デジタル世代のカウンターカルチャー
Winnyを使って映画やゲームを共有していたユーザーが、著作権法違反で逮捕されたときにまとめたメモです。--Saleem
まず、こういう割れ物がらみの「被害」といったら、
- 存在したかもしれない利益(カネ)の喪失
- こういう見込み利益は成立するかどうか自体微妙。
- なぜなら「利益のために商品開発し、それを売って採算を取り目標を達す」という今のビジネスモデルは「モノは欲しい/必要だが、カネは払いたくない/払えない状態」の搾取だから。
- つまり需要と供給の不一致を(不当な)力で捻じ曲げているのと同じ。逆に言ったらユーザー側は弱みに付け込まれて妥協してしまっている。又その状況が当たり前だと刷り込まれている。
- 自分の労力に対価(おもにカネ)が支払われないこと
- 企業のプログラマーは自分が開発したソフトがタダでコピーされても「被害」に遭わない(投入した労力に対して対価(給料)が支払われているため)。ただしストックオプション導入時などの例外あり。
- 「自分のモノ」を盗られたというエゴの傷心
- 自作シェアウェアのクラックパッチや登録パスワードが出回ってしまったソフト作者とクラッカーとのいたちごっこ等。
大体これぐらいかな。
大雑把に「被害」の出方を1のみと2+3に分ける。 1と2+3の混ざり具合の比率は「被害者」が企業極と個人極の間のどの地点に属するかに比例する。
Linux:
- カネがいらなくて自由に使え、中身が見える新しいものを作りたい
- オープンソース+そのコミュニティ
- 著作権に縛られず自由に遊んで楽しみたい
- 他者との共同(開発)作業
- 古い観念(商用ベースでなければ大規模ソフト開発は無理、等)の破壊
P2P Pirates:
- 実際問題としてタダでコピーできるものに金を払うのは馬鹿らしい
- 欲求は満たしたいがそのためにカネを払うのは嫌だ
- なんでもタダで手に入れたい
- 著作権に縛られず自由に遊んで楽しみたい
- 他者とのファイル共有、交換
- 既成の著作権や流通による集金システムの破壊
- 新しい手段(P2P)の創造
両者の共通点として、
- カネが要らないこと
- 新たな創造と古い価値観の破壊
- カネがヒトを支配する社会への反逆
- 思想、ソフトウェア等の共有
があげられる。
P2Pは「壊す」寄りで、Linuxは「創る」寄りですね。
Linuxは既得権益の邪魔が入らない新しい土壌を開発したことで、P2Pは著作者と著作物を切り離したことで、既得権益者に尋常でない危機感を与えている。
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