私のインド料理の先生はアヤさん!
リリィさんと言えば、ここインドプーナのコレガオンパークに住む日本人の間では、知らない人はいないと言っても言い過ぎじゃないかもしれない。じつは彼女は「アヤ」さんなのです。インドでアヤと言えば、家政婦さんのこと。掃除や選択、料理まで、希望に応じて家庭内の雑事をこなしてくれる、まことにありがたいヘルパーさんたちのこと。とくにこのリリィさんが知られているのは、長い間、日本人たちのために働きつづけてきたこと、そして、決して家のものを取ったりしないし、何しろ、仕事がしっかりしていて、手抜きをしない。それで、日本人たちがリリィさんご指名をする。そういうことで、10年以上も大勢のプーナにやってくる日本人が彼女のお世話になったのである。 |
リリィさんのお料理教室 「パニールのカレー」 材料
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ガラムマサラ クミン |
香辛料
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さて、ここで問題になるのが*印のついた「パニール」です。パニールはインドではどこのお店でも手に入りますが、日本ではまず買うことができません。(ちなみに、こんなに美味しいのにねぇ〜、実は今日もパニールカレーだぁ〜)なんとも言えない食感と、舌触り、それに何より牛乳からできた、つまり牛さんからの贈り物であるがゆえに、神聖な食べ物なんです。パニールを日本の食材に訳すと「カッテージ・チーズ」ですが、どうも、日本で販売されているカッテージチーズとは似て非なるもの。ううん、なんと言って良いやら…豆腐のようで豆腐でなし、ヨーグルトのようでヨーグルトでなし、鶏肉のようで鶏肉でなし…えっ?ますますわからなくなった…ということで、パニールは日本では買えませんので、代用として菜食の方は豆腐、肉食の方は鶏肉をご使用ください。以下のレシピのパニールの部分をそれぞれのお好みの食材に置き換えてやってみてください。 |
←中火で表面が狐色になったらOK。あとでカレーに入れます。パニールは中火で結構長い時間揚げていました。 |
| 二つ用意したうちの残りの一つのたまねぎとトマト3ヶをおろし器で摩り下ろします。(それだったら、ミキサーでやったらいいかと安易に考えがちですが、ミキサーは目が細かくなりすぎて、失敗のもと…使用してもいいですが、細かくしすぎるとカレーの味が極端におちます。マハも失敗しました。だから、下ろし金で時間をかけて下ろすのがちょうどいい加減のようです。)写真をご覧になってわかりますか?微塵切りよりも細かいって感じです。ひょっとしたら本当に細かい微塵切りでもいいかもしれません。この日、リリィさんが下ろすのに使ったのは、プラスチック製のものでした。 |
| トマトのほうは、これは多分ですが、トマトピューレーのようなもので十分代用がきくと思います。どの道、綺麗に潰れますから。 |
炒まったところで、トマトオニオンベース+スパイス、揚げ終わったパニールを投入。グリンピースと水をカップ1程度入れ、弱火にして煮込むこと20〜30分…で、できあがり! |
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