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" パンチャカルマは受けられる? "


脈診の妙技にあっけにとられる私など知る由もなく、ドクターは続けて語る。
「。。。で、あとは何か聞きたいことはある?」
「えっと。。。パンチャカルマは受けられますか?」
ドクター、怪訝な顔をしてほんの一瞬だけ沈黙、「君は体は元気なんだから、わざわざパンチャカルマを受ける必要などないよ」。 (「!!!!!!え〜〜〜〜〜〜!!」)と私の心の中に驚きとも、不満とも、なんともいえない、う〜ん、しいて言えばお預け食らったような叫び。。。、まぁ、今までカラダを心配し続けてきた私にとって、なんともうれしい言葉でもあるのだが、なんとなく気が抜けるでないの。まぁ、気が抜けること自体、自分の中にパンチャカルマさえ受ければ。。。的な他力本願な考えがあったのも確か。そして私は体が悪いと自ら暗示していたのも確かかもしれない。

パンチャカルマ(身体浄化法)とは?

パンチャカルマとは、5つの(pancha〜パンチャ)行為・治療(Karma〜カルマ)という意味で、5つの浄化法すなわち、@ヴィレチャナ(下剤療法)、AB2種類のバスティ(浣腸法-油剤or煎剤)、Cナスヤ(経鼻法)、Dヴァマナ(催吐法)です。パンチャカルマは、ストレスや心身に蓄積された毒素を効率的に排出し、トリ・ドーシャのバランスを取り戻すもの。
アーユルヴェーダでは胃腸から広がって末端まで広がった、アンバランスなドーシャを再度胃腸まで引き戻して近くの出口から排出することで乱れたドーシャをバランスさせると考えている。10日から2週間で行われるのが目安だそうだ。
基本的に精神力と体力のある人のみが受けることができ、極度にカラダが弱っている場合は受けることを断られることもある。
また何か特別な症状を持っていない人でも、季節にあった治療を受けることも可能。いずれにしてもドクターがその人にあった方法を診断する。

ドクターサダナンダはパンチャカルマを誰にでも受けさせる人ではないとは聞いていた。
それは、いくら心身の毒素を取り除いたところで、元の生活、食事、精神のパターンを繰り返せば元の木阿弥。またドーシャは乱れていくだろう。

アーユルヴェーダでは日常生活の中での休息と活動のリズム、「ディナチャルヤー」という、理想的な生活の仕方という考えがある。朝は6時前に起床、夜は10時就寝、朝食の前の自然な排便、朝夕のヨーガ、朝食:昼食:夕食の食事の割合は1:3:2がよい、とか。
そういう生活をしていれば心身の流れは滞ったり、走り過ぎたりすることもなく、時に強制的に浄化をしなくてもドーシャのバランスは取り戻されるということだろう。
ドクターはできれば、そういった方法でバランスを取り戻すことをお勧めしているようだ。
むしろ生活習慣を見直すほうが大変そう〜!!なんて思ってしまうけど、それができるくらいの精神力や継続力がなければ、むしろパンチャカルマを受けることは無駄になってしまうということだ。

アーユルヴェーダはそもそもマハラジャ中のマハラジャのカラダを預かる医師の研究から始まったようなもの。贅の極みを制限なく使い込んで作られたアーユルヴェーディックメディスンなどを大量に使うのはまさにマハラジャになった気分。気分だけでなくマハラジャのお財布でないとなかなか受けることも難しい。だいたい1日100ドルくらいと考えたらいいけれど、現代医学の医療費から考えると、そう高くないのかな?と麻痺してしまってたら大変。ここはインド、かなり裕福でないと受けることはできない。
でも、そんな意味での見方よりも何故高いのか?の意味を聞いたら高くないとも思える。
パンチャカルマはもちろん、通常で使われる使うハーブ(数種類から十数種類の薬草・ミネラルの混合調剤)は、経典には500〜700種類のハーブが記載され、ドーシャのアンバランスに応じて処方される。大切なのは、その調合の方法で、一つの植物を育てるところから始まる。
そしてそれを燃やして灰にするのに5年とか、とにかく一つ一つの行程に長い年月をかけた試行錯誤のもとに生み出されたものなのだ。
今ハーブを処方されたとして、その手にしたハーブはひょっとしたら何十年も前の植物からとれたものでもおかしくはないのだ。
そんな金銭的に限らず手間ひまの価値などを考えた高価なハーブたちを使うよりは、まずは自分でできる限りのことをしてみる。。。そういうことのようだ。

ドクターは「まぁ、もし受けたいのなら6月か7月の雨季の時期がもっとも浣腸に適した季節なので、あなたはその頃に来るといいよ」とドクターは続けた。シーズンアイテムを勧められたということは、やはり私は健康だったのだ。




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そして、アーユルヴェーダのすごいところは、治療が我慢や節制を強いない、というところにあると思います。ドーシャのバランスを整えるということは、悪いものを否定する作業ではなく、バランスのとれた側面を引き出す作業だからです。