第14話 パレアナの青春



●マンガの主人公パレアナちゃん

 マンガの主人公の女の子のお話なんだけど、パレアナちゃんって知っている?パレアナちゃんは小さいときに、自分の人生のテーマを決めた。それが、どんなテーマだったかというと…どんなことからも喜びを見つけるという遊びをするっていうテーマだったの。

 「私はどんなことからも喜びを見つけるわ!私はそれを遊びにするわ!」

  そして、パレアナちゃんはこんなことも言った。

 「もう、こんな状況からなんて喜びを見つけられっこないって、あんまりに悲惨すぎて…そんなひどい状況に出会うとワクワクする」

って言ったの…「ここからどうやって喜びをみつけてやろうかしら…」ってね、情熱がわいてきて、ワクワクするんだって。

 私は、この話に感動して、それで何人かのお友達に話したの。なかに「そのお話知ってるよ!」って、パレアナちゃんのお話を知っている人が いたのだけど、でも、その人たちは、お話を知っているだけだったの。パレアナちゃんのお話に確かに感動はしているのだけど、現実には、いまの自分の状況に愚痴ばかり言っている人たちだったのね。

 いい話を聞いて、そして、その話に感動する。いいなぁ、素晴らしいなぁってね。でも、それをいざ実践するとなると、これはなかなかできないことなんだね。

●アメリカで大ベストセラーにもなったパレアナの青春

 パレアナちゃんはアニメです。日本のテレビでもやっていたらしいけど、私は「パレアナの青春」というタイトルの文庫本を読みました。原作はアメ リカで、そのアメリカでは大ベストセラーになって、いまではパレアナという言葉が「どんな状況からでも喜びを見つけ出す」という意味の動詞として辞書にものっているんだって。日本語だったら、「パレアナる」ってところかしら。

 こんなお話が大ヒットになって嬉しい。ストーリーはとてもシンプルなんだけど--こんなお話しがあった。

●行方不明の甥っ子を探すおばさま

 彼女にはおばさまがいて、そのおばさまがあることで迷っていた。彼女には小さなときに生き別れになった甥っこがいて、その子をずっと探してきたのだけど--そのおばさまは。全生涯を生き別れになった甥を探すことに費やしていて--で、ちょうどそのとき、不確かなんだけど、ひょっとしたら彼女のっこではないかという男の子が見つかった。そうしたら、おばさまはその子が自分の本当の甥っこかどうかということを確かめることに時間を費やし始めた。

「本当の甥っこみたいだけど、ひょっとしたら違うかしら--」

●愛を注いであげて!

といろいろと調べ始めた。そのとき、パレアナちゃんはこう言った。

 「おばさま、そんなことに時間を注いでいるのはもったいない。その子を甥っことしと引き取って育てたらいいじゃない。おばさまのたくさんの行き場のないたくさんの愛をその子に注いであげて!--もしかりに、それが間違っていて、本当の甥っこが出てきたら、その甥っ子にも愛を注いであげれ、おばさまの愛が2倍も出てくるじゃないの--その子を引き取りなさい--」

 とおばさまにアドバイスしたの。そのおばさまはもともとお金のある人で、でもそのお金も使いどころがなくて、そして、自分の愛もいっぱいあるのに、その愛を注ぐことができなかった。でも、そのことがきっかけで、その子をひきとることになった。最終的に、その子は本当の甥っ子ではなかったのだけども、それがきっかけとなって、おばさまは愛を注ぐ喜びを知ることになった。そうして、いろんな人に愛を注ぐようになったの。

●もののとらえ方で、まったく変わってしまう

 そんな話があった。パレアナちゃんのアドバイスはほんと豊かなんだよね。「おばさま、もったいない、そんなことに時間を費やすのは。もっとおばさまの愛を注いで--使って」って--。

 ものごとのとらえ方っていうか、発想の転換というか--同じ一つのものごとも、とらえ方によって全然違ってしまうんだったら、豊かなほうを選んでゆきたいと思うね。


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