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設備の小口分散化



小口分散化は、エネルギー・ロスを低下させ、干ばつ対策にもなる





設備の小口分散化

川を死に至らしめ下水溝に変えるような流路の変更をやめる事が出来る。



下水処理場というところは爆気を行うブロアやら汚泥分離器やら、ものすごくエネルギーを消費するところだ。東京区部で使う全電気量の1%が水処理にかかるという。大きな都市ならどこも似たようなものだろう。

横浜市は分離した有機物を巨大な卵形のタンクに入れ、バイオガス(メタンガス)を発生させて、それで発電をおこない、処理場で使う電力の足しにしている。だかこういう設備は、全国でみれば数少ない。

広域の水源管理と広域下水道をセットにした、大規模な水のシステムは、設備工事の時も含めて、膨大なエネルギーを消費する。

産業界ではテクノロジーは、大型化・集約化から小型化・分散化に変わってきているという。あるいは、小口・多様化の時代ともいう。これからの水のシステムも、コンパクトで高性能なものにシフトしていくのだろう。水のシステムの小口分散化は、個別の浄化装置の普及から、その装置による水の循環再利用という形で拡大していくだろう。

小口分散化は、自然を破壊するダムなどの大きな設備を、これ以上造らなくする事が出来る。川を死に至らしめ下水溝に変えるような流路の変更をやめる事が出来る。




エネルギーのセーブ

小口分散化で、エネルギーのロスを低下させる



小口分散化は、見えにくいことだがエネルギーのロスを低下することにつながる。

大量の水を移動させなくていい分だけ、エネルギーのロスが少ない、ということではない。それだけのことなら、各戸ごとに水の循環再利用が出来る装置を持つとなれば、ポンプ、ブロアに新たに電力が必要となり、相殺されてしまうかもしれない。

浄化設備で処理する有機物は、本来、エネルギーであるのだから、勿体ないことをしている。その本来エネルギーであるものを、またエネルギーを掛けて無機化したり、中途半端に埋めて、それで済ませていることが多い。

個別の浄化装置から出る有機汚泥を有効利用できれば、本来もっていたエネルギーの有効利用になる。それは豊かな農作物となり、再び還ってくる化学肥料を合成しなくて済む。




干ばつ対策

小口・分散化は、干ばつ対策としてもメリット



人や重要機関が集中する都市部においては、干ばつで機能停止するようなことがあってはならないから、という理由で、大規模な貯水ダムが上流水源地域に造られてきた。小口・分散化は、干ばつ対策としてもメリットが出てくる。

各家庭が水を循環再利用出来る浄化設備を持てば、干ばつの心配はいらなくなる。供給される水が数ヶ月止まってもやっていけるだけの貯水タンクを各戸が地下に持てばいい。再利用するのだから、そのタンクは大きくなくて済む。

こうした設備が将来、広がれば、上下水道の加入負担金も、月々の使用量もいらなくなる。代わりに少々の電気代は必要だろうが、上下水の整備に莫大な費用を食われている行政機関も大いに助かる。年々費用が増える一方で、破綻の危機に追い込まれたこの公共事業への予算の分配を下げる事が可能になる。浮く費用は、個別の浄水貯水装置への補助につかえばよい。

ダムや下水道整備を計画しているぐらいなら、これからは、こうした設備に補助金を充てる方が賢いと思う。さらには、戸別の設備が屎尿処理も同時に行えるものだとなおよい。




液肥農業の優位性

これからの農業



日本の農業はこれから、従来の農家による生産のスタイルが疲労していく一方、自分が食べる分は自分が造るという家庭菜園・市民農園が盛んになり、産業としての農業は、より工業にちかいものになるという。2極化が進むように見受けられる。

工業化していく農業とは、農家一戸の単位でなく、組織が集団で市場調査をしながら、計画的に生産を行っていくというものだ。 野菜では長期安定出荷のため、ハウス栽培が用いられる。ハウス内の気候管理は機械による自動化が進められ、植物の育成ステージに合わせた、最適な環境がコンピュータ制御で保たれる。栽培・収穫・出荷の計画もすべてコンピュータのプログラム上で行われる。

こうした工業化された農業において、液肥というのは極めて有利だ。作物に必要な栄養分を 適時適量投与するのに 液の濃度・量によって管理し、ポンプやバルブのオンオフで制御できる。さらに、液の状態の肥料は、植物にとって吸収が容易で成長が早く、出荷サイクルを増やせる。

土を使わない水耕栽培もいろいろ開発されている。土を使わないと、本当に栄養のあるバランスのとれた作物にならないという問題があるかもしれないが、液肥はここでも主役になる。

佐賀市にある農業集落排水処理施設(略して農集排)、「誠水場」では、処理水が農家の人気を呼んでいる。野菜を丈夫にしたり、牛舎の悪臭を和らげるというのだ(毎日新聞 02.2.4) 人気の秘密は、処理に使う微生物にあるという。処理水は畑や牛舎に撒き、汚泥水は土や堆肥に混ぜるという。

家庭に設置する浄化装置でも、液肥の利用は出来ることだ。液肥の取り出しが簡単にできるようだといい。





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