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20040210

ユメヲミタ

こんなに怖い夢を見たのは久しぶりであった。

とにかく無数のバッタ。
ショウリョウバッタにオンブバッタ。
グリーン一色の者も居れば
グリーンにベージュの羽の者も居る。

彼らが部屋中にいるのです。
大きさも様々で。
私の体の上にまでとまるのです。

何が怖いって、私は昆虫の類(クモはアシナガグモ意外は平気。むしろ好き。)
と両生類全般とヤモリが怖くて怖くて堪らないのである。

そして昆虫の中でもバッタはベスト5に入る恐怖の対象なのである。

悪意がないのが分かるから殺す訳にもいかず。
一寸の虫にも五分の魂とも言うではないか。

わぁわぁ、きゃあきゃあと部屋を闊歩するバッタ。

恐怖の余り失神寸前の私。

最近某御仁に『生粋の武士ですね』なんて言われたのだが
バッタ相手に失神しそうになる武士なんかきっといない。

ハッと目が覚めて胸を撫で下ろす。

あぁ、怖かった。
けれど、悪夢とも違う。
バッタは私に何を言いたかったのであろうか。

どうせだったら猫まみれ、犬まみれ、鳥まみれ、げっ歯類まみれ、馬まみれ、などの方がいい。
むしろ希望します。

夢の神様がいるのならお願い。
わらわらと私に群がる生物を出す場合は
毎回私が得意な生き物だけにして下さい。

もう二ヶ月程

私と2人きりで過ごしている為か
にゃんこの『甘ったれ&沢山遊んで病』が発症してしまった。

私はあまり動物をかまわない。
というのも、構いすぎると動物側がストレスを感じる事も少なくないし
自分で遊ぶ、という意識が薄れてひたすら人間にしがみつく傾向が強くなるからである。
(もちろん、毎日必ず必要な分は一緒に遊んだりかまったりはする)

そのように接してきたのに何故うちのにゃんこは
『甘ったれ&沢山遊んで病』発症状態になったのか。

理由は母である。
母はとにかくにゃんこを甘やかす。
そしてにゃんこをイヤという程構うのである。
実際、そのせいですっかり猫になめられてしまい
にゃんこの中では『No.1=leela、No.2=自分、一番下っ端(若しくは自分と同等)=母』
という図式が出来ている。

だからあれほど言ったでしょう、と母に言ったところ
『なめられないようにするっ!』と言ったのだが
それは、にゃんこが4歳を過ぎてからの事であった。
三つ子の魂百まで、である。

母は根本的に動物に対して過剰に甘い。
もちろん、気持ちは分かるがそれじゃあ一緒に暮せません、ってものだ。
ルールをきちんと教えない事で事故に繋がったり
関係性が整理出来ずに動物側が混乱する事もある。

なので、この子がうちの子になると決定した段階から
『絶対に甘やかしてはいけません。親ばかはよくても、馬鹿親はだめですよ。』
と口が酸っぱくなるどころか苦くなるまで言ったのであるが全て無駄だったようである。

『甘えれば甘えたいだけ甘えさせてくれる人がいる』
『わがままを言い続ければ通る相手がいる』
『つまり自分は王子様である』
と、にゃんこは大変な勘違いをしてしまった。

しかしながら、この子から見れば私は『一番偉い人』なので
私にはわがままを言う事は殆どないし
甘えるにしても限度を知らない甘え方は通らない、と理解していた。

筈だった。

この二ヶ月以上の母の不在でにゃんこの『甘えとわがままを無理にでも通したい』
という欲求がピークに達してしまったのである。

お陰で真夜中でも『遊びたい』と炎の要求。
出かける間際でも『抱っこして』と炎の要求。
愛が足りないって感じなのね、とは思うので
無理せずかまえる分にはかまっているが
甘えとわがままを存分に通す機会はないわ
おまけに自分が言いたい放題言って喧嘩出来る相手(=leela母)はいないわで
私が少々かまう時間と機会を増やしても彼の欲求は満たされないのである。

そして、ふと思う。

もしかして母は私の育て方を間違えた、と思って
にゃんこの育て方は間違えまいとでもしたのだろうか、と。

私が母に甘やかされた事は皆無である。
とゆーか、スパルタ。
『おかぁさぁん』なんて甘えようものなら
『甘ったれるんじゃないのっ!』と裏拳が飛び
何かあって泣いてでもいようものなら
『情けない!泣くんじゃないのっ!』としばかれて育った。
気に障る事をしようものならタコ殴りである。
ちょっとでも言いつけを破れば外気温を問わずたたき出された。
大人のルールを大人以上に厳守しなければ愛の鞭&禁固刑である。

何故か喧嘩に負けて帰ったりすると『勝つまで帰るな』
などと言われたのであるが、今思うと女の子が肉弾戦で全勝するのもどうかと思う。

まあ、とにかく私は母に厳しく育てられ、お陰で自分の面倒は自分でみられるし
礼儀についても厳しかったので外で恥をかく事もないので感謝しているのだが
母からすると『どうにもこうにも子供らしい子供じゃなくて可愛げがなかったわ』
という感があるようで、そこが未だにひっかかっているようなのである。

確かにね、正論で親を言い負かす娘は可愛げはないですね。
『お母さん、相談があるの』なんて娘に相談事をされるシチュエーションは皆無で
『なんかあったら相談していいよ』と娘に言ってみても
『いえ、個人レベルの問題は個人で解決します』と返って来るんだから尚更可愛げはないですよね。

そのせいか、『アタシがいなくて大丈夫?寂しくなーい?』
なんて電話をかけてくるのであるが
『いや、大丈夫ですよ、もういい歳ですし』と答えると
『あんたって可愛げがない』などと言っていたりもする。

というか、アナタのあの育て方じゃあんまり可愛げある愛くるしい子供には育ちませんよ。
それこそ、三つ子の魂百まで、と思って頂くしかないのである。

ま、とにかくそれで『今度こそは可愛げのある愛くるしい者を育ててみせる』
という気持ちがあるのではないか、と娘は推察しているのである。

しかしながらそれも完全に裏目に出ているが。

にゃんこは緩急つけて自分を育てた私には可愛げがあり愛くるしい態度を見せるが
母には完全になめきった態度で横柄な振る舞いをする子になってしまった。

母、イキモノ育成大失敗。

そんな母の相方の父が『豆柴欲しい』などと言い出している模様。

父も恐らく大失敗する事であろう。
なにせ、あの母の相方である。
あの2人が育てたら日本一の困った豆柴になる事であろう。

そして尻拭い(=再教育)を押し付けられるのは私であろうという事も想像に難くない。

私は今『甘えた&わがまま病』発症中の猫への対応で手一杯である。
そして今後も再教育で手一杯である。

どうか父と母の所に来る豆柴がいませんように。

親不孝覚悟でこっそり祈っている娘なのである。

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