすぎなかったと指摘し、欧米が必要と思えば、武力で中東諸国の独立状態を破壊し、直接統治に戻す権利を英米が持っているのだと主張している。』

『 一方、この論文が見落としているのは「間接統治」そのものが「腐敗」の原因となってきたということである。

 たとえばエジプトのムバラク政権が腐敗していて、しかもアメリカの傀儡だということはエジプト人も事実として認めるところだろうが、アメリカが間接統治をやめれば、ムバラク以外のもっとまともな指導者が出てきて、エジプト政府の腐敗も減るかもしれない。しかし、そもそも間接統治というものは、傀儡になるしかない指導者が権力を握っているからこそ成り立っている。エジプ トで有能な統治者が出てきたら、間接統治も機能しなくなる。』

▼テロリズム対策の決定打は植民地主義

『 似たような主張は「ウォールストリート・ジャーナル」や「フィナンシャル・ タイムス」「ガーディアン」などにも出ている。

 ウォールストリート・ジャーナルは10月9日に「テロリズム対策の決定打は植民地主義」という記事を出した。 http://tanakanews.com/b1112wsj.htm  筆者はポール・ジョンソンという「ユダヤ人の歴史」などの著作で知られるイギリスの歴史学者である。』

『 西欧諸国にとって、植民地主義とは、商業を妨げる海賊を退治する行為と密接に結びついたものだった。』

『 そう分析した後、この論文では、今回の戦争でもアメリカとその同盟国は、アフガニスタン、イラク、リビア、イラン、シリア、スーダンといったようなテロリストを擁護する国々を一時的に軍事占領するだけでなく、短期間で民主主義に移行できないようなら、行政的に統治する必要がある、と主張している。つまりここでも、欧米による、中東諸国に対する植民地支配が提唱されている。』

『 ところが、19世紀の世界では、西欧から見ればアラブの船は「海賊」だが、アラブから見れば西欧が「海賊」だった。海賊退治や宣教師保護(今でいう「邦人保護」)は、西欧諸国が植民地を拡大するときに常用する大義名分だった。そういう観点を、この論文は故意に見ないようにしているように思える。』

『 ポール・ジョンソンは中東諸国に対する「新植民地主義」を提唱する一方で、「イスラムの教えそのものにテロリスト的な要素が含まれている」と主張する論文を、アメリカの右派メディア「ナショナル・レビュー」に書いている。http://www.nationalreview.com/15oct01/johnson101501.shtml 』

『 これらの論調からは、イスラム世界と、アメリカを中心とする欧米キリスト教世界(プラス日本など)が対立を深め、その結果欧米がイスラム世界を再び植民地支配する新しい世界が成立すれば良いと考えていることが読みとれる。こうした状況が生まれることは、パレスチナ問題で行き詰まっているイスラエルなどにとっても好都合だろう。』

▼「アメリカ帝国」への賛否

『 ガーディアンに載った論文「新しい帝国主義の時代がきた」は、ニアル・ファーグソン(Niall Ferguson)という、ロスチャイルド家の研究などで知られる英オックスフォード大学の歴史学の教授が書いたもので、「アメリカは非公式な帝国から、おおっぴらに帝国主義を行う帝国へと変わるべきだ」という副題がつけられている。http://www.guardian.co.uk/comment/story/0,3604,583872,00.html

 この論文によると、新しい帝国主義は「政治的グローバリゼーション」という美名をつけられて、東チモール、コソボ、ボスニアなどで「国際社会」によってすでに実施されている。今後アフガニスタンだけでなく、パキスタンやサウジアラビアなどでも、欧米が手をつけられない状態になる前に、欧米の植民地にしてしまった方が良く、アメリカが支払うコストから見ても帝国主義は実 は安上がりだ、とこの論文は書いている。』

『 一方、こうした「新帝国主義」への反論も出始めている。たとえば「アジア・タイムス」にペペ・エスコバルというコラムニストが書いた論文である。http://www.atimes.com/c-asia/CK06Ag01.html

 エスコバルによると、新帝国主義者の戦略は、最初に「文明の衝突」に代表されるようなイスラム世界と欧米との対立構造をでっちあげて描いておいてから、9月11日以降、イスラム世界がテロリストを擁護しているという理由でイスラム諸国を攻撃し、英米が直接統治する植民地に戻してしまおうとするものだ。英米は、独仏や日中などに対してこの戦略をほとんど説明していないが、この戦略はやがて世界から反対を受けることになる、と指摘している。

 この論文は、アメリカのアフガン戦争がベトナム戦争のように泥沼の失敗に終わるだろうとも予測し、アメリカという大帝国はすでに大きくなりすぎて、没落への道をたどり始めている、と述べている。』

▼日本の振る舞い

『 私がこれらの論文を読んで勘ぐったことの一つに、9月11日以降の日本政府のアメリカべったりの振る舞いは、もしかすると「新帝国主義の時代」が来ることに備えているのではないか、ということがある。

 日本は明治維新後、欧米列強が世界を植民地として分割していく過程に途中から便乗し、列強が同盟軍を作って中国大陸などを侵略する際、同盟軍の一員となって分捕り合戦の分け前にあずかった。それから数十年、英米が再び帝国主義に回帰していくとしたら、日本はアメリカに付き従うことで、前回と同じように支配する側の一員となって分捕りの分け前をもらえるかもしれない。

 ドイツなどと同様、日本は過去に、英米に対してより多くの分け前を要求し、その結果起きた第二次大戦に負けている。世界が帝国主義時代に戻るとしたら、英米は日本やドイツを「今回は味方なのか、敵なのか」という疑念の目で見るだろう。それに対して「もちろん味方です。分け前よろしく」と言っているのが昨今の日本政府の行動なのではないかと思える。』

■戦争が権力を約束する
リアルなインドが見える! ダルマディープ

第三次印パ戦争の可能性

『 この問題が単を発したのはインドがイギリスから独立した1947年にさか のぼる。もともとインド独立運動家たちはインドが分割独立するなどとは考え ていなかっただろう。ところが、イギリスが、イスラム教徒とヒンドゥー教徒 は仲が悪いから、別々の国として独立させるということになり、民族の大移動 が始まった。インド全土から70%ものイスラム教徒たちが、パキスタンに大 移動を始めた。そして、いまのパキスタンの地区に住んでいたほとんどのヒン  ドゥー教徒たちがいまのインドに移動しはじめた。』

『 住民の多くはムスリムで、70%の住民がパキスタンに  帰属することを希望した。しかし、ヒンドゥーのマハラジャはインドに帰属す  ることを希望したために、カシミールはインドに帰属することになったが、後  になって、このカシミール問題が、これほどまでに泥沼化するとは、誰が予想していただろう。』

 イギリスがインドを分割独立させた理由

『 イギリスがインドを三つに分割したのは、後にこれがバングラデッシュの誕  生で4つになるのだが、それには明確な理由がある。インドをひとつにしてお  きたくないという大国の理由があったのだ。』

『 インドを支配するために、イギリスはもともと仲良くくらしていたイスラム  教徒(ムスリムと呼ぶことも多い)とヒンドゥー教徒の宗教の違いを利用して、  分断するようにした。仲たがいさせることで、支配者は自分に矛先が向かわな  いように支配できるわけだ。そして、独立させるときにも、意地悪をする。い  ざ独立を認める段になると、指導者たちをそそのかして、別々の国にするように策略する。』

 イギリスのやり方を引き継いだアメリカ

『 その策を引き継いだのが、アメリカだよ。いままで、アメリカはことあるごとにパキスタンに援助して、カシミール問題を刺激しつづけた。それはね、ア  フガニスタンのラディンをCIAが訓練して、テロを教えたように、パキスタンを通じて、カシミールのPOK地区で、カシミール人にテロを教えてきたんだ。』

『 そして、ある日を境に、カシミールは恐ろしいテロの町になってしまった。美しい自然に囲まれて人々が平和にくらしていた地上の楽園とまでうらやまれ  たカシミールは、泥沼の紛争が続く、呪われた土地になってしまった。』

インドのシャストリ首相はアメリカとソビエトに暗殺された?

『 インド政府軍が連戦連勝をかさね、ついにパキスタンの北のラホールまで進  軍したとき、アメリカとソビエトが平和的な解決と称して、インドのシャスト  リ首相とパキスタン側の首相をタシュケントの平和会議に呼びつけた。』

『 アメリカとソビエトは当時冷戦という形で、お互いに戦っているかのように  見えたが、裏では、共に手を組んでいた。シャストリにアメリカとソビエトが  パキスタンから手を引くよう、しかも、カシミールの半分をパキスタンに手渡  す条約に調印することを両国が強引に迫ったのだ。もちろん、シャストリはその圧力に屈しなかった…はずなのだが、ここから、話はミステリーになっている。こともあろうに、シャストリは死体となってインドに帰ってきたのだ。だから、何があったのか、すべて謎。』

『 アメリカとソビエトの発表によれば、シャストリ首相は条約に調印して、そして、心臓発作で死んだと…。いまでも、そして、当時でも、そんな話を信用するものはいない。条約調印を拒否するシャストリ・インド首相、調印を迫るアメリカとソビエト…そして、彼は毒殺されたのだ。』

『 シャストリは死んだが、それは条約には調印した後だったということで、インドはパキスタンから退去しなければならなかった。そればかりか、条約によって、カシミールの半分をパキスタンに引き渡さなければならなくなった。』

冷戦のはずのアメリカとソビエトは同胞だった?

『 大国は、紛争が継続することを望む。そうすれば、武器が売れる。その点において、ソビエトもアメリカも同胞だったわけだ。ミグが売れるし、ファントムが売れる。爆薬やさまざまな銃が売れるんだ。』

『 仮に冷戦とよぶ戦いをやっていたとしても、いや、それも本当はどうだったのか、知れたものではない。裏では互いにつるんでいたとしか、ここインドとパキスタンを通して見てみれば、そうとしか思えないね。』

『 当時、もしインドがパキスタンを併合するようなことになれば、争いごとがなくなり、インドは力を一気につけてしまうことになる。しかも争いがなくなれば武器が売りにくくなる。これは大国にとっては面白くないことなのだ。』

『 いつも、困らせておきたい。紛争を維持して、武器を売りつづけ、そして、自国の利害のために利用したい、そう思うしか辻褄が合わないね。平和と称して、武器を売り続け、必要とあらば、テロのやり方まで指導する、いったいこれを何と言うか!だからこそ、パキスタンにカシミールを半分くれてやれとシャストリに迫った。』

『 それを拒否したシャストリは毒殺され、そして、POK(パキスタン占領カシミール地区)が誕生するやいなや、今度はCIAはカシミールの若者たちにPOKでテロのやり方を訓練しはじめた。ラディンたちに教えたようにね。やがて、訓練を受けたカシミール人たちは、爆弾を持って同じインド領内のカシミールに侵入してテロを始めたんだ。しかも、そこにアフガンの傭兵まで送り込まれ、さらには中国までもが介入してくる。』

 荒むパキスタン

『 パキスタンという国を見るとき、国情はかなりひどい。カラチは殺伐としているが、ここに数日も滞在すれば、ここがマフィアたちが支配する暗黒の世界があることはすぐにわかる。カラチにはドラッグを扱う巨大なマフィアが存在している。コロンビアについで、ドラッグを世界にばらまいているのが、パキスタンのマフィアだ。そして、そのドラッグを供給しているのがアフガニスタン…。アフガニスタンは寒暖の差が大きいために、よいオピウムが生産される。それがパキスタンを通じて世界へ出回っている。』

カシミール国境に軍隊が集結しようとしている

『 そのパキスタンもいまでは風前のともし火だ。アフガニスタンのラディンをサポートしてきたのも、パキスタンだし…政権はアメリカとアフガニスタン問題の狭間で、いつクーデターが起こってもおかしくない。』

『 国民全体がある種のヒステリー状態に突き進んでいる。そして、その矛先を少しでも外に向けるために、パキスタンは3万5千の軍隊をカシミールの国境に集結させた。それを  迎えうつかのように、インドも6万の軍をカシミールに配属した。先日もインド側が発砲し、パキスタンの兵士が十数人死んだが、その事件が起こったとき、何もなかったかのような報道だった。アフガン問題があまりにも大きすぎて、印パの問題なんて、構っているような余裕もないのだろう。』

 バチペ首相は、スマイルしてこう言った

『 プーナのプレスに向かって、バチペ首相はこう言ったという…パキスタンが何かを始めるを待っていると。その発言からすると、もはや、インドとパキスタンの戦争はいつ起こってもおかしくないだろう…。』

 バチペはインドのヒーローとなるかもしれない

『 そして、政治家というものは、自分の座を守るために、時として賭けに出る。戦争が彼の政権の座を約束するのだ。』

■命を奪って維持する亡者のパワー 増田俊男

アメリカを動かす力

『 資本主義の権化アメリカを動かすパワーは二つある。主導的パワーとは他力本願ではなく「自らの意思で他を支配する力」である。市場に支配されること無く、逆に市場をコントロールできる力でもある。こうした力が国家に無くては国家の基盤が歪み、他国からの支配を受けるリスクが生まれる。』

『 さてアメリカのパワーの一つは軍事産業である。兵器が従うマーケット(市場)は無く、逆に政治的に市場を作る。アメリカが兵器産業の成長を望む時は世界に危機を創造し戦争をはじめ、兵器マーケットを創造する。このように兵器産業は言わば主権を持った産業である。』

『 もう一つの主権を持った産業は麻薬産業である。言うまでも無く麻薬産業は売り手市場であって、買い手は売り手をコントロールできない。麻薬中毒という強制力でマーケットは限りなく拡大する。』

『 この二つの産業がアメリカ経済の基盤である。兵器産業に対しては人道主義や平和主義を掲げ、麻薬に対しては麻薬撲滅キャンペーンを定期的に実施することにより、アメリカの真の力である二大産業をカモフラージュする。』

『 カモフラージュとしてアンチ・ミリタリー、アンチ・ドラッグを叫ぶ政治家は二大産業から歓迎されるが、本気で反対する者は国益に反することから抹殺される。ジョン・F・ケネディーの暗殺がそのいい例である。』

死の200兆円産業

『 今日の世界の兵器産業市場規模は約200兆円である。そのうち50%はアメリカ企業である。いかにアメリカの兵器産業が大きいかがわかる。またアメリカの軍事予算は年約3000億ドル(約30兆円)だから生まれたばかりの子供も含めて国民一人当たり1200ドルになる。日本円にして一人14万円である。アメリカの国民は兵器産業の為に働いているようなものである。』

『 さてこうして兵器産業を支える予算は、言わば表のカネであるが、実は、どこの国でもそうであるが、表に負けないほどの裏のカネがある。これを吸い上げているのがドラッグである。税金を取り立てるアメリカのIRS(日本の国税に匹敵)は鬼より怖いが、ドラッグの方も事実上IRSと同様に代金は強制的に吸い上げられる。』

『 このような二大産業に支えられたアメリカの国家基盤は不動なのである。兵器の目的は殺人であり、ドラッグも又死を約束する。アメリカの基盤を成す産業が約束するものは「人の死」である。』

『 アメリカはなんとひどい国だと思われるかもしれないが、それはアメリカを日本のような「国」だと思っているから。国益を最も効率的に達成するために作られたインフラである。アメリカを考える時必要なのは「ソロバン」だけ、「ホトケ」は無用。』

■奪う?与える?創造する? 増田俊男

新型戦争

『 アメリカは世界最大の軍事大国であり、ブッシュ大統領は就任後NMD(国家ミサイル防衛網)とTDM(戦略地域ミサイル防衛網)を米国防衛の指針とし、中国、ロシア等の反対を押し切って強力に推進してきた。中国からアメリカに向けて発射されるICBM(大陸間弾道弾)を想定して、米国内に着弾する前に迎撃ミサイルで撃ち落そうとする防衛戦略である。』

『 TMDは中国のICBMがアメリカに向けて発射されると同時にアジア内で撃ち落してしまうことを目的としている。アメリカは日本を中心にアジア各地、ヨーロッパ等約50カ国に米軍基地を保持しアメリカの軍事覇権は全世界に及んでいる。』

『 人間の命は人間が創造することは出来ない。人間が持っている自由裁量権は自ら創造したものに対してのみ適用され、自ら創造できない自分の命を絶つ自由は本来人間には無いのである。』

アメリカは戦争に勝てるか

『 資本主義の権化であるアメリカが始めた今回の戦争はアメリカの国益のため。アメリカに追従、協力する国々はアメリカが得るパイのおこぼれにあずかろうとするか、アメリカを利用して自らの国益を増やそうとする。つまりアメリカ側の行為の本質は(国益の為に)「奪う行為」である。』

『 一方アメリカの敵は自爆で攻めて来る。命を捨てて来るのである。つまり奪うのではなく最も大事なものを捨てる事により奪う者を破壊しようとする。捨てる行為の本質は「与える行為」。宇宙の意志によると「与えるものが勝つ!」。神に近い行為だから。』

■利用し合って、実はグルだった?
オサマ・ビンラディンとCIAの愛憎関係 田中宇

『 オサマ・ビンラディンといえば、アメリカにとって9月11日の大規模テロ事件を起こした仇敵であるはずだが、そのビンラディンが今年7月、中東ドバイのアメリカン病院に腎臓の病気を治療するため入院し、入院中にアメリカCIA要員やサウジ高官などが面会に訪れていたという。』

『 アメリカン病院のトップは、他の報道機関の後追い取材に対し、ビンラディンは病院に来ていないとコメントしているが、フィガロによると、入院中のビンラディンと面会した人々の中には、サウジ政府の情報機関のトップを務めていたタラキ・アル・ファイサル王子(Turki al Faisal)も含まれていた。タラキ王子は以前からビンラディンとタリバンを支持する人物として知られていたが、ビンラディンとの面会後、9月11日の大規模テロ事件までの間に、情 報機関トップの地位を解任されている。』

『 ビンラディンは何年も前から、対米テロの首謀者としてCIAをはじめとする米当局が行方を追っていたはずだ。そのCIAが、ビンラディンに接触したのに逮捕もせず、そのままアフガニスタンに帰してしまったとしたら、CIAとビンラディンとは、実はグルだったのではないか、もしくはわざとビンラディンを逮捕せずにいたのではないか、と疑われることになる。』

▼アラブの煽動?フランスの便乗?それとも・・・

『 ビンラディンとCIAは1980年代、ソ連軍がアフガニスタンを侵略していた際に、ソ連という共通の敵に対抗するため連絡を取り合っていたことが、イギリスやパキスタンの政府関係者によって確認されている。その後、両者は仇敵になったというのがアメリカ側の見解だが、フランスの情報機関は、両者が本当に敵同士になのかという点に疑問を投げかけている。その疑惑を裏付ける証拠がビンラディンによるアメリカン病院への入院であるという。』

『 しかし一方で、私がフランス発のこの報道を一蹴できないと思ったのは、この報道の前から、タラキ王子が8月ごろにサウジの情報機関トップを解任されたことが、9月の大規模テロ事件の予兆的な出来事にみえるので不可思議だ、とされていたことである。』

http://www.economist.com/printedition/displayStory.cfm?Story_ID=788472 『 この不可思議さを9月中に指摘したのはイギリスのエコノミスト誌だった。同誌はビンラディンをめぐる報道に関してはアメリカ寄りに徹している。そんな同誌でさえ、タラキ王子がビンラディン寄りであることを示唆しながら、解任は不可思議だと論評していたのだから、ビンラディンとの面会が解任のきっかけだとするフランス当局の指摘を一笑に付すことはできない。』

『 ちなみにこの報道はフランスとイギリス、オーストラリア(シドニー・モーニングヘラルド http://www.smh.com.au/news/0111/01/world/world3.html )、台湾(タイペイタイムス) http://taipeitimes.com/news/2001/11/02/story/0000109771 などでは報じられていたものの、アメリカの主要新聞では全く報じられていない。英語のYahoo!のニュース検索で「ビンラディン+ドバイ」で調べた結果も、それらしい記事はない。 http://search.news.yahoo.com/search/news?p=bin+Laden+Dubai&c=news&n=30 日本では、共同通信がこの件を報じていた。 http://www.kyodo.co.jp/kyodonews/2001/revenge/news/20011031-446.html』

▼スーダンが差し出したビンラディンを受け取らなかったCIA

『 アメリカがビンラディンを捕まえることができたのに、わざと捕まえなかったという指摘は、ほかからも出ている。アフガニスタンに亡命先を変える前の1991−96年にビンラディンはスーダンに亡命していたが、当時のスーダンのエルワ国防大臣(Elfatih Erwa)が1996年にアメリカを訪れ「ビンラディンを引き渡すから、アメリカの裁判所で裁いてくれ」とCIAに掛け合ったが、断られたという話である。』

『 これはアメリカの雑誌「ビレッジボイス」が報じたもので、CIAとの交渉に当たったエルワ氏自身の話として紹介されている。http://dailynews.yahoo.com/h/vvny/20011101/lo/29537_1.html 当時すでに米当局は、1994−96年に連続して起きたサウジアラビアの米軍施設へのテロ攻撃はビンラディンが引き起こしたと断定していたが、ビンラディンを裁判にかけるとなると、法廷でビンラディンの有罪を引き出せるほどの証拠がなかったため、ビンラディンの引き取りを拒んだという。』

▼ソマリアだけには行かせるな

『 ビンラディンはアフガニスタンを次の亡命先に選び、飛行機をチャーターして武器や資金、支持者らをすべて乗せ、アフガニスタンに移動した。タリバンを支援していたパキスタン政府は、資金を持ったビンラディンが来てくれたことを喜んだが、彼らもまたビンラディンの戦略に巻き込まれることになった。』

▼タリバンもビンラディン引き渡しに前向きだったのに・・・

『 スーダンに頼まれた際、アメリカがビンラディンを引き取っていれば、9月11日の大規模テロ事件は防げたわけだが、実はCIAは98年にもビンラディンを捕捉するチャンスを自ら逃している。前出のサウジのタラキ王子が98年6月にタリバンの最高指導者オマル師と会い、ビンラディンをサウジアラビアに引き渡す交渉をした。オマルは引き渡しに前向きだったのだが、この2ヶ月後、アフリカのケニアなどで米大使館同時爆破テロが起こった。 http://dailynews.yahoo.com/h/ap/20011103/wl/attacks_saudi_1.html

 アメリカはこの事件をビンラディン一派のしわざと断定し、テロの2週間後にアフガニスタンとスーダンの「ビンラディン関連施設」とおぼしき場所にミサイルを撃ち込んだ。タリバン政権は「ビンラディンが犯人だという証拠も示さず、わが国の領土を攻撃した」と激怒し、ビンラディンの引き渡し交渉も無に帰した。アメリカ側がいきなりミサイルを撃ち込まず、タリバンとの交渉を 続けていたら、展開は変わっていたかもしれないが、アメリカはその道を選ばなかった。』

『 これらのことをアメリカの作戦失敗と考えることもできるが、CIAはビンラディンを捕まえたくなかったのではないかとも思える。前出のビレッジボイスの記事でも、アメリカはサウジとの友好関係を重視して、ビンラディンの逮捕を見送ったのではないかと考察している。』

『 またCIAは1960年代から、敵の勢力を完全につぶさず脅威として残しておくことで、アメリカ政府にとってCIAが大切な存在であり続けられるようにしてきたことでも知られている。』

■恐怖の奴隷の奴隷を増やす為
米国議会、テロ対策法案を可決――時限立法でも残る不安

Declan McCullagh

2001年10月26日 2:00am PDT  ワシントン発――今週、米国議会は包括的なテロ対策法案を可決し、ブッシュ大統領に提出した。法案には通信の傍受・監視に関する複数の条項が盛り込まれており、大きな物議を醸してきた。しかし議員たちは、問題の条項が2005年に自動失効するため、何も心配することはないと自信たっぷりだ。

 この『テロ対策法案』(USA Act)は、25日(米国時間)に上院で投票が実施され、98対1の圧倒的賛成多数で可決された。しかし、ここで問題なのは、2005年12月までという有効期限が、この巨大法案の中でごく一部の項目にしか適用されないことだ。

 このあとブッシュ大統領が署名すれば法案は成立し、捜査当局は、ある一定の状況下において裁判所命令なしでインターネット通信を傍受(日本語版記事)したり、所有者への事前通告なしに秘密裏に家屋や事務所を捜索したり、極秘の犯罪捜査情報を米中央情報局(CIA)と共有したりする権限を、永続的に獲得することになる。

 また、法律の期限が切れる2005年12月までに開始された捜査、そして捜査開始が2005年12月以降であってもそれ以前に発生した犯罪に関しては、法律の失効後も引き続き適用を受けることになっている。

 ジョン・アシュクロフト司法長官は25日、ブッシュ大統領が法案に署名ししだい、新ガイドラインを作ると言明した。「捜査当局に対して、情報収集、犯罪捜査手続き、入国管理法違反捜査に関して、新しい権限の執行を命じる司令を出す」とアシュクロフト司法長官は語った。ブッシュ大統領は26日、法案に署名するもようだ。

 25日に行なわれた上院本会議で、ただ1人法案への反対票を投じたのがラス・ファインゴールド上院議員(ウィスコンシン州選出、民主党)だ。ファインゴールド上院議員は今月、プライバシー保護を重視した一連の修正案を提出していたが、結局どれも採用されていない。

 ファインゴールド議員は、「熱狂的で往々にして誠実な国家安全保障の推進派が提案してくる新法を、われわれ上院議員は、詳しく分析、検証、熟考する義務がある。テロ対策法案に関して、私が果たそうと努めたのは、まさにこの義務だ。そしてその結果、私は、法案に反対票を投じる決心をした」と本会議で演説を行なった。

 「捜査当局の権限強化と、米合衆国憲法が保障している自由の保護との間に、バランスが欠けている」と、ファインゴールド議員は憂慮する。

 しかし、ファインゴールド議員と意見を同じくする上院議員は皆無だった。チャールズ・シューマー上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)は、ファインゴールド議員以外の全議員の意見を代弁して「最も身近な場所こそが、最前線の戦場だ」と述べ、警察が新しい監視能力を必要としていることを力説した。マリー・ランドリュー上院議員(ルイジアナ州選出、民主党)は投票を棄権した。

 法案は、上院に先立ち24日に下院で票決が取られ、賛成357対反対66で可決されている。法案の中で、2005年12月に失効しない条項には、次のようなものがある。

警察は、その所有者に通知することなく、自宅もしくは事務所に秘かに侵入し内部を捜索できる。条文には、裁判所による監督のもとでだが、所有者への通知が「無期限に遅れる」こともありうると書かれている。(213節)

連邦検事もしくは各州の検事総長は、連邦捜査局(FBI)の電子メール傍受システム『カーニボー』の設置を命令し、訪問したウェブページのアドレスや電子メールのやりとりを記録できる。この際、裁判官による許可は不要だ。これまで、カーニボーなどのインターネット監視技術の使用には、厳しい法的規制が定められていた。(216節)

米国民が「詐欺目的で」外国紙幣のイメージをスキャンする、もしくはスキャンした画像を電子メールなどで送信した場合、刑期は最高20年。(375節)

外国籍を有し、国外退去を命じることができないテロ容疑者の身柄を、州検事総長の承認を受けて「最高6ヵ月までの期間」不特定に連続して拘束できる。(412節)

米国への入国を希望するビザ所有者の身元確認に際し、指紋読み取り機や虹彩スキャナーなどのバイオメトリクス(生物測定法)認証技術を、「出入国データシステム」の一部として統合する。(414節)

裁判所命令がなくとも、FBIが「国際的テロ活動防止を目的とした正式な捜査に関連する記録」だと主張した場合、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)あるいは電話事業者各社は、発信した相手先の電話番号も含む顧客情報をFBIに提出しなければならない。FBIから接触を受けたISPや電話事業者は、FBIが捜査に入っていることを「いかなる相手にも公表」してはならない。(505節)

テロ関連の捜査に関連して捜査官から要請があった場合、米イクイファックス社のようなクレジットカード調査会社は、その内容のいかんに関わらず情報をFBIに開示しなくてはならない。情報開示にあたって、捜査官は先に裁判所命令を得ておく必要はない。現行法では、スパイ事件の捜査に限って、この種の捜査を認めている。(505節)

テロリズムについての現在の定義を根本的に見直し、これを拡大して、生物化学兵器による攻撃やコンピューターへのハッキング行為も含めることとする。現在横行しているいくつかのコンピューター犯罪――米連邦政府のコンピューター・システムへの不正侵入行為や、インターネットに接続されたコンピューターに侵入して被害を与える行為など――もこれでカバーされる。(808節)

「サイバーテロ」という新しい犯罪項目を追加する。これは、年間「少なくとも合計5000ドル」の金銭的損失、医療機器への被害、「人間に対する身体的危害」の原因となるハッキング行為を指す。有罪判決を受けた場合、刑期は5〜20年。(814節)

コンピューター科学捜査研究所を新設し、「(サイバーテロを含む)犯罪行為に関連して押収・傍受されたコンピューター関連の証拠を」調査するとともに、連邦政府捜査官の訓練を行なう。(816節)

■キリスト教国家の共通点
「アフガンのイスラムはワシントンが作り上げた」

1998年1月15〜21日に「ラ・ヌーヴェル・オブゼルヴァチュール紙」(仏)による、カーター元大統領の国家安全保障問題特別担当補佐官だったジノビエフ・ブレジンスキー氏へのインタビュー。

以下の部分は、アメリカでは削除して掲載された。この事実がアメリカ社会について、なにを物語るか考えて欲しい。

Q:元CIA長官ロバート・ゲイツ氏は回顧録のなかで、アメリカの諜報機関が、ソ連による軍事介入の6ヶ月前に、アフガニスタンのムジャヒディンへの援助を始めたと述べている。この時、あなたはカーター大統領の国防問題特別担当補佐官だったので、この事態に関わったわけですね。

ブレジンスキー:ええ。公式発表では、CIAのムジャヒディンへの資金援助を開始したのは1980年、つまりソ連軍が1979年12月24日にアフガニスタンを侵略した後となっている。しかし、今まで極秘だったが、実際はまったく逆だ。カーター大統領が、カブールのソ連寄りの政権への対抗勢力に秘密の資金援助を行う指令に始めてサインしたのは、1979年7月3日のことだ。その日、わたしは大統領へ手紙を書いて、この資金援助はソ連の軍事介入を誘発するだろうと説明した。

Q:ソ連の軍事介入というリスクを犯しても、この秘密行動を支持したのですね。もしかしたら、ソ連の戦争参入を自ら望んで、挑発したのでは?

ブ:そういう訳ではないではない。我々は、ソ連を軍事介入に追い込んだのではない。軍事介入の確率が高まることを知りながら、そうしたに過ぎない。

Q:ソ連が、軍事介入はアメリカのアフガニスタンへの秘密工作と戦うために正当であると名言した時、だれもその言い分を信じなかった。しかし、それは基本的に真実を含んでいたのですね。今、何か後悔するところはないのですか?

ブ:何を後悔しろと?秘密作戦はすばらしいアイディアだった。結果として、ソ連をアフガンの罠へと引き寄せたのだ。それを後悔しろと?ソ連が公式に国境線を越えた日に、私はカーター大統領へ、こう手紙を書いた。「今、ソ連に彼らのベトナム戦争を始めさせるチャンスを得ました。」事実、それからほぼ10年に渡って、モスクワは自国の政府の手に負えない戦争を遂行しなければならなくなった。対立はソ連帝国を混乱におとしいれ、最終的に崩壊をもたらした。

Q:イスラム原理主義を支持したことも、未来のテロリストに武器と助言を与えたことも後悔していないのですね。

ブ:世界史にとって、一番大事なのは何か。タリバンと、ソ連帝国の崩壊のどちらが大事だ? 訳のわからんイスラム教徒と、中央ヨーロッパの解放・冷戦の終結のどちらだ?

Q:訳の解らないイスラム教徒?しかし、イスラム原理主義は現在、世界の脅威の代表であると繰りかえし言われているのですが。

ブ:ナンセンスだ。西側諸国は、イスラムに関してグローバルな規模の政策を持つといわれるが、ばかげている。グローバルなイスラムなど存在しない。イスラムを、デマや感情を差し引いて理性的に見たまえ。15億の信者をもつ世界の主要な宗教だが、サウジアラビアの原理主義と穏健派のモロッコとパキスタンの軍国主義、西側寄りのエジプトと中央アジアの世俗主義、これらのどこに共通点があると言うのか。キリスト教国家の共通点以上のものは何もない。

■道連れにして自滅する計画 
『from 911/USAレポート』 第10回目 冷泉彰彦

『 契約金が190億ドル(2兆3千億円弱)、そして40年にわたる契約総額は2千億ドル(24兆円強)というのです。空軍や海兵隊の戦闘機、空母艦載の海軍籍機、更には英国海空軍籍機までも共通仕様としたのが受注に成功した理由のようです。ロッキード社の株価は、911の前が37ドルだったのが、50ドルを越える水準に跳ね上がりました。』

『 これは世界が変わったということです。ロッキードと言えば、経営不振から民間機の製造から撤退し、大リストラを余儀なくされていたのです。』

『 ロッキードの株価で言えば、大統領選挙前は30ドル程度、その前のハイテク株が全盛の一方「オールド・エコノミー」に未来はないような言われ方をしていた2000年3月には17ドルの底値をつけていました。』

『 これは大きな、余りにも大きな変化です。まるで同じ世界とは思えません。ハイテクを通じて世界が一体化する。ハイテクの技術が進めば、ありとあらゆる物流が合理化されてモノの値段が下がり世界中の人々が幸せに暮らせる。環境問題や資源問題、食糧問題などの懸念に対しても、あらゆる統計的な解析が進み、一体化した世界の全ての人々が「合理的」に行動すれば技術革新の 効果もあって、人類には明るい未来が待っている。そんなクリントン=ゴアの提供したストーリーは消えてしまいました。』

『 ロッキードの「明るい」ニュースには別の側面もあります。911直後から絶望的な将来見通しを出していたボーイング社の雇用を、ロッキードで吸収するという効果です。これもおかしな話で、同じ航空技術が世界の相互交流に使われるのではなく、向こう40年にわたって「国際緊張」に口実を得れば「空爆」を続けようということに使われるのです。』

『 これは人道面だけの問題には止まりません。他でもないアフガンに侵攻するという愚を犯すことで、ソビエト連邦はあっけなく亡びました。それはグローバル・エコノミーの拡大する中で、外貨を浪費した挙げ句に小麦を買うドルすら無くなって経済と民生が破綻したからです。』

『 アメリカも同じです。万が一、軍拡と民生軽視で財政が再度破綻してしまい、グローバリズムの恩恵がEUと中国に流れれば、ソ連の二の舞もあるのです。大統領選挙からもうすぐ一年になりますが、やれやれ、アメリカの有権者は大変な政権を選んでしまったものです。』

『 日本の中で誤解があるようですが、 共和党政権は 「グローバリズム」の神髄を推進するつもりのない政権でした。ですから、その「空爆」の愚を批判するのに、「グローバリズムへの異議」を言うのは少し違うように思います。この時期に、もう一度「京都議定書の否定、電子商取引の課税とメール盗聴の強化、異質なものの排除、大軍拡とミサイル防衛を中心とした孤立主義」はグローバリズムですらないことを、良く考えてみた方が良いでしょう。』

『 小生は民主党の政策に全面的に賛成なわけではありません。ですが、今思うと今回の政権交代の持つ意味はたいへんに大きかったのだということは事実認識として必要でしょう。その意味で、その時その時のホワイトハウスに追従するだけの 「外交」 では、国際的に複雑な利害の中で経済活動をしている日本を支えられる筈がないように思います。』

『 ただ国旗や国歌の話になりますと、911直後のような熱狂は消えて、どこか醒めたものがあります。』

『 あれだけ誤爆の報道が続き、しかも炭疽菌は別の犯人像でしかも捕まらないとくれば、そう した「愛国」の仕掛けに白けるのも無理はないでしょう。』

『 今日の会見で白熱したのは、米軍が投下している食糧の袋と、散開後のクラスター爆弾の不発弾の色が同じ黄色であって、たいへんに危険だという追求でした。ペンタゴンとしては「初歩的なミス」と平謝りの上で食糧の方は青い袋に変更するということでした。』

『 この「食糧投下」というのは「空爆という後ろめたい行為への言い訳」と言 われてもおかしくない偽善と言って良いでしょう。』

『 そのCNNですが、ここのところ何かと圧力がかかっているようです。』

『 そんなわけで、膠着状態のアフガン情勢に対しては世論は様子見という感じになって きています。無責任なようですが、それが実態です。その一方で、炭疽菌の方はじわ じわと感染が広がることで、不安と怒りが一般市民にも広がってきています。』

『 恐怖が爆発するのではなく、本当に静かに忍び寄っています。』

『 ですが、その背後で経済や社会の構造が思いもかけない転換を遂げつつあることに、誰もが気をつけてゆかなければならないように思います。』

■思い通りになるという妄想病

力による平和

『  テロリストの組織を解体するためには、結局、彼らを破壊することが求められるのだとすれば、そうするしかない。』

『 彼らは、我々が、彼らが信じるものを信じない、という理由で、我々を憎むのである。』

『 軍事的な攻撃を排除することがテロリストの暴力を終わらせると考えるのはナイーヴである。 そうではない。 我々への攻撃が我々の過ちやアメリカの傲慢の結果であると信じるのはまちがっている。 そうではない。 アメリカが正義ではなくて復讐を求めていると考えるのはまちがっている。 我々は、既に充分、法の遵守を求め続けてきた。』

■劣等優越無力感病 米軍事戦略の三つの柱

マイケル・T・クレア

『 一つめは米国中心主義である。同盟国との共同作戦も含め、軍事力の使用は国益を最大限にするものでなければならないとする。』

『 三つめは恒久的優位である。科学、技術、経済的資源を駆使して、米軍の優位を恒久的に確保することを意味する。』

『 国益のみを重視する結果、多国籍軍による平和維持活動への参加は見直される。これは新大統領にとって二次的な問題にすぎない。「(平和維持のための)活動における(米軍の)過剰展開は、部隊の士気に深刻な問題を及ぼした(3)」。』

『 米本土ミサイル防衛(NMD)の問題についても、新政権の立場は同様の青写真に支えられている。ブッシュ大統領は繰り返し、このシステムの配備が米国だけでなく他の同盟国にも恩恵をもたらすものだと示唆したが、別の論理が働いているのは明らかである。』

『 ところが、公式の発言を注意深く分析すると、NMD計画は積極的な攻撃戦略の中核となっているように見える。敵のミサイルを無力化するNMDシステムが配備されれば、「抑止」の制約から解放された未来の米国大統領は、核弾頭か何かを搭載した弾道ミサイルによる報復の危険にさらされることなく、「ならず者国家」を攻撃できるようになるだろう。』

『 「ミサイル防衛を展開しなければ、たいへん危険なことになる。ミサイル武装したならず者国家との対決に際し、我々は行動の変更を迫られ、わが国の利益を追求しにくくなるだろう(6)」』

力ある立場

『 米国中心主義に続く二つめの柱は、世界における米国の介入能力の拡大を追求することである。』

『 三つめの柱として、ブッシュ政権は軍事的な優位を長期にわたって保持するつもりでいる。米国はすでに、今後数十年は他者の追随を許さないほど圧倒的に優越した軍事力を持っているのだが、新政権にはさらに長期的な青写真がある。米国の軍事的優越を無限に維持しようというのだ。』

『 1999年にブッシュ氏は以下のように表明している(9)。「我々の重要な目標の一つとして、米国の平和的な影響力を世界中で、また時代を通じて発揮していかなければならない」。そして米国は、特にアジアにおいて、いかなる大国も連合も地域の安定を脅かすことのないよう、「力ある立場を保持」しなければならないとも述べている。こうした大綱の原案は、1992年に起草されたペンタゴンの秘密報告書「防衛政策指針1992−1994」の中に見ることができる。』

『 先に見たように、NMDというミサイル防衛の傘は、米軍が好きな時に好きな手段によって敵国を攻撃できるようにするためのものと言える。』

『 地域レベルでは、紛争のおそれのある戦略地域に戦域ミサイル防衛システム(TMD)を配備するということになる。NMDは紛れもなく、恒久的優位戦略の中核を成しているのである。』

『 要するに、ブッシュ政権の計画は、欧州にも世界全体にも多大な影響を及ぼすことになる。欧州連合(EU)が安全保障分野で対等な協議を求めても、自国優先を唱える米国内の勢力にぶつかるのは避けられない。』

『 つまりブッシュ大統領は、非常に危険な賭けをしている。かつて支配的な大国が自国の優位を無限に強化しようとする度に、それに対抗する勢力が現れた。そして次に起こるのは、軍拡競争や大規模な戦争であった。』

■秘密の共犯関係
安全保障とテロリズムについて

(ジョルジォ・アガンベン)哲学クロニクル207号

『 わたしたちはいま、安全保障の思想が極端にまで、そしてもっとも危険なところまで発展した状況に直面している。』

『 しかし安全保障という思想には、重要なリスクが付随している。安全保障によってしか正統性を保証できず、国の課題が安全保障しかない国家は、とても脆い組織なのである。こうした国家はつねにテロリストからの挑発をうけて、みずからテロリズム的な国家になる危険があるのである。』

『 十八世紀の国家学(ポリツァイ学)の理論家たちが主張していたように、政治を警察(ポリス)に還元してしまうと、国家とテロリズムを分かつ境界線が消失してしまう恐れがあるのである。』

『 そして最後には、安全保障とテロリズムが単一の死のシステムを作り出し、このシステムのうちでたがいに相手と自分の行動を正当化し、正統なものと主張するようになりかねない。』

『 これによって、国家とテロリズムという本来は対立するはずのものが、こっそりと手を結んで共犯となる危険が生まれてくる。』

『 それだけではない。安全保障を求めるあまり世界的な内戦へと突入し、すべての人々が市民として共存することが不可能となるおそれがあるのである。』

『 グローバリゼーションは地球という惑星レベルで新しい秩序を確立するという理想を暗黙のうちにかかえているが、これは実際にはすべての無秩序のうちでも最悪なものなのである。』

『 しかしさらに別の危険性がある。安全保障ではつねに(シュミットの語った)例外状況に依拠しなければならない。安全保障措置は、社会をますます脱政治化する機能を果たす。長期的にみると、安全保障は民主主義と両立できないのである。』

『 だから国の政治の中心的な考え方となっている安全保障の概念を作り直すことが、なによりも緊急な課題となってきた。』

『 現在、エコロジー、医学、軍事などのさまざまな側面で、すべての種類の緊急事態計画が策定されているが、これを予防するのための政治が欠けているのである。』

『 事態は逆なのだ。政治は、緊急事態を作り出すためにこっそりと働いているのである。』

『 民主主義の政治の課題は、人々の憎悪、テロリズム、破壊をもたらす条件が発生するのを防ぐことである。憎悪やテロや破壊がすでに生まれてから、これをどうにか制御するのが政治の課題だと考えてはならないのである。』 作成:中山 元  (c)2001


森番日記/ /目次/ /和尚/ /太母/ /ミルダッド/ /創造/ /チャンプルーズ/ /最新リンク/ /2004年後半/ /2004年前半/ /2003年/ /2002年後半/ /2002年前半/ /12月下旬/ /12月中旬/ /11月中旬/ /11月上旬/ /10月下旬/ /10月中旬/ /10月上旬/ /9月ニューヨークテロ以後/ /9月ニューヨークテロ前後/ /2001年前半/ /ほんまかいな、そぉかいな?/ / 緑化情報/ /写真日記/ /月刊いんどアーユルヴェーダ新聞/ / ああ、インド暮らしの日々/
/地球再緑化機構/ /ハーブお買物で寄付/ /ジャングル石鹸お買物で寄付/ /インド伝統医学に学ぶアユルヴェーダな生活有料メルマガで寄付/ / インドの砂漠が森へと甦る。イマジン&実践レポート/