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石井式浄化槽をめぐって



浄化槽なかで、現在、一つずば抜けて性能のいい石井浄化槽も、現行のシステムのために、また、それを管理する人、それを使用する人のやり方次第で性能を発揮できない。





新しく合併浄化槽を設置するなら最有力な装置

残念ながら、量販される形式認定を受けた廉価なモデルには規則にのっとって塩素を添加する装置が付けられている。



石井式合併浄化槽は処理した水のBODが1〜2PPMと清流なみに処理をすることが出来るが、量販される形式認定を受けた廉価なモデルには規則にのっとって塩素を添加する装置が付けられている。開発者からみれば、さぞ面がゆいことだろうと想像する。

他の浄化槽と比べて、容積が大きいことがまず第一の要因だが、それ以上に、石井氏の微生物と水に対するセンスの良さが、浄化の効率を引き上げている。石井氏がこれを作らなかったら、私が開発しなけりゃならなかった。なーんてえらそうなことを言うが、自分で設計したら、多分この80%ぐらいの出来になったと思う。あれこれ参考になった。

でも、これが販売されていることを知って、このタイプの浄化槽を作るのが自分の役目では無いとわかった。欠点もあり改良できる点も見られるがこれが発表されて10年経つので、最新型はいろいろ改良しているだろう。「合併浄化槽タイプ」としては これで十分だと思う。試作を繰り返し行い、長年苦労して国土交通省(建設省)の認定をパスするなど、社会での地位を築いてきている。私が水に関する従来の社会的システムのなかで、新しく合併浄化槽の設備をするとすれば、これは最有力の装置だと思う(裏ワザがあるのでこれにするとは言いきれない)。




石井式浄化槽の落とし穴

浄化槽が良くても使う人がデタラメなことをすれば性能は出ない。



落とし穴は、石井式を使う人が浄化槽に棲む生き物(微生物)のことに配慮せず、カビキラーとかハイターとかをどんどん使えば、さすがの石井式浄化槽も能力ダウンする(参考 http://www3.ocn.ne.jp/~ecoshig/joukaso1.htm) 浄化槽が良くても使う人がデタラメなことをすれば性能は出ない。だが判ってない人はそんなことにお構いなく、調子が悪ければ、即、業者にクレームをする。それが提供する側のつらいところ。経験あるなあ。

私が提供者なら、この割高な浄化槽を購入して「環境優等生」ぶっても、水を汚染するようなものを平気で多用するような人には売りたくない。トラブルになるのが見えている。




石井式は余剰汚泥の僅少

これが、この浄化槽を認可する側には端から信じられなかった。



通常の処理法では1年ごとに余剰汚泥を除去するよう、法で定められている。標準活性汚泥法を採用している下水道では、その都度、汚泥の除去をせねばならず、汚泥処分が困難を極めている。石井式を用いている私宅の浄化槽では13年間、又、BSゴルフクラブでは11年間など、ほとんど10ヶ年以上汚泥処分は行なわれずそのまま放置状態を続けている。

これが、この浄化槽を認可する側には端から信じられなかった。家から汚れを出しつづけているのに、どうして汚泥の抜き取りをしないですむのか?可能であるはずがない。浄化槽が大きいから、汚泥が満杯になるまでに時間が掛かるだけではないのか。と考える。私も最初にこの特性を読んだとき、そう思った。だが汚泥が貯まらない理由は別のものと考えられる。




石井式はメンテナンス・イージー

汚泥の発生量も極端に少ないため。



このように汚泥の発生量も極端に少なく、活性汚泥法のようにMLSSの上限下限の問題点もない。またそれにつきものの汚泥の膨化、解体というトラブルも関係がないため、メンテナンスが容易である。ただブロアーが摩耗するので、2ヶ年に1回程度パッキンの取り替えは必要であるが、最近、家庭用の浄化槽ではタイマー(一定時間毎に断通電する器具)により1日の内、8〜12時間のばっ気にしたので、ブロアーのパッキン替えも5ヶ年程度に延びた。




上手く使えば、10ヶ年以上汚泥処分は行なわれずそのまま放置状態可能なのだが…

浄化槽の使用者が水をデタラメに汚す人だと、微生物の浄化力が落ち、特に目詰まりが頻繁に起こる。



ブロアの問題は どの浄化槽設備でも共通のもの。その間、欠運転することには合理的な理由がある。この浄化槽でもっと問題な点がある。流量調節をするため、全ての水が5mm(?)程度の小さな穴を通過する仕組みだが、この穴が目詰まりしやすい。メンテ契約した業者が点検することになろうが、浄化槽の使用者が水をデタラメに汚す人だと、微生物の浄化力が落ち、特に目詰まりが頻繁に起こる。水に溶けないゴミを平気で水に流すようだと、これも詰まる原因になる。

トイレ洗浄水へのリサイクルは勿論のこと、庭木の散水、水道水の確保が困難な地域にあっては洗濯水への利用、渇水都市においては水の再利用で石井式の効用は水環境の保全に最適である。その他河川、湖沼水への浄化に利用されはじめているし、海外にあってはカナダではバイオグリーンの名称で盛んに設置されている。

上手く使えば、「10ヶ年以上汚泥処分は行なわれずそのまま放置状態」で大丈夫なわけですが、ライセンス生産で各地の製造メーカーが、この浄化槽を作っているようだが、繊細な部分があって。この部分をちゃんと工作しているかが問題。

浄化槽は水の水位の差を利用して、水を動かすので、製作の精度とか、水平設置の精度が大切なのだが、これが上手く行かないと 数cmのズレが生じ、上手く機能しなくなる。これを予防するには、ラフに製造・設置されても大丈夫なように誤差を見こんで設計する必要があるが、石井式はちょっと配慮の欠如を感じる。だが、それも今は手を打っているかもしれない。最近の状況を知らないので判らない。




石井式は他の浄化槽より3割〜5割高、補助金も地方の自治体の裁量




> こういう立派なのにたいして、自治体からの補助金は出るのかな〜?
> おそらく出ないんでしょうねぇ……
> 価格は高いのでしょうか?

認定を受けたということなので、国と自治体から計50%出てもおかしくは無いはずですが、認可するしないは自治体の裁量に任されているので、設置予定場所の市町村で確認する必要があります。価格は7人槽で85万とか、他の浄化槽より3割から5割高い感じですが、値引きが進んでいるかもしれないし、これを扱っている指定業者に聞いてみることですね。





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