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ひとつの詩に出逢った。
なるほど〜
なるほど〜
自分とそのまわり、状況に映し出されること
内側と外側のしくみを
とてもわかりやすくおしえてくれた。
みぃさんからのこの宝物
みんなと分かち合いたくって。
*
*
光源はいつも輝いていて、決して消えることがない。
その輝きは、温かく、慈愛に満ち、神聖さに溢れ、美しかった。
電球はダーツの的のように、まん中にあり、
その周りには幾重にも、円周が取り囲んでいた。
電球そのものは、僕、自分。
一番近くの同心円は家族。
次は親せき。
次は友人。
遠くには日本。
もっと遠くにはアジア。
その向こうには世界。
地球、銀河系、そして宇宙が、一番遠くの同心円。
電球君は望遠鏡で、いつも遠くを見ていた。
あまりに穏やかだった。
あまりに平和だった。
あまりに何もなかった。
毎日が、穏やかな晴天続きのようだった。
退屈した電球君はいい事を思いついた。
自分の内側のガラスに色とりどりの折り紙を貼っつけた。
いっぱいいっぱい貼っつけた。
こっちにも、あっちにも色とりどりの折り紙で、
きれいな模様を作りあげた。
楽しかった。
遊び疲れた電球君は、望遠鏡でまた遠くを見てみた。
びっくりした。
今まで、穏やかな世界だったのに、
近くの円も、
遠くの円も、
ドラマチックな世界に変身していた。
どの同心円でも、争いが起きていた。
家族でも、国でも。
どの同心円でも、不足が起きていた。
家族でも、国でも。
どの同心円でも、混乱が起きていた。
家族でも、国でも。
どの同心円でも、忘却が起きていた。
家族でも、国でも。
そして、それは電球君自身にも起きていた。
争いが、不足が、混乱が、そして忘却が。
電球君の目は釘付けになった。
電球君は、あちこちで起こることを、夢中になって見ているうちに、
自分が張った折り紙の遊びのことは、忘れてしまった。
外の世界をなんとかしなくてはと躍起になっていた。
でも、外の世界は、闇のあるところは、何をしても闇のままだった。
何をやっても、うまくいかなかった。
どの同心円も同じところに闇ができていた。
なぜなら、電球君の内側のガラスに折り紙が貼ってあるから。
永い永い時を経て、電球君は、だんだん思い出してきた。
遠い遠い、気が遠くなるほど、遠い時代に折り紙を貼って遊んだことがあったことを。
電球君は、争いにあき、不足にあき、混乱にあき、忘却にあきた。
電球君は気がついた。
そうか、家族も世界も、自分の貼った折り紙が原因だったんだ。
電球君は、一枚一枚折り紙をはがし始めた。
光源はいつも同じ輝きなのに、急にあたりは明るくなった。
一枚はがすごとに、家族も世界も同時に明るくなった。
はがした折り紙には、よく見ると文字が書いてあった。
争いとか、不足とか、混乱とか、忘却とか。
今、電球君は完全に理解した。
ただただ、自分の内側に貼り付けた折り紙をはがせば、いいだけだということを。
電球君は、元の穏やかで、平和な世界を再び創造することを楽しみ始めた。
*
*