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微生物と共存するライフ問答

■おしっこを飲んでいるとは科学的に証明してほしい
>「その琵琶湖の水を京都市民が飲み、おしっことともに淀川に流している。
>そのおしっこ混じりの水を大阪市民は飲んでいる。 」について、科学的に証明をしてほしい。


私も10年以上大阪界隈にいましたので、実は、そのおしっこ混じりの水を飲ん でいた一人です。

水道事業はそもそもは市町村単位で公社を作って行われ始めた公益事業です。 河川沿いに市町村があれば、その川の上流のきれいなところで取水し、使い終わ ったらその町の最下流から、下水処理水として河川に戻すことになります。これ を一つのセットととして考えますと、淀川水系にはこのセットが10は数えられ るそうです。このセットが前後しながら数珠繋ぎになっているので、琵琶湖以下、 流域のどこの市民もおしっこ混じりの水を飲んでいることになります。

こうしたことを指摘しますと嫌な顔をされることが多いのです。当たり前のこ とをいっているのに過ぎないんですが、おしっこは汚い、不衛生なもので飲むに 値しないという漠然としたイメージを持たれていると思うんです。それはある意 味では自然なことかもしれません。自分たちの排泄物を避けることは、健康のた めに身体が持っている本能のようでもあります。

しかし、ここまで人が増えてくると、生態系に占める人の影響は大きく、まっ さらの水が手に入らない状況になっているのです。我々は、尿の混じった水を利 用せざるを得なくなっています。だから、浄化というものを正面から考える必要 がありますね、ということです。

さて、おしっこということは、何を意味するかということです。細菌学生理学 の見地からは、おしっこというのは自然界では最高にきれいな水なんだそうです。 つまり雑菌が入っていないんだそうです。

おしっこで問題になるのはアンモニアです。アンモニアというのは、なかなか 還元されにくい物質です。アンモニア濃度を測定することで、その水が糞尿に汚 染されている度合いを推定することができます。アンモニア以外の尿に含まれる 物質は微生物に吸収分解されやすく、他の汚染源のものと区別しにくいのです。

あと、尿には固有の波動があるでしょうが、これは現在の水道の水質では見向 きもされていませんし、水は他の波動を転写されやすく、ここでは問題にしない でおきます。何時の日か、飲用水の波動を問題にする日が来るかもしれませんが…。 ということで、アンモニア(アンモニア性窒素)を取り上げてみます。

1984年から関西の市民と研究者が協力し、「琵琶湖・淀川汚染総合調査団」を 結成し汚染調査をしています。その結果によりますと、淀川下流のBODは年平均で 3PPMほど、アンモニア性窒素で1PPMほどです。それに対し京都市の鳥羽下水処理 場の放流水はBOD14PPM、アンモニア性窒素が11PPMで、下流の5〜10倍も高濃度で あり、淀川の最大の汚染源であることが明確にされています。淀川の無機窒素 (大半がアンモニア性窒素)の8割は桂川からの汚染で、桂川の汚染の4〜8割は 鳥羽下水処理場の放流水でした。

ついでにいうと、下水処理場ではBODはある程度除去できても、アンモニア性窒 素はほとんど除去できないところも多いのです。上水道の浄水場では、取水中に アンモニアが多いと、それに合う量の塩素を加えますが、その塩素の濃度が高い と、塩素が低分子有機物と化合して、発ガン性物質であるトリハロメタンを生成 してしまいます。アンモニアとトリハロメタンの挟み撃ちで、大阪の水道局は相 当苦労していると思います。


■文章に誤りがあろう
>贅沢にものを食い散らかして残し、は共感できるが、「贅沢にものを食い散らか
>して残し、体をきれいにするために洗剤をたっぷり使い、そのあと美容のために
>化学物質を身体に刷り込む。これで私は環境のために出来ることをやっています
>と大勢の人が胸をはる。」までの文章には誤りがあろう。製品に含む成分から環
>境に至るまで努力している企業だっ て存在するのだ。おおまかに物事をとらえ
>ておいて、しかも、その後で自嘲ぎみに自己満足にすぎないなどとひねくれたよう
>に論じるのは恥ずかしいとは思いませんか?


> 製品に含む成分から環境に至るまで努力している企業だって存在するのだ。

性善説だという言われ方もしますが、「すべての人はものごとを良かれと思っ てやっている」と私は見ています。有害物質に対する配慮が足りないメーカーも、 気を配っているメーカーも、ダム工事を推進している役人も、反対している人も…。

ですから、「贅沢にものを食い散らかして残し、体をきれいにするために洗剤 をっぷり使い、そのあと美容のために化学物質を身体に刷り込む。これで私は 環境のために出来ることをやっていますと大勢の人が胸をはる。」といっても、 特に誰かを指していっているのではなく、すべての人のこととして語っています。

すべての面で環境や健康に配慮した製品作りをしているメーカーが、あったと しても、ものを作る以上は自然界のものをとってきて作るのだし、良かれと思っ ていることのうちに、とんでもないことをやらかしていることだってあります。

水道当局はバクテリアの殺菌のために塩素をいれてきましたが、この塩素と低 分子有機物が化合して発ガン性の強いトリハロメタンが水に混入していることが 判って、世界中おお慌てになるということもありました。

>おおまかに物事をとらえておいて、しかも、その後で自嘲ぎみに自己満足にす >ぎないなどとひねくれたように論じるのは恥ずかしいとは思いませんか?

そういうわけで、こうした↑感想をいただくというのは、人それぞれ視点がち がっているのだな、ということをあらためて感じてしまいました。

ですが人の行為にたいする基本的な見方というのは、染み付いたものなので、 気をつけていても、これから先、またどこかでは顔を出すことでしょう。

本人が良くないことを書いたと思っていない以上、どうにも直しようがないで すし、、

願わくば、前後の文章その他から、書き手の性向を読みとっていただき、書き 手のセンテンスに添って、文意をご理解いただきたいと期待するのみです。良い 返事にはならなかったかもしれませんが、これがわたしの思ったところです。


■バイオガストイレについて
> バイオガスはトイレの糞尿を浄化槽にため、そこで発生させたガスは燃料と >して使い残ったものは肥料として利用するというものです。浄化槽はパイプを >ひいて少し離れたところに設置し、嫌気性の細菌により発酵分解させガスを生 >み出させます。なのでトイレはそんなに臭くありません。このガスはメタンガ >ス60〜70%、二酸化炭素30〜40%その他からなり、熱量は1u当たり >5500〜6500kcalだそうです。

バイオガストイレは、大きな密閉式タンクに糞尿やら有機性の廃棄物を大量に 投入し嫌気性発酵で生成されたメタンガスを集め、家庭で料理などの熱源に使う というものだ。分解が進んだ有機物は泥状になって底に溜まり、それを液肥とし て野菜の栽培に使う。液肥はさほど臭くなく、寄生虫が伝染することもないとい う。ガスには硫黄分が含まれるのでそのまま使うと、ガス器具が腐食されていく ので、これを取り除く装置を付けたりして使う。

このバイオガストイレについては、東南アジアなど設置するに適した場所があ るが、生活場面では生活雑排水も問題になり、環境を保全するためにはこちらの 対処も必要であり、そうなると一度に水もし尿も処理できる浄化槽方式のほうが 自分にとっては良いと考えている。

糞便の分解すべき有機物としての量は一人20g/日ぐらいだ。生活雑排水に 含まれるそれは生活が贅沢になるにつれ増え、いまでは30g/日近い。つまり水質 汚染では生活雑排水の比率も多いということだ。バイオガストイレは、生活雑排水 のことは考慮されていないが、それにはお金その他が掛かるということになる。

だが金銭的な余裕、土地の余裕があったら、一番良い組合せ方法はどうだろう。 固形分を処理するバイオガスタンクと液体分を浄化する浄化槽を組合せて使うと いうのはどうか?

固形分の扱いというのは大変で全体の手間が多くなる。ガスは取れないが、浄 化槽一本で行く方がはるかに扱いは楽に出来そうだ。臭いからも開放されるだろ う。

バイオガス利用というのは、いろいろな面の検証も必要になって行くだろうが、 方法としてはさほど難しいものではない。普及のために活動しているグループも 複数ある。「地球に生きる」では、もっと進んだシステムがないか検討を進め、 もっとすばらしいシステムで暮らすことをイメージし創造していきたいと思って いる。

応答者:岐阜在住微生物農業実践家・藤田さはじ




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