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その2 リアルなインドの村の巻


今日は朝から、ばたばたしてた。起きたら一番に来客が2件、やっと掃除に取り掛かると、電話。アナディたちが田舎の土地を見に行くから一緒に行こうというのだ。

彼らは、以前から「インドに木を増やしたい」ということで、田舎でまず苗木を育てることからはじめようと、土地を探し始めていた。ここ何週間か、毎日のように車で何時間というとこや、いろいろ精力的にオーナーにあって、土地を見て、検討している。今日は比較的近いところだから、一緒に気分転換でどうか、という誘いに私達も便乗した。

インドの村のあじさいのような花

プーナ・コレゴンパークから車で約1時間くらい走っただろうか。。。ようやくついたその土地の景色はコレゴンパークとは違う。まさに、これがリアルインド。インドは少し市街に出ればまったく暮らしぶりが変わっていくのも、トラベラーの楽しみの一つだ。

その土地はオーナーが今後リゾート地にしようと開発中のところで、川のほとりのきれいなところ。コレゴンパークで騒音になれてしまった、私達の耳は、風の木の葉を揺らす音や鳥の声で、癒される。空気もおいしい。川のほとりにあじさいが咲いている。あじさいって土の質で色が変わるっていうけど、この色は日本でみたことないよ。あ〜、ここはインドなのね。あ〜田舎っていいね。。。。アニーシャといってたのは。インドに着いたときは、日本よりはるかに田舎で、コレゴンパークでさえ田舎に思えるのに、数日いるとそれすらもなれて、もっとシンプルに、もっとシンプルに。。。と思ってしまうのはなぜだろう?

この前姉が言っていた。食文化っていうのはDNA染み付いていて、その習慣というのは6世代かけないとかわらないんだって。だから、私達の食文化、嗜好は江戸時代から染み付いているらしい。それを考えると、江戸時代のDNAが、田舎暮らしを求めているのか。。。なんて考えちゃう。

土地を一通り見ると、今度は近所の農家を尋ねて、この辺のファーマーズ事情を聞いてみよう。。。この辺はサトウキビ畑が多くて、たくさん収穫されるらしい。なんでも、5年前にダムができて、やせてた土地に水が豊富になって、一気に栄えたらしい。

ほそいわき道に車を走らせ、サファリパークにいるような景色の中、車の両脇を牛が。。。いや、牛の群集の中に車が、牛をかきわけて進む。はてしなく続く畑を見渡しながら、絶対ここUFO出る!と心でつぶやきながら、ようやく陸の孤島的、隣の家はいったいどこに?のアメリカンカントリーファームの世界の一軒家にたどり着く。

石臼

1階はリビングと、キッチン、あとはちいさな2階の部屋に3世代の家族が同居している。インドではまだ、少ないほうだ。主人が家を案内してくれた。キッチンから裏のテラス(?)にでると、な、なんと!!家に備え付けの碾き臼があるではないか!!インドはハーブのページでも書いたことあるけど、なんでもパウダーにされている。もちろん、有名なナンやチャパティが主食だから、日本でいう小麦粉的な存在なんだけど、日本でもそうであるように、今街ではみんなパウダーにされた市販のものを使っている。それが、やっぱり農家は自給自足だから、家に備わってしまってるのね。置いてあるのではなく、もう、家にくっついているのがわかるかな?楽しそうにまわしているのがアナディ。

かまど

そして、驚いたことにいまだに日本で言う竈が健在だ!!家の外で今も火をくべて、料理してるのね。。。
あ〜タイムスリップした気分。ここは日本の江戸時代???。。。。

!!、しかし、おどろくことなかれ、竈の後ろにある丸いものはナンだ!!

これは、日本いう炭にあたる、燃料。。。なんと、牛糞を乾燥したものだ。これが低燃費でいいらしい。

牛糞

でも、ぜ〜んぜん臭くない。よく見ると葉っぱや草がまだ原型ではいっていたりして、もってみても軽いのだ。
自給自足って言葉は知ってるけど、本当にできるんだね。(ちなみにアナディは自分の排泄物でマンゴーを育てている)考えたことある?リアルに。。。実際目で見ると、知ってると思ったこともかなりカルチャーショックなのである。タイムトリップして、自分の感覚がナンだったのか壊される瞬間って言うのは、結構快感でクセになる。。。

木の上で

子供たちが木登りをするすると簡単にしているものだから、あまりに気持ちよさそうで、私も何十年ぶり?にチャレンジしてみた。1〜1.5メートルくらいの低いところだけど、背の丈ほどに視野を独占していたさとうきび畑を、一望しながら、ほほに受けるインドの風はご馳走だった。少し、ポーズを決めているような写真ですみません。。。あはは。。。

村の子供たち

珍しい来客に近所の子供たちが、続々と集まってきた。初めはカメラを向けると木の後ろに隠れたり、みんなでいっせいに逃げたり、とてもシャイな子供たちも、少し遊んでいるとすぐに心を開く。子供たちの目はキラキラして、笑顔が絶えない。コレゴンパークにも子供はたくさんいて、まぁ、インドはカーストだから、ここらにいる子供は親元を離れて買われてきた子達もたくさんいるんだろうけど、ぜんぜんエネルギーが違うんだ。遊ぶものも、目に映るものも、kの文明社会から考えると、本当に微々たるものだけど、生きているってことだけですばらしいなって感じさせてもらった気がしました。

今日は大地と、空気、植物のエネルギーをたくさんいただいて、人間ってすばらしいなって実感できたような気がします。インドって、そんな風に魂に触れるものが、本当にシンプルに、すぐそばにあると感じます。最近はカバラ「1」の年のためか、マヤ赤のとしか、「生きる」ということのエネルギーがテーマにあるような気がしています。



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その1 マンゴーはこう切る!!の巻
その2 リアルなインドの村の巻
その3 インドもののすすめ!の巻
その4 インドの庶民派安食堂の巻

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