インドの写真 |
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ジャイナ教の聖者 ジャイナ教の聖者、もしくは、聖者コースの修行僧たちは、何も着ていない。着衣なし・・・・。先日、敬虔なジャイナ教徒であるジェインさんに連れられて・・・まさかのジャイナ寺院でジャイナ教の聖者を拝ませていただきました・・・・ |
肉類、この1週間は食べないことを誓いなさい 写真(上)向って左に、手をあげて祝福しているのは、ジャイナ教の聖者。中央でおそるおそる合掌しているのはまは。にこっと見てみぬふりをしているのはサミーラさん(紅一点)。背後で、こちらを見ているのは、ジャイナ教の修行僧(聖者の弟子)。そのとき、聖者はつたない英語にて、「肉類、この1週間は食べないことを誓いなさい」と、言った。 虫も殺さない宗教ジャイナ教徒は、蟻も殺さぬ宗教。開祖マハビーラは、歩くときに、とても注意深く歩いたそうだ。地面に蟻があるいていて、踏み殺さないように、よけて歩く・・・。もちろん、ジャイナ教徒たちは夜、日が暮れたら、メシを食べない。理由は、日が暮れたら、食べているときに、そこに虫が入ってきても、はっきりと判別できない。肉食を一切しない人々にとっては、虫さえ口にすることはできない。したがって、夜、日が暮れたら、食事をしないのだ(当時は電灯がなかったので、それが習慣化して、現在もなお)。だから、ジャイナ教徒の晩飯は、日没前・・・・。
そして、ジャイナ教の聖者として認められるための必須条件が、何も纏わないこと。これは、開祖マハビーラをはじめ、それ以降の聖者たちが、伝統的に一糸纏わず生きていたからだ。ジャイナ教の寺院にいけば、必ず裸のマハビーラ像がある。 髪を毟(むし)る写真中央に、で〜んとしている人物が聖者・・・。頭、毛なし・・・。理由は、先日、毛髪を毟ったのだという・・・。あらら、抜け毛でお困りの方がこの世界にはたくさんいるのに、彼は、毟った・・・。剃刀はどは聖者にはご法度。あまりも、モダンなテクノロジーだそうだ。だから、手で毟る。 先生について、一番後ろ、向って最右端にいる修行僧も、先日、毛髪を毟ったそうで、残るは、真中の修行僧。彼ももうすぐ毟るんだそうだ。寺院のなかで、会話しているときに、もうそろそろだなぁ、と、髪と髭を毟る日が近いことを聖者はその修行僧に言っていた。「あ・・・はい。」と、ちょっと憂鬱そうな返事が聞こえた。やっぱり痛いんだそうだ。痛みも超越してこそ、本物の聖者になるための条件でもあるそうだ。 |
まはのインド・シリーズ |