このたびインドのビーチリゾート・ゴアに行ってまいりました。うわさには聞いていましたが、so beautiful!!インドにあってインドでない、未開発過ぎず俗っぽくもなっていない。なんとも素朴で心静まるところでした。
ゴアは１９６０年までポルトガル領でインドの８０％のクリスチャンがゴアにいるといわれています。世界遺産の教会もあり、なんと日本人にはなじみ深いフランシスコ・ザビエルのミイラまであるというクリスチャンの聖地。その反面大きなトランスパーティなども行われ、海外からの来訪者は後をたちません。

そんな中今回は、久しぶりの静養なので一番静かなカンドリンビーチあたりでビーチを満喫することにしました。何年かぶりに海につかるというsameeraは内面、かなりおびえていましたよ。（マジ）だって、海で泳ぐのは気持ちがいいし大好きだし、生まれた年から２０台前半までは毎年行っていたけれど。。。今となってはその喜びを味わえるという期待反面、明るい太陽、ほほをやさしくなでる潮風が、強くて怖い紫外線太陽、肌にしみを刻みつける塩分の強い風。。。という風に見えたりもしてならない。いや！それでも遊ぶのよ！だったら、そのためにできることをしましょう。。。

●天然サンブロックは「医者要らず」

そこでまず出発前にやったのは、ヘナ！塩水で傷む髪の毛を予想して、髪をコーティングしていこうという狙い。
そしてもうひとつはフレッシュ・アロエヴェラジェルを作る。

→ → → アロエの硬い皮をむく ミルに入れるのに適当な大きさに切る 身がなくなるまでミルにかける 少しムース状になったジェルの出来上がり

これはアーユルヴェーダ医師、ドクタージェーンによると、アロエヴェラは優れたUV効果をもつというのだ。保湿・冷却効果や健胃作用は有名だがこんなサンブロック効果まで持ち合わせているとは、さすが「医者要らず」との呼び声もあるアロエですね。（でも、私はまだこれだけでのサンブロックは勇気がなくて、市販のものも使ってます。インドの日差しはあまりにも強い。。。）
これを万能ハーブとしてもっていこうとマーケットで巨大アロエヴェラを買って、家でミキサーでジェルを作りました。
お肌のあらゆるケアにはもちろん、インドでは髪の保湿パックとして誰もがやるとか。。。
でも、これは日本ではなかなか手に入りにくいかもしれませんね。もし売っていたとしても、長い時間船にのって輸入されてきたものです。防腐剤など考えると、日本では市販のアロエジェルを使っても同じかもしれません。もしくは、キダチアロエのプラントをおうちで育てて使われるのが、もっともお勧めですが。。。

←sameeraの日本のお家の巨大キダチアロエ（花もさいちゃった！！他にも不夜城君もいます）

●ビーチでもやっぱりハーバルケア！

●ビーチから戻ったらすぐシカカイ＆ベサン！

シカカイの実 ビーチにはパウダーで

強烈な太陽の下、さんざんおよいでビーチから戻ると、部屋の入り口のすぐ横がシャワールーム。そのまま、すぐに海水、塩を落とすためにシャワーです。海水浴のあとのシャワーでは今までの私なら、合成のシャンプーでしっかり髪をあらって、コーティングのつよいトリートメントをつかわなければ気がすまなかったでしょう。。。
それが今回は、おなじみの１００円均一のドレッシングキーパーとこのシカカイパウダーだけ！キーパーに適度な量のシカカイを入れて、水を入れてシェイクすれば出来上がり。ビーチから帰ってきて面倒くさいことはいや、でもこれなら簡単だから大丈夫！
私は１週間の滞在で毎日午前、午後、１日２回のシカカイをしたせいか、いつもよりさらさら感が増したような気さえも。。。

●ほてったお肌にはきゅうりパックが一番！

きゅうりパック 冷蔵庫で冷やしておくと さらにgood!

いくらサンブロックをしても、さすがに海に入っていると反射光がきついし、海水でサンブロックがとれる。。。知らず知らずに、あら！顔が少し赤くなってる！！たいへ〜ん！！ほおって置いたらあの怖い斑点（しみのこと）が！！
早いうちに手を打っていれば少しはよいはず。。。と、マーケットに買いに走ったのはきゅうり。アーユルヴェーダ医師、ドクタージェーンによればきゅうりの保湿力はピカイチ！クーリング作用もばっちし。
日焼けによるしみは、皮下組織のメラニン色素がお肌のお母さん細胞を苦しめる過多な紫外線から守るために黒い日傘をさしているようなもの。早いうちに細胞には害はないなぁって思わせてあげれば、日傘は閉じてもらえるのです。。。

●ここでもやっぱりベサンが活躍！

美白ローズとクーリング、保湿チャンダンを混ぜたベサンでほってったお肌をパック。ベサンって傷んだお肌を修復してくれてるみたい。なんだか、日差しにさらしたお肌にすごくやさしい感覚がやってきて、ビーチまで来て「体さんありがとう。。。」なんて思ってしまいました。

●肌への大敵は日差しや潮風だけではない！

屋外ですごすことが多いリゾート。もうひとつの大敵はモスキート（蚊）。殺虫剤を使ったり科学虫除けを肌に塗ったりするのもここまできては気が引ける。そこで、持ってきたシトロネラのエッセンシャルオイル。簡単にだけど水に溶いて体に塗っておきました。
きっと都会の蚊には聞かないかもしれない。。。けどゴアの蚊はまだ素直みたい。まったく刺されず快適な日々でした。
いくつか急な事態に備えて持っていくといいオイルってあるんですよね〜。

●どこにいたってリゾート！

→ 日焼け前、 食べてるのは キングフィッシュのトマトソースかけ 日焼け後、 また、食べてるのは アロマタ（じゃがいもカレー）

さあ、リゾートから帰ってきたら、再度ヘナをして、傷んだ髪のリペアをしましょう。色をしっかりつけたい人にはチャンス！海水で傷んだ髪にはヘナがしっかり入ります。

私の考えは〜したくないから〜しない！より、〜するなら〜する！です。しみを作りたくないから太陽にあたらない！ではなくて、遊ぶなら、その後のケアをする！あはは。。。欲張り？でもね、すべて自然からの恵みというのはとり過ぎたらそれを解決するための恵みがすぐそばにあるといいます。
たとえば南国には体を冷やす食べ物があくさんありますし、山火事の多い地方は、成長の早い、生命力の異常に強い植物が育ってます。毒蛇のいるところには毒消しがすぐそばにはあるとか。。。
自然の恵みというのは、知っていればいくらでも楽しく恐れず、まずやってみよう！とトライすることができるようになっています。そういう意味では、いつもわくわく胸踊り、何が起こるかわからない楽しみがまるでリゾートのようですね。
そして、何よりハーブたちからの恵みを意識的にいただくこと、それ自体がもっとも贅沢なリゾートなのかもしれません。
海・風・太陽・砂浜。。。そんな大自然とハーブとともに過ごしたバケーションは最高でしたよ。やっぱり本物の大自然はすばらしい。

2002.11.