アキードの作品



絵を描くことで自分について、たくさんの気づきがもたらされる

  アキード:もちろん絵を描いていて、苦しい思いをすることはよくありますよ。筆が止まって描けなくなって、苦しくなって…それは人生と同じでしょ。ものごとがうまくゆかなくなって行き詰まるということはよくあります。それでミーラのグループでは頻繁シェアリングをします。みんなで、いま自分の絵を見ながら、自分の状況を語りあってゆきます。そのシェアリングが絵のシェアリングでもあり、またその人自身の人生でもあるんですよ。セラピーも同じだと思いますが、人生での問題があって、苦しみ悲しみ辛さ…があって、それでセラピーして……絵を描いていていると、そのプロセスのなかで人生と同じ状況が生まれてきます。自分は悲しくて…それでその状態がはっきりと絵に出ているのがわかります。こういうプロセスを通じて、僕は僕自身のことについて、たくさん気づかされることがありました。僕は瞑想をしようと、ここプーナを訪れたのですが、絵を描くことで気づきがもたらされて、それがとても僕自身の瞑想を深める助けになりました。だから、ミーラにはとても感謝しています。






プライマル・ペインティング

  今年で3年めになりましたが、この絵は最初の2年間に描いた絵とは違っていました。最初の2年間で、いままでの自分のパターンが絵のなかに出尽くしたかに思っていたら、意外だった自分の面がまだまだあったということに気づいた。絵に出てきた。今回、もっと内側から出てき始めたという感じがしています。最近は自分の描く絵を、それは自分自身でもあるんですけど、客観的にみるようになっています。絵を描いていて、キャンバスに映し出されたもの、それをよく見てみると、驚きの連続です。絵が僕の知らなかった僕自身を逆に教えてくれる。
  プライマルペィンティングっていうんだけど、絵に感じるがままに、描いては、またそのうえに描いて、しまい一枚にキャンバスに何層も絵が描かれてしまう。だから、絵の具が重なってずっしりと重い。ときどき、それが鉄板みたいに思えることすらあります。その大作(これをやった本人にとっては大作なんですよ)を、あとで眺めてみると、いやぁ、ほんと、自分自身を見せ付けられているようで、新たな発見の連続です。マインドっていうのは、巧妙にいろいろごまかすけど、絵にははっきりと出てしまうんですね。自分の陥るパターンとか、人の喜怒哀楽はもちろんのこと、その人の美しさから、潜在的な可能性がはっきりと絵を通じて感じ取れることがあります。だから、ときどき、自分の描いた絵をよく見てみるんです。絵に自分を教えられて…気づくことがよくあります。絵は僕にとって、とてもよい瞑想になっています。(アキードインタビュー終わり)

FarEast Connection


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