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20060121 キングダム・オブ・ヘブン

先日

うさちゃんと『キングダム・オブ・ヘブン』を見た時の事。

オーランド・ブルーム演じる主役の心情に関して
うさちゃんがボソッと呟いた。

「幾ら、死んでるって言ったって自分の奥さんの遺体が首ちょんぱだなんてね・・・」

おや、うさちゃん。
オーランド君の心情がお分かりになると?

「うん、やっぱり平静じゃいられないでしょう」

ま、自分にとって大切な存在だものねえ。
うさちゃんも平静じゃいられないと思う?

「うん。あそこまでの事はしないにしても心穏やかで居るのはムリ」


私が一番最近経験した「かけがえのない大切な存在の死」は
やはり、一昨年のにゃんこの死である。

そこで思い出すのは昨年12月の日記にも書いた夢だ。

例え、魂と呼ばれるものがその身体から姿を消していても
もう二度と動かないと知っていても
その身体は何をされようと痛みなど感じないと分かっていても
愛しいものである事にはなんの変わりもない。

愛しいものの亡き骸は魂の抜け殻でしかないのかもしれないが
その抜け殻すら、愛しく、かけがえのないものなのである。

己が死してまでも守りたい何かについて
世の物語の中では数多く語り続けられているけれど
死した者であろうと守りたい、守りたかったのだ、という
無念さと、言いようのない思いについて語られる物語は
そんなに多くはない、と思う。

この映画は飛びぬけて素晴らしい映画だとは思わないし
キャスティングにも穴を多く感じたけれど
死した者と、それを見送る者の間にあるものの一部を
案外上手く語っている作品かもしれない。
(でもオススメはしません。十字軍の悲劇と損失に対して個人的にムナクソ悪い所があるので。)

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