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★インドの大同芸人のおじさんは、とてもシンミリと歌を歌ってくれる。おじさんの歌を聞いていると、なぜか涙があふれ出てきます。
おじさん!おはよう。今日もあの詩を聞かせて!カスタネットのようなものを片手でカチャカチャ、一本弦の楽器を「ブヨーンブヨーン」と、そしておじさんは詩(うた)を謡う。
「あーあー、人生とはこんなものさ。なにがよいとも、なにがわるいとも、いえないが、人はそれぞれに生きる道、それを進むが賢明よーーー」 と謡っているのか、よくわからないけど、ヒンディー語とも何語とも判断つかないけど、とってもしんみりしてしまう。とっても懐かしい感じがして…なぜか泣けてきちゃうの。おじさんと何の言葉も交わしたことはないけれど、おじさんが謡う詩は一度聞いたら忘れられない。 たまに御布施をするのは礼儀というもの。10ルピー札(25円ほど)を出すと、おやじはさっと黒ずんだ手を差し出してニコッとしてお金を懐にしまい、また謡い始める。昔はもっと足が達者で、そこいらじゅうを流して回っていたのになぁ。最近、もう歩かなくなった。というか、歩けなくなってきたのね。ヨタヨタしているので歩き回るのはやめたんでしょう。だから、一箇所に、毎日座ったまま動かない。大丈夫かなぁ?ちょっと心配。おじさん、元気でいてよね。次に来るときも歌を聞かせてよ、きっとだよ!
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