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" アーユルヴェーダ食事療法 "


カラダは健康ではあるけれど、すべてがトータルに健康かといったらそうではない。4000年の歴史とも言われるアーユルヴェーダ、経典には4万年とも書かれているとか。。。ヒマラヤの洞窟にマスターやヨガ行者などが集まって「どうしたら人間の生命は美しく健康であるのか」ということが話し合われたところから始まるという。そのアーユルヴェーダの考えである、シャリラ(肉体)・インドリヤ(感覚)・サトヴァもしくはマーナ(精神)・アトマ(魂)の微妙なコンビネーションがうまく重なり合って初めて人間としての生命エネルギーを輝かせることができるということに、今私は焦点が合ってきたようだ。すべては私の中に。。。どうやらバランスワークが必要なようだ。

ドクターが私にまず言ったのは「アーミースタイルで生活しなさい」。アーミースタイル。。。要はアーユルヴェーダでいう「ディナチャルヤー」を実践しなさいということだ。
最近朝の苦手な私、ここ1年は次の日に予定があると、逆に緊張して眠れなくなるという症状があった。だから普通なら朝早く起きなさいといわれるだけで、すでにストレスだったはずなのに、なぜかこのときは、なんとも抵抗なく、そっかぁ〜規則正しくすればいいのね!って簡単に受け入れられた。
ドクターは「朝は8時に朝食、昼は12時、4時におやつを食べて、夜8時に夕食、そして遅くても11時には寝なさい。」といった。私が朝弱いのをしっていたのか、「朝は何時に起きなさい」とは言わなかった。けど、どう考えても朝8時にご飯を食べるためには6時頃にはおきないとなぁ〜。でも、これまた不思議なことに私は、憂鬱になるどころか、新しい生活にわくわくすらしていた。アーユルヴェーダのすごいと思うところは、治療が我慢や節制をイメージされがちだけれども、そうではないというところ。乱れたドーシャを整えるということは決して悪いものを否定する作業ではなく、バランスのとれた側面を引き出す作業だからなのだ。そう思うと本当にドクターサダナンダのちょっとした伝達の仕方や診断そのものがアーユルヴェーダなのだなと、思わずにはいられない。

いよいよ食事療法が施される。
ドクターはおもむろに2枚つづりの紙になにやらチェックしながら、てきぱきと私に伝える。
「朝は起きたらすぐにコリアンダーを一晩つけたお水をティスプーン1杯、そしてその後お水をカップ1杯飲んで」
「え?煮出したりするんですか?」
「いや、一晩ただ水につけておくだけだよ」
コリアンダーのエキスを飲むのではなく、つけておいただけのもの?私はこのとき思った。「フラワーエッセンスみたいだ」。フラワーエッセンスは植物の物理的成分は抽出しない、ただその植物のエネルギーを水に転写する。そういえば先日訪問したアーユルヴェーダ農園でミスタージェーン氏がいっていた。
ジェーン氏の理解によるとアーユルヴェーダのベースは何かハーブを処方して飲用するとかいうことではない。星座ごとに関連した植物が決まっていて、ドクターはその人のバランスを読み取って、何の木の下の右側とか左側とかどこに座ったらいいのかを指示してくれる人なのだそうだ。そして、その人は木とともに瞑想して、木のエネルギー、ヴァイブレーションを受けて自分の身を癒すのだそうだ。。。そんなことが私の中で重なった。私は毎朝コリアンダーのエナジーをいただく。。。そう思うとまた何か受け取り方がちがかった。

続いて「毎日カラダを動かしなさい」「リラックスしなさい」などのアドバイス。「シロダーラがいいね」。。。シロダーラは誰が受けてもいい。その効果はリラックスや安眠効果、特に頭の中が騒ぎやすくストレスの多い私にはいいらしい。
シロダーラは日本でももうおなじみだけれども、サードアイにつぼからオイルをつ〜っと流し続けるやつね。聞く話によるとトランス状態になって、遊体離脱しちゃった人もいるとか!
シロダーラはセサミオイルと思われがちだけれども、これもタイプによって違う。人によってはバターミルクだとかエッセンシャルオイルを入れたりだとか、やはりこれもしっかりとした診断の元に受けた方が効果的だそうだ。最近つくづく思うけど、物理的にオイルマッサージしたり、何かメディスンを飲んだりすると、ただたんにその成分がカラダに効果があるような気がしてしまうけれど、そのもののエネルギーにカラダがチューニングして、ヴァイブレーションを調律していくのだと思う。フラワーエッセンスではないけれど、ほんの少量でいいっていうのは、小さい音楽がなっているとついつい耳を澄ませてその音を聞き取ろうとする原理と一緒で、植物や鉱物などの小さな少しのエナジーはそれに体が、自分自身の魂が耳を傾けることができるようになることが大切なような気がする。

そんなことを考えながら手渡されたダイエットリストは以下の通り。

食 事 療 法
*オレンジ色がドクターがチェックをいれたもの

<飲み物>
●お湯にインスタントコーヒーかお茶
○冷たくないもの
●牛乳もしくは牛乳半分と水半分にジンジャーパウダーを少し
○豆乳
●バターミルクにコショウを少し
○バターミルクにジンジャーパウダーと塩を少し

<朝食>
●トースト
○ギー
●はちみつ
●無塩バター
●無塩チーズ
○フルーツマーマレード
○他:特記なし

<朝食と一緒にとるドライフルーツ>
●5粒のブラックレーズン
●2粒のデーツ(なつめやし)
●1粒のいちじく
●2粒のアーモンド
**ミックスしたフルーツを1杯の温めた牛乳もしくは、半分ずつの牛乳とお湯をミキサーにかけて、食後に飲みましょう

<野菜スープ>
●人参
●ビーツ(あかかぶ)
●大根
○チャナ豆ーキャベツ
○セロリー
●ギー
●生のしょうが
○にんにく
●コリアンダー
○黒コショウ
●ターメリック(うこん)
○他:特記なし

<野菜>
●ゆでるもしくは蒸す
●ギー
●しょうが
○にんにく
●コリアンダー
○黒コショウ
●ターメリック(うこん)
○他:特記なし
<米>
●炊く
○ゆでる
○炒る
<豆>
○食べてはいけない
●少し食べていい
○たくさん食べる

○マスール豆
●ウリッド豆
●ムング豆

<フルーツもしくはフルーツジュース(たくさんではない)>
●りんご
●ぶどう
●すいか
●オレンジ
●パイナップル

○他:特記なし

<その他>
●小さなサラダとオリーブオイル
●他:レモンジュース

<禁止事項>
●冷たい食べ物、飲み物
●ヨーグルト
○塩入りのバター
○塩入のチーズ
●鶏肉
●アルコールの取りすぎ
○紅茶の飲みすぎ
●コーヒーの飲みすぎ
○ひよこ豆
○バナナ
●きゅうり
●加工されたトマト
○グリーンチリ
●揚げ物、いためもの
●オイリーなもの、消化に重いもの
○速く食べる
○他:特記なし

<補助>
●瞑想
●20分の散歩かヨガ
●60分の音楽のあるリラックス
●他:呼吸法
●週に1回のソフトマッサージ
○アーモンドオイル
●セサミオイル
○乾燥してきれいなところ
○他;特記なし

<レシピ>
●アロエヴェラジュースーティスプーン2杯
 はちみつティスプーン2杯
 ジンジャーパウダー少し
 一日一回
○アロエヴェラジュースーティスプーン2杯
 ギーティスプーン1杯
 ターメリック少し
○しょうがの絞り汁ティスプーン2杯
 レモンジュースティスプーン2杯
 はちみつティスプーン2杯
●(ドクターサダナンダより特記)
 コリアンダー水ティスプーン1杯
 コップ1杯の水
 毎朝一回

こうして、食事の傾向と対策をもらって、家に帰った。
食事は一つずつ目を通してもそんなにストレスにはならなかった。やっぱり何を食べたらいけない!例えば塩分を抜くとか甘いものはだめとか、もっとあるのかとひそかに覚悟していたけれど、そういうことではないらしい。思ったより大変ではなかったな。。。

さて、今日からヘルシーライフ!!早速毎朝散歩、セサミマッサージだ!なんだかわくわくするのだった。。。




●sameeraアーユルヴェーダ的生活、うまくいくのか?近日アップ




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そして、アーユルヴェーダのすごいところは、治療が我慢や節制を強いない、というところにあると思います。ドーシャのバランスを整えるということは、悪いものを否定する作業ではなく、バランスのとれた側面を引き出す作業だからです。