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古代エジプトの宗教性『エジプトの神々』

03/10/2003

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調べてみると、セトが抑圧された神として重要な位置にある様子。もとエジプトの主神が政治的に悪魔の位置にまで追いやられた。

ラー(太陽神)
|?
+---+---+
| |
ゲブ==+==ヌト

|
+----------+---+---+------------+
| | | |
オシリス==+==イシス セト=====ネプテュス
| (アセト)
|
ホルス==+==ハトホル(ラーの娘?)
(ヘル) |
|
+--------+-+---------+-------------+
| | | |
イムセティ ハピ ドゥアムトエフ ケベフセヌフ


太陽神 ラー
エジプト神話の創造主である太陽神ラーは、エジプト神話で登場するすべての神のもととなる。人間らしい感覚を持ったラーの気分によってエジプト神話は展開される。


ラア(Ra)-太陽神 レ(Re)ともいう。太陽神。頭上に太陽の円盤を頂き、円盤にはウラエウス(コブラ)がまきついている。年老いた神。ヘリオポリス神学では最高神とされた。しばしばアメンと同一視される。ラーは原初にヌンの八神が抱く蓮の葉から生まれたともいう。

ラアは時々アボビという大蛇に呑み込まれる。これが日食であるという。ホルス・オシリスと並ぶ三大神とする人もある。

オシリス (Osiris) エジプト名ウシル
冥界の王。穀物神。

ホルスの父で、イシス・セトの兄。
はじめ神々の王であったが、セトに殺された。

両手には王権の象徴である王笏を持つ、足はミイラのように束ねられている。 
オシリス神話ではイシスの夫であり、ホルスの父である。 
身体の色は再生復活を意味する緑の色に塗られた。 
人間は死ぬとオシリス神になって復活すると考えられていた。 
豊穣の神としての性格も合わせ持つ。

政権を奪うため、セトに殺害される。妻のイシスは必死にそれを助けようとしたが失敗し、オシリスは冥界に下った。だが、彼の子を宿すことだけは成功し、ホルスが産まれるのである。

一説ではセトが箱を作り、兄に「これに入ってみてください」というので入ったらそのまま閉じこめられてナイルに流された。その箱をイシスが発見して遺体から精子を採取し、ホルスを産んだが、その回収された遺体をまたセトが14個に切断し、13個はナイルに流し、性器の部分だけは鰐に食べさせた。ナイルに流された13個の遺体の断片はまたイシスが拾い集めて魔法によりひとつにくっつけたという。後にホルスがセトを倒した後は、冥界の主宰者に収まる。

元々は農業の神であり、ホルスの前の王であったことから、その視線はホルスの視線以上のパワーがあるとも。

イシス(Isis:ギリシャ名) エジプト名はアセト。
大地母神。豊穣の女神。
ナイル・デルタ地方に起原する神で豊かなナイルの土壌を表わす。

エジプトでもっとも人気のあった神。
すべての女神の母とされる。

創造主の太陽神ラーの孫
神々の王オシリスの妹・妻
ホルスの母。

死者の内蔵を守る4人の保護女神のひとり。
頭上に王座をのせた女性、あるいは牛の角をもち日輪をつけた女性として表現される。
フィラエ島にイシス神殿がある。

オシリスが殺され セトが王座についてからは、息子のホルスを王にするため奔走する。
ナイルに流されたオシリスの遺体を探しあて、手でそのペニスを揉んで勃起させ、自分の膣の中で射精させてホルスを産んだ。そしてホルスが成人するとホルスを助けてセトと戦い、これに勝利した。

エジプトの母・玉座の女神とも呼ばれ、最も崇敬された女神であり、中世ヨーロッパでは魔女の元祖・教祖ともみなされた。

片手にアンク十字を持ち、片手は生殖の象徴として自分の乳房を抱く姿は多い。また子供のホルスを抱いたり授乳している母子像もかなりあった。後のキリスト教の聖母子像に影響を及ぼした可能性もある。

太陽神ラーをだまして、その力の一部を奪いシリウス星となったとも。これはシリウスとナイルの氾濫が関連しているからでもあろう。ナイルの氾濫が周辺地区に実りをもたらすのである。農業の神ということで、穀物の穂を持っている像もある。

系統的にはメソポタミアの女神イシュタル(イナンナ)、ギリシャのアフロディーテ(ローマのヴィーナス)との繋がりがある。
(セトゥ:と言うことは、もともとメソポタミアの神がエジプトに移り、セトに取って代ったとみるべきか?)
後世ハトホルの属性をかなり吸収し、牝牛の角を持つ姿の像も作られた(ハトホルは本来牡牛の角を持つ)。


セト (Set)
嵐と暴力の神。セトは元々下エジプトの主神
BC3000年頃、ホルスを主神に頂く上エジプトの王が下エジプトを征服してエジプトを統一したため、セトは一転して不名誉な役に追いやられてしまった。

また、セトは上エジプトのオンボス(現在のコム・オンボ)で信仰されていた形跡があり、 そこから、セトには『われは、オンボス市のもの』という形容語を持っている。

オシリス神話では、オシリス神の弟で、 兄のオシリスを殺したことにより、ホルス神と敵対したと されている。 
正体不明の動物の頭をした人物として表現された。
オシリスの息子であるホルスと王座をめぐり戦いを繰り返す。最終的には戦いに敗れ、悪魔にまで身を落とす。
セトはその一方で王朝の主神であったこともあり、アトゥムを補佐してアペプ(アポフィス)を殺害するものでもあった。

セトの没落は政治的な争いにおけるセト神官団の敗北が原因であると考えられている。(ちなみにこのセト神官団が崇拝するセトは蛇神だった)
アレイスター=クロウリーはセトをかなり重視していて、数秘術的には26の数値が与えられ、タロットのカードとしては15(悪魔)と照応してます。


セト(Set)-オシリスの弟 元々は上エジプトの神。後世オシリスの弟とされ、その王権を奸計により奪ったとされた。そのため、オシリスの息子のホルスが成人するとこれに倒された。セトは死後の世界に行こうとしたが、ホルスがオシリスを冥界の王に据えたため、そこへも行けず、現世と冥界の間で、道に迷った死者を襲うのだともいう。

ギリシャでは怪獣テュポーンとも同一視された。

ネプテュス(Nephthys)
イシスの妹 オシリス、イシス、セトの妹。

セトがオシリスを倒して王位に就いた時、その妃となったが、後にこれに反抗してイシスやホルスに協力、一緒にセトを倒した。

腕の下に大きな羽を付けている絵が描かれることもある。(そういう羽はマアトでも見られる)

ホルス(horus:ギリシャ名)エジプト名:ヘル(Heru)
エジプトの主神
両眼が月と太陽である天空の神。 
ハヤブサあるいはハヤブサ頭を持つ人物の姿であらわされた。 
聖なる蛇と隼(はやぶさ)が象徴である。本人が隼の姿であるとも。
鷹の頭を持った人間の姿で描かれる天空神。太陽の神ホルスとしだいに同一視される。
古代エジプトで、「ホルスの眼」は最高の魔除けだった。

オシリスとイシスの子供。
父を倒したセトを倒して王位に就いた。
オシリスがセトの奸計にあって殺害された後、イシスはオシリスの死体を求めてナイルをさまよい、やがて発見。オシリスのペニスを手で揉み、自分の膣の中で射精させてホルスを産んだ。成人したホルスはセトに戦いを挑み、これを倒す。そして父オシリスを冥界の主宰者にした。

国王は、第1王朝の時代からホルス神の化身であると考えられていた。 
ホルス神をのせたセレクと呼ばれる宮殿を模した長方形の枠の中に、王のホルス名が書かれた。 
オシリス神話では、オシリス神とイシス女神の子としてセト神と対立した。 
ホルス神の目は、「聖眼」として護符にされた。

エジプトを統一したのが上エジプトのヒエラコンポリスの王であるが、ホルスは元々このヒエラコンポリスの町の守り神であった。そしてエジプト統一後、その主神の地位に就いた。(セトは元々下エジプトの主神)

なおホルスの目はウジャトと呼ばれ全ての物を見抜く力があるという。
ホルスと妻のハトホルの間には4人の子供が生まれている。これは下記の4人で、死者の内臓の保護者といわれている。
  • イムセティ(Imsety)
    • 別名アムセティ(Amuseti)。
    • 人(human)頭の神。
  • ハピ(Hapi)
    • 別名ヒヒ(baboon)頭の神。
    • ナイルの神ハピとは同名別神(神聖文字の綴りは異なる)。
  • ドゥアムトエフ(Duamutef)
    • 山犬(jackal)頭の神。
  • ケベフセヌフ(Qebhsenuef)
    • 鷹(falcon)頭の神。

ハトホル(hathor)-出産の女神
純愛の女神、出産の女神。

人の顔だが、二本の牡牛の角を持ち、その角の間に日輪がある。
初めホルスの母とされていたが、ホルスの母はイシスという考えが定着すると、その妻と考えられるようになった。
(セトゥ:政治的な調整ですね。ホルスは、イシスとは関係はなかったのをこじつけったってことか?)

子供が生まれるとハトホルをはじめとする7人の女神(レネネト)がやってきて、その子の運命を決めるともいう。

幸福の女神、芸能の女神。また処女神であるという説もある。

一説では、ある時父でもある太陽神ラーに人類の殺戮を命じられたが、血の色のビールを大地に撒いて誤魔化して人類を救ったとも。


-----
色々なところから、情報を集めて来たのでたぶん、参考にしたURLを表記すべきだと思います。後でURLを拾い直してからのせるつもりです。

写真はパブリックドメインの物を使用しました: http://www.cts.edu/FacHomePages/imagelibrary/Egypt.htm Tut Ankh-Amun and his KA face to face with God Osiris



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