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インドは動物園みたいっ!(7/28)

馬

 「インドは動物園みたいっ!」って、日本からやってきた子どもが言った。ううん、確かにねぇ、いままであんまり意識したことないけど、よくよく回りで展開されている光景を観察してみると、そうかもって思えてしまう。野良犬は道に山ほどいるし、ヤギ、羊、水牛、牛、馬、ラクダ、リス、オウム、ラバ、とにかくいろいろいます。もっともライオンやその手の動物は見かけませんが…。
 雨季になって、下草がよく生えるようになって、緑が気持ちいいが、その下草は動物たちの格好の餌。それにつられて、近くの空き地…いつもは殺伐としてゴミが散乱しているような場所がめっきりと緑になって、そこにほうら、お馬さんが雑草を食べている姿を見ると、なんとも不思議な気分になってしまう。ちなみに、左の写真は、僕のインドのおうちのすぐすばの空き地です。
 と、ふとお馬の反対側にまた別の空き地があって、そこにいつの間にか羊とヤギの遊牧民たちが住み始めていた。あれあれ、ちょうど晩飯時で、そうもう日暮れ前だから、明るいうちにメシをたべないといけないよねぇ…彼らは。暗くなったら寝るだけで…たぶん、何か他にすることもあるかもしれないけど…。古代から延々と同じスタイルの暮らしを続ける遊牧民たち…、彼らの暮らしはいまも、場所から場所へと、移動しながら、その場で野営。それを年中くり返している。羊たちがメーメーと鳴き声をあげる中で、メシのしたく。現代になって、ちょっと変わったのは、野営する場所が、ビルの前だったりする。だから、アパートの前の広場に突如として遊牧民が暮らし始めたりすると、毎日、彼らの生活ぶりを、たとえばナビーンのように、ベランダやお部屋の窓から眺めることができる。もちろん、食事を焚く煙が入ってきたり、ヤギや羊や馬、人間の糞の臭いで臭いっ!なんてこともある。(ナビーンの遊牧民観察話はこちらから

遊牧民

 僕とミーナはただ、漠然と道端から遊牧民たちを見ていた。するとミーナが「男が少ないねぇ、女は何人もいるのに、そこに男は一人しかいないみたいよ。」なるほど、彼女が言うように、男が一人に女が4人くらい。一夫多妻なのかねぇ?遊牧民たちは。するとイスラム教徒だな…大変だねぇ、一夫多妻だと、一人の男が何人も奥さんを持っていいわけだから、必ずあぶれる男が出てくるねぇ…いったいどうなるんだろう、可愛そうな男どもは…と、こんな話をしていると、ミーナがさらに「でもね、ほらみてごらん、子どもが何人もいるけど、男の子が一人で、あとはみぃーんな女の子。だってね、子供たちはみんなワンピースを着てるでしょ…」大人たちとちょっと離れたところで、子供たちが10人くらいダマっておおしゃぎして遊んでいる。むっむっ、確かに、女の子供がヤケに多い…ひょっとしたら、遊牧民たちには男の子が少ししか生まれないのだろうか??? 通常、男の子と女の子はほぼ1対1で生まれるはず。ただ、これには自然の微妙なトリックがあって、女のほうが少し多い。男の子どものほうが弱いために死ぬことが多いんで、女の子ほうが少し大目に生まれるようにしている。…だが、遊牧民たちには絶対的に女が多いようだ…??どうなってんだろうね…。
  いや、ほんと、人にはいろいろな生き方があるなぁ…。遊牧民に生まれたら、遊牧民として大きくなって、そして遊牧民として生きていく…。そして、それを幸せと感じるか、不幸と感じるかは、それは別のこと。あるいは、ここにこうして、日本からやってきて、インドに住んで、遊牧民を眺めている僕は、こういう自分が幸せだと感じるか、不幸だと感じるかは、それはまた別のこと。逆に言うと、どんな状況でも、それをどう感じて生きているかは別のことのようにも思えた。
 彼ら、遊牧民が全く別の世界の人のようにも見えてしまうが、あまりにも生まれた環境や生活のスタイルが違うということで、そのうわべにとらわれてしまうと、まったく違った世界に生きている別の人々に思えてしまいかかるが…そのとき、ぼぉ〜っと彼らのほうを見ている僕たちのほうに向けて、遊牧民の女性たちが手を振り始めた…。僕たちもニコッと笑顔を返した。
 人はそれぞれがそれぞれの状況に生まれて、それをそのままに生きているだけ…でも、じつは、同じ地球にお世話になっている友達同士なんだろうねぇ…。