写真(上)のコメントには・・・「雨で出来た水路を綱渡りする児童たち。近隣の住人たちが町に出るために、毎日300人程度、この綱を利用している・・・」とある。でも、まてよ、と思い出せば、ほんのちょっと前、とんでもない干ばつの記事があったよな、とまはは昔の新聞を引きずり出してみた。あった、6月5日の第一面の写真が右。たったの一ヶ月で、こんなに様変わり・・・。右の写真は、干上がって乾ききった湖を歩いて、対岸の町まで近道・・・ってなもん。
そういえば、猛暑の5月はまはも大変な思いをした。井戸の水枯れで、ついにアパートの蛇口から水が出ない!そんな日が続いたのだ。インドは水道設備がしっかりしていないために十分な水の供給がないために、井戸水も利用している。水道の水も、井戸水も、なぁんにもでない、か、1〜2時間しか出ない日が延々と続いた。洗濯をするのもままらなず、食器も洗えない。トイレも流しきれず、〇んこが臭う・・・。ああ、憂鬱な毎日が続いたんだけど、でも、近所の住人と水が出ないという話をするたびに、ここはまだましだよとなぐさめあった。南にいけば、からからだから・・・・一日のうち、数時間は水が出ることもあるのだからと・・・。それが、今では、インドのあちこちで洪水なんだから、極端な話。。。
ただ、この極端な話は、半分は人間が作り出しているものだろう。森林の伐採により、インドはあちこちで禿山だらけ。昔は木があったのだという。が、不法伐採により、どんどんと禿げてしまい、いまや保水力のない土地になってしまい、雨が降ると、ちょっと量が多くなると、洪水になる。カルカッタやアッサム地方の洪水の原因は、ネパールの森林伐採に原因があるという。上流で木を切ってしまい、多すぎる雨は保水されずに怒涛のごとく平地に流れ出す・・・。そうして、子供たちは命がけで学校に通わなければならなくなったというお話さ。