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『レコードは傷に針を当てて歌うんだよ』
歩いた後には足跡
それはいつか道になって
高い空から見れば小さな溝のようなもので
足跡を追いかけるように針を走らせて
そして歌うのだと私は思う。
傷だって足跡の中の一つでしかないのだから。
『leelaは自分の限界まで頑張っちゃってたからね』
そのとおりである。
その事を分かっている兎は昔何度も愛あるお説教をしてくれた。
分かった上でお説教をしてくれる兎が相手だから
私は随分と納得しつつ反省を繰返した。
自分の衝動や感情を大切にする事は大切だ。
けれど、それだけでは何かが確かに狂っていく。
気づいたらあるバランスを大切にするようになっている。
私に都合の良い期待を押し付ける人は
今の私を冷たいと評するが、それはもうどうだっていい事。
私にとって大切なものは私にしか選べないし決められない。
そして私はもう既に自分で見分けて選んで決断しただけなのである。
誰にも大切なものはあるだろう。
それを放り出してまで他者の期待に応えて尽くし続けろ。
そうでなければアナタを認めない。
そんな身勝手に付き合える程の暇は今の私にはもうないのである。
だからと言って、片っ端から蹴りはしないけれど
あくまでバランスをとる私は出来る事の半分程しか注がない。
出来る事全てを注ぐべきは先ず自分と自分のベースとなる部分と人。
なんだ、これっていいじゃないの、と思う。
そしてそう出来る自分が嫌いじゃない。
分かりやすい優しさを見せ続ける事は減ったけれど
決して意地悪になった訳じゃない事は私と
そして誰より兎が知っている。
自分で自分を認める事の大きさ。
真に信頼出来る相手を見分ける事。
自分で見分けて選んで決断する事。
言語化出来るレベルまでそれらをこの数年で学んだのだと思う。
やはり私はとてつもなく運がいい。
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