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世界的な水不足



人口が増え、一人あたりの水の消費量が増え、水(淡水fresh water)が足りなくなってきた。砂漠化や地下水の汲み上げすぎ、森林の伐採で、水が手に入りにくくなってきた地域も増えている。現在、地球規模で水不足が深刻になりつつある。日本とて例外ではない。





水不足対策




水不足を解消するには、手っ取り早い順に次の3つにまとめられる。 1、一人が使う水の使用量を減らす。これは主に先進国での問題 2、水を再利用する。水の(主にし尿による)汚染地域の問題 3、水を作り出す(取り出す)あるいは持ってくる。これは主に乾燥した地方での問題だったが、水の汚染の広がりにより 何処ででも問題になる。




水を作る装置




上記の3項については、運河や用水を引いたり、深井戸を掘ったり、海水を淡水化したり、氷山運搬・蒸留などの方法が各地で検討されている。新しい方法として、これからは空気中の水分を効率良く凝縮させる装置が実用化される。日本で、すでに販売できる一歩手前まで準備が進められている。

必要なのは電気代だが、水道料金と同じ位に出来る。この装置があれば、上水道は不要になる。つまりダムも要らなくなるということだ。しかし発売は、準備している人達によって抑えられている。というのは、みんながこの装置を買えば、量産効果でますます安くなり普及が進むだろうが、水道局の財政はパンクすることになる。

現在、日本の水道代は国際的に比較して決して安くはない。水利権確保のためのダムへの投資などで、水の消費者への負担が大きくなっているのだ。前に書いたように水道の事業を行う事業団体全体(すべて公営)で11兆円という負債がある。そういうわけで 社会的混乱を起こすことも出来ず、今のところ、この装置は発売タイミングを待っている状態。政府の財政が破綻するような事態がくれば出てくるだろう。

この装置は、エアコンと同じで、空気を冷やすことによって結露する水を使うというもの。問題は空気中から取った水分には、窒素が多く溶けこんでいる。ということだが、窒素を減らす装置を付けることで解決する。この装置とタンクを家の屋上ぐらいの高いところに設置すると、いくらでも水が取れる。

この装置のコツは温度差だ。気温と凝縮器の温度差が大きいほど水がたくさんとれる。このためには、凝縮器をいかに冷やすかだが、冷却につかう液体のメドは既に出来ている。それは寒帯に生える樹木の樹液を使うということだったが、詳しくは知らない。

電気があれば砂漠でも作れる。空気が乾燥して湿度が低くなれば取れる水は少なくなるが、0(ゼロ)にはならない。というのは空気中の湿度が0になることは無いからだ。この装置によってその空間の湿度が下がれば、周囲から水分子が飛んできて、水蒸気分圧の勾配をなだらかなものにしようとする。水蒸気は海面から無限に供給される。

砂漠の灌漑もこの装置を大型化して可能になる。窒素を多く含んだ水は、植物を生育させるためには持って来いだ。そして砂漠というのは、太陽のエネルギーが砂粒に凝縮しているので、水があれば作物は良く育つ。

この装置を本当に有効に使おうと考えるなら、電気の発電をセットで考えなければならない。環境汚染のない発電装置とセットで設備しないと値打ちがない。無公害の発電装置があれば、砂漠の地域でも、どこででも、人類を支えるものとなり得る。

こうした発電装置も国際特許を取得するところまで準備が進んでいるが、理由があってやはり出番待ちの状況だ。その最大の理由とは「子供に銃を持たせてはいけない」というものだ。この発電装置を持つということは、エネルギーを手にするということだ。しかし、物欲から行動する人類がこのエネルギーを手にしたら、地球を破壊することになってしまう。人類全体の意識が利他的にならないと、危なくて持たせられないのだという。これらの装置に関する情報は 必要に応じて出されると思うので、動きがあれば、ここでも速やかに紹介したい。




水の再利用




前述の2項、水の再利用については、水の浄化という作業が必要になる。ということは浄化設備を考えるということになる。

これまで述べてきたように、上水道(ダムを含む)も下水道も、環境の面からみれば、いいものではない。もし自分の暮らしている場所で水が取れて、使った水を汚さなければ、環境に対する負荷は最小限になる。そのためには、家庭に完成度の高い浄水設備を持って、ある程度その水を再利用して使うことだ。ある程度といったが、何故100%ではないのかというと、100%使用するためには、水に溶存物が溶け込んではいけないので、蒸留ということになるが、これではエネルギーの浪費になるし、本当に身体によい美味しい水は純水ではないのだ。

家庭に水を再利用できるほどの能力をもった浄化設備があればいい。そのような浄化槽は可能だろうか? この連載の中心テーマの一つは、その検討だが、いろいろな要素が絡み、一言で語れない。そのテーマに挑戦してきた先達として、石井氏の石井式浄化槽がある その良し悪しに関してはこの先ふれていく。




水の浄化設備とは何か




家庭に、使った水を再利用できるほどの浄化能力をもった設備かあれば、環境に対する負荷を大きく減らすことが出来、水をふんだんに使う文化的生活も享受できる。

ここで、水の浄化設備の本質について考えてみたい。水の浄化の本質とは何か?浄水場、下水処理場にはいろいろな沈殿、凝縮など工程があるが,水質を浄化する上で一番たいせつな部分、、それは自然界が水を浄化している部分と同じである。つまり微生物が水中の有機質無機質を食べることによって、水に含まれる成分を減らすということである。

水の浄化の役割を担っているのは微生物である。人間は、それを蒸留によって行おうとするかもしれないが、蒸留後の残留物はそれによってきれいになる訳ではない。水から汚れだけを分離しようとするかもしれないが、分離されて残ったものがきれいになる訳ではない。微生物が消化吸収してくれることにより、無害で有益な物質として自然に返されるのだ。

浄化の本質は微生物に負っている。結局それが一番効率がいい。それが環境にやさしい方法だ。科学技術が発達した現在もそれは変わらない。変えられるのは、その効率だけだ。

水質浄化の本質は微生物に負っているということが、判っている人は少ない。我々は、そのことを十分判っていないので、とても愚かしいことをしている。




浄化設備は生き物




浄化設備の本質は生き物(微生物)である。上水道の設備も、下水道の設備も、浄化槽も、生き物だ。微生物がその中で生きて、浄化してくれている。

ところが、人は、それらの設備の主役が生き物であるという意識がない。無いから、その浄化槽に微生物を殺すような物質を投げ込む。塩素系漂白剤、塩素系洗剤(塩素)、ブルーレット(銅イオン)、入浴材(銅イオンなど)、体内経由の抗生物質、、、まったく微生物のことなどおかまいなしだ。

本来、こうした浄化設備の微生物を殺してしまうような物質の使用は、厳重に管理され、行政が規制すべきである。いくら水を浄化しようと、大金を掛けて下水処理場を作ろうと、合併浄化槽に補助金をだそうと、浄化槽の性能維持のため水質管理の規則を作ろうと、 本質の微生物を殺す行為に対し、目を瞑(つぶ)っていたのでは、まったく片手落ちではないか…。

行政が生活排水として流してもいいというものを規制するには、本来なら当然のことと思うが、現実には難しい面もあるのかもしれない。滋賀県が武村正義知事のとき、全国に先駆けて琵琶湖条例をつくって合成有リン洗剤を規制したが、そのときの洗剤工業会の反対は ものすごく強かった。憲法違反とまでいって滋賀県を脅した。いざ条例を施行したら、業界側は急に態度を変えたが、行政が難しいならば、使用者がこうした微生物を殺す物質の使用を自制すべきだ。我々はまだまだ水の浄化を微生物に負っていることが判っていない。

もしこうした微生物を殺すような物質の使用を止めるとすれば、われわれの水の使用量は、減るのではないだろうか。すると、前出の1項で述べた水の使用量を減らすということは、ある程度、自然に出来てくるのではないだろうかとも考える。





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