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☆微生物活用循環農法 7

微生物活用循環農法 7



微生物を培養する事についてのコツを少し





微生物を培養する事についてのコツを少し




働いて欲しい微生物が、その培地(要するに堆肥・生ゴミ)で、他の腐敗菌を抑えて優勢となってもらうためには、種になる微生物を ある程度増殖させてから使うのがポイント。これは酒作りでも、味噌作りでも、パン作りでも同じ。最初に種菌を増殖しておいてから本体に散布するとうまく行く。これをやらないと別種の菌が付着・増殖してしまうことになる。菌は、優勢になったものが全体を占めるようになるからである。旨く発酵させると、腐敗臭ではなく 特有の悪くない臭いがするので判る。冬場は微生物の活動がにぶるので、種菌作りは暖かい環境で行なうと良い。いったん発酵が始まれば、(沢山作る時は)発酵熱を出すので問題無い。

「強い菌」「弱い菌」

「強い菌」「弱い菌」という言い方をすることがある。新しい培地で他の菌に負けず、寒かろうが暑かろうが、湿っていようと乾燥気味であろうと、優勢種となって増殖して行く菌・菌群は「強い菌」と表現される。総合菌といっても、強い弱いが感じられることがある。傾向としてはより強い菌が年々出てきており、全体的に強く良く働くようになってきているようだ。経験として(以前の)EM菌に 地元菌(地元で採取した菌)を混ぜた時、働く温度帯が広がった様に感じた。その後、培養の度に入手した菌を混ぜて行ったら、堆肥化する程度が深まっていったようだった。極めつけは 「真光元ボカシ」で、このボカシを混ぜて作ったボカシは冬でもよく働くし、ボカシを作ったときの色が濃く、臭いが強くなる。生ゴミを発酵させるときも、ほとんど失敗がなく、生ゴミバケツから腐敗臭が出る事も皆無になった。これには本当に助かっているというか、胸がすく気がしている。

微生物も生き物なので 大切に扱う

寒暖の差が激しいところには保存しない。高温・高圧・高濃度・激しい振動などに注意する。発酵が終了したら数ヶ月以内に早めに使い切る。種菌が1年ぐらいそのままで古くなったら、新しい種菌と混ぜて作りなおす。水で希釈するときは、水に塩素が残留していないか注意する。容器が農薬を使った後で毒素が残っていないか注意する。

あと、個人的には、微生物を使うとき「頼むよ」と声をかける。うまく完熟堆肥が出来た時は 感謝するとか、している。




種を良い水に浸す




これはごく簡単な処理を 蒔く前の種子に施すだけで、その後の成長が処理をしたものとしないものでは、何割も差が出るという技術である。インドの農学者が提唱したものだが、その人の名前はチェックしておかなかったので不明。簡単な処理とは、蒔いて発芽させる前の種子を「良い水」に1日漬けて置くだけというもの。するとこの種子は「良い水」からの情報を受け取り、自分が良い環境にあると感じて、通常より大きく成長しはじめる。

人間でも三つ子の魂百までというように、この種子も土に植えられた後まで、この記憶を持って成長するのである。稲作の種籾などにすぐ応用できる技術である。

原理

種の遺伝子は、良い形質も悪い形質も両方の情報を含んでいる。発芽時に良い水を取り込むと、その水と同調する良い性質だけが発現し働き始める(良い情報を記録したDNAが on になる)。逆に、最初に水道水などの悪い水に触れると、同じ種子でも悪い方の性質が発現し、悪く育ってしまうのである。

良い水とは

汚れていなくて、酸化還元電位が低く、水分子のクラスターが小さく、溶存酸素が多い水ということになる。各地の名水・聖水とよばれている涌き水が、このような水であることが多い。パイウォーター、天生水、ミネラル活性水、ミネラル還元水、ケイテン水(敬天水)、救水、ビーワン水(アクアリオ)などでも十分使える。ただし高いものもある。




微生物の使い分け




現在、次々と新しい菌が各地から発売されている。見ると、いろいろな用途に分けられ、価格もしっかりしたものが多い。こうした傾向は、開発者の立場で考えるなら判らなくも無いではない。何事に付け、新規開発にはお金が掛かるし、それを回収し利益をあげようとしたら、その商品は使い捨てにした方がいいし、安価で売ることも出来ない。また、類似商品との差別化を計る為、商品に独特の性質を持たせたくなる。「何でも分解する」とか「栽培の○○の時期に特に良い」とか、「登熟させる時、使うと良い」とか、「苗の時、使うと良い」とか…。

こうした微生物資材が登場する背景には、コマーシャリズムがある。つまり。微生物を商売のネタにして、利益を得ようという考えである。その考えの是非を論じる気は無いが、ここで紹介していることを見てもらえれば判って貰える通り、農業に使う、微生物なんて、その地、その植物の中に、もともと居るのである。増殖さえすれば、無限に増やす事が出来る。その微生物を使って、無知な人を相手に商売をするようなことは長くは続かないのではないか?こういう主張を聞いた事がある。新種の菌を作りだし、売り出すことには、エゴが混じっており、エゴで創り出された菌は、どうしたってバランスの欠けたものとならざるを得ないのではないか?

いろいろな種類の微生物が利用され始めているが、いろいろな微生物を最初から混ぜて培養すると、統合・共生が起こり、総合菌としてよりパワーアップして「強い菌」になって行く場合も多い。菌を利用する農業家の立場から考えると、菌をあれこれ細分化して使い分けるより、出来れば統合化してシンプルな万能薬として使うほうが作業が楽だ。

そこで、まずはオールマイティーで嫌気性菌的な性質を活用する総合菌と好気性菌の代表たる光合成菌をベースにして、あとは補助的なものを用途に応じて使い分けるという方針でざっと見ておこう。




代表的な微生物




光合成菌好気性、植物の成長を促進し 勢いを増す 緑色が濃くなる。
米や芋のようにデンプン(炭水化物)を作り出す作物に向いているような気がする。O1酸素を多く生成するので、作物が巨大化する傾向がある。人の場合、身体が酸性に傾いている場合(ガンやアトピー、アレルギー)よく効く


EM菌、土着菌(地元菌)嫌気性(好気性菌も混じっているが)総合菌群として働く万能選手
基本的な液肥として土に撒けば地力がアップするし、葉面散布してもいい。有機物を分解し堆肥化するのに使うのに好適。健康で多産になる。連作障害もでない。ピーマン、ナス、キュウリなどは生産期間が長くなる。EMも地元菌も混ぜ合わせて使えば良い。本当は人が飲んでも滋養強壮にいい。


エコマックス(粘菌)嫌気性、分解能力抜群で、枯葉などの有機物を分解して優良な植物の餌に変える
人間が化学的に作り出した物質も分解してくれる。ダイオキシン、環境ホルモン、農薬で汚染された田畑で、無機農法から有機農法に変更するときは先ずこれを施したい。畑に腐葉土・有機物・農薬で育てられた家畜の糞などを埋めたとき、これを上から掛けてやると無害で優良な栄養分に変えてくれる。汚れた時代の救世主。森林を砂漠化から守っているのは、これのような気がする。その一方、分解力が強過ぎて若芽を食べて枯らすことがあるので、種や苗には直接掛けない方がよい。毒素が蓄積した人体の浄化に良い。ごくごく飲むと良い。


薬草発酵液、緑汁培養液好気性、農業への応用もさることながら、病気治療と言う面でも広範な応用が考えられる(これは最新の有望な新技術なので後で詳しく紹介)
抗生物質で病気を治す時代の次はこれ。光合成菌と重なる働き(細胞の活性化、新陳代謝の活発化)もする。薬草を培養すると特に薬効が強くなる。しかも副作用は無い。高い希少な薬草でも、培養すればどれだけでも増やせるので足りなくなることもない。いろいろな症状に合わせて使う他、いろいろな薬草をブレンドしたものを培養すれば万能(予防)薬にもなる。感染症、風邪、寄生虫、食中毒など、これから新しい薬草の薬効を利用した、いろいろな病気の特効薬がどんどん出てくると予想される。


好塩菌化学肥料をやり過ぎて塩害が出るハウスの土壌に抜群
砂浜に打ち上げられた海藻(まだ湿っているもの)を拾ってくる。それを肥料として土中に埋めたり、培養して土に撒く。すると海藻のなかにいた好塩菌が塩分を栄養分に変えてくれる。トマトなど、すごく甘くなる。

上記以外にも沢山あります。有機物を土中に埋めただけでは、分解されるとき有害なガスが発生し作物の葉を枯らすので、通常は埋めてから数ヶ月土地を放置します。これを有害なガスを出さずに短時間で分解する菌(アイデンカルス・嫌気性菌の一種)というようなものもあります。土壌のミネラルバランスを整えるものもあります。'酵母農法'と名づけられたものもあります。どれも効きます。要はその特徴を掴み、要領よく使うことです。

作物・堆肥の状態に応じて、好気性菌(還元・蘇生・合成)か、嫌気性菌(分解・消化・酸化)として働かせるのかが判ると失敗しません。いろいろな種類を使い分けるのは最初の内だけで、土壌の地力をアップさせ、ミネラルバランスが取れてきたら、総合菌群をメインにすればいいのです。培養に掛かる費用はしれたもの。最初に菌が入手できたら、あとは糖蜜と水だけです。





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