|
|
|
いままで、私は幾度となくカリンバの音を聞いた事があるけど、このカリンバ…パルマナンドさんのカリンバを聞いたとき、なんて、安らぐ音色!…その音を聞いていると、ふっと力が抜けて自然にリラックスしてしまう。自分で見て、ひいてみて…カリンバは本当に簡単にひけてしまいます。ひいているうちに、どこか遠くへ行ってしまいます…でも、それは同時に、とっても近いところなのかもしれない…ただ、忘れていたスペースへもどっていくって感じかなぁ。カリンバはもともとアフリカ原住の民の楽器。素朴でシンプルな楽器。誰でも引けます。 ・やってきた音楽…パルマナンダさんが彼のカリンバを引いているとき、私は、パソコンでお絵描きを始めました。それが上の絵です。 |
|
|
|
■私のカリンバ 私のカリンバを紹介します。毎日、一緒に遊んでいます。このカリンバはインド在住のパルマナンダさん作。彼が苦心のすえに完成させたオリジナル・カリンバ。実は、アフリカのカリンバの原型とは随分と違ったものになっています。アフリカのカリンバは木で箱やブリキを貼り付けて作られていることが多いですが、このカリンバにはインドのシタールと同じカボチャが使用されています。 顔のところ、表面はローズウッドですが、その後ろは丸い女性のお尻の形をしたカボチャです。カボチャを使用しているので、響きがとても柔らかく、透き通るような音色が聞こえてきます。 |
|
|
■その音は、私にとっては、まるで水のせせらぎとか、木漏れ日のなかで、そよ風を感じているような…木の葉がさらさらと…そんな優しく流れるような音です。 音自体は、とっても軽やかな音なんだけど、私のカリンバのカボチャの部分がとても大きいので、体の上において、ひいていると、そのバイブレーションが何とも気持ちよく伝わってきます。ここにいま流れている曲だけを聴いているのでは、このカリンバのよさは伝えきれませんが、振動(バイブレーション)がとっても気持ちいい。アフリカの素朴な楽器に、インドの伝統的なシタール作りの技が加えられて、新しい形のカリンバが登場したと思います。 私のカリンバが、私のところにやってきたのは、これはちょっとした偶然だったのです。パルマナンダさんが、お友達に連れられて、自分のカリンバと一緒に私のおうちに遊びに来ました。そのときに、ちょうど私はカリンバを探していた!どこか、インドでもカリンバを買えるところがないかなぁとお友達に聞いていた。そしたら、パルマナンダさんが、彼のカリンバと一緒にやってきた!なんていう偶然。私は、彼のカリンバをすぐさま貸してもらって、もう手放しませんでした。 私のカリンバは、彼がインドのマナリで1週間以上もかけて作り上げた彼の大のお気に入りの作品。素晴らしい音を奏でてくれます。実は、パルマナンダさんは、私が欲しがったカリンバを手放したくなかった…手放すなら、どうしても本当に欲しいって言ってくれる人にしか譲りたくないって思っていたそうです。それで、私が一度手にして、もう手離さなかったので、譲ってくれたのでした。 |
|
■カリンバ作りの達人・パルマナンダさん(写真右) パルマナンダ: 僕とカリンバとの出会いは、タイのある島でのことだった。そこで、初めてカリンバの音色を聞いたとき、僕はもう、うっとりしてしまった。それを持っていた人からカリンバを借りて、触って自分でもひいてみたんだけど、もう、はまってしまったんだね。 そのころは、カリンバといえば、いいものはなかなか手に入らなかった。それは僕の満足のいく音が出るようなものではなかった。それなら、自分で作ってみよう!って自分のために作り始めたんだ。 |
|
|
■カリンバは僕の遊びなんだ パルマナンダ: それで、僕は、自分で見よう見真似でカリンバを作りはじめた。それから、僕のカリンバ遊びが始まったんだね。カリンバは単純なようで、僕の思ったような音が出てくれるまでに相当な時間がかかった。弦といってもシンプルなものだけど、この素材一つにしても、これだってものを見つけるのに時間がかかったんだ。始めは、アフリカのように木の箱で作ったんだけど、何だか、だんだん物足りなくなってきて、大きな木の箱のなかで、ひいたりしていた。するとうっとりするように響いてくれる…よし、それなら、シタールのカボチャ自体を箱にしてしまったらどうだろ?!って、ひらめいたんだ。インドのシタールはいい音を出すためにカボチャを使っている。だから、カボチャ探しが始まって…話せばたくさんあるんだよ。 実はね、弦を止めているこげ茶色をした木だって、これは大変なシロモノさ。もはや、地球上に存在していない木を使っている。いや、確かに数本、まだ地球上に残されているらしい。アフリカに数本。この木はまるで鋼(はがね)のように硬い。硬いから、カリンバの弦止めに使うことで、いい音が出せるんだ。 それに、そもそも、いったいそんな木が存在する、していたなんてことを知る人はほとんどいないと思う。いままで一度も市場に出回ったことがない。一本の木が生長するのに数百年かかる。それほどに貴重な木は、ごく一部の人しか利用することができなかった。 なんで、そんな木を僕が持っているかというと、実は、この木、インドに一本だけ残っていた。その木が実は20年くらい前に切られたんだ。その破片を僕の友人がイタリアに持ち帰っていて、偶然、それを僕はプレゼントしてもらった。いまでは、お金を出しても買えない木だ。昔は、インドのマハラジャだけが、この木を使って調度品を作っていた。加工するのも大変だったと思うよ。削るのにも、一苦労なんだ。 それほどに硬い木を使ったことで、カリンバの音が透き通って、素晴らしく聞こえるようになった。でもね、その木の破片もあと少ししかない…。 |
![]() |
|
■パルマナンドのカリンバが日本に行くかも? みなさんもどうですか?私と一緒にカリンバで遊んでみませんか?誰でもカリンバを手にした瞬間から、一流のミュージシャン。ひきながら遊んでいるうちに、知らない間に童心に返ってしまうような、そんな優しいカリンバは、私のおすすめです。 パルマナンダさんは、最近、いろいろな形や大きさのカリンバ作りに熱中しています。今度、彼はカリンバの作品を何本か持って日本に行くそうです。彼が日本に本当に行くようなことになったら、みなさんにも、このサイトでお知らせしますネ。 |
scince Aug.2000
|
|