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ロンボク島(バリの隣島)

ヤス:いやぁ、俺はキンタマーニ高原(正確にはその下のバツール湖のほとりの町)へいって、ほんとキンタ〇が縮み上がった。かといって、ビーチは物売りやらがやたら、うるさくて落ち着いていられない…「ミツアミィ〜」のおばちゃんもすごいし…。それから、隣の島のロンボク島に行き、そこから、少し離れた小さな小さな、歩いて一周もできるような島へ行って、ああぁ〜とほっとした。珊瑚も素晴らしく綺麗だし、素朴な民宿でほんとのんびりできました。僕が行った当時、ううん、もう十年以上も前、確か、15年ほどまえ、そのころは、地球の歩き方はもとより、地球の歩き方英語版ロンプラこと「ロンリープラネット」にすら載っていなかったもんね。当時は素晴らしかったなぁ。何しろ、珊瑚が素晴らしかった。ギリ・トラワンガン(ギリとは島の意味)の珊瑚は絶品、、まだ珊瑚は生きているのかな?

丸富士:僕が行ったのは、もう6年前になるけど、素晴らしかったねぇ、トラワンガンのドロップオフ。島は実は、海の中では断崖絶壁になっていて、もう底なし。シュノーケルであれだけ、珊瑚を満喫できるところはなかった。もう随分前に、トラワンガンにホテルができるって噂があったけど、それきりなんで、大丈夫だと思う。最近行った人の噂では、いまでもトラワンガンの珊瑚は美しいままだそうだ。大丈夫。でも、こんなところで、みんなに教えてしまっていいのかな? あっ、そうか、最近は地球の歩き方には載っているかもね。こういう場所は、実は秘密にしておきたい。。。。

ヤス:そうだね、たくさん来ると、死んでいってしまうから、珊瑚のよさも、素朴なよさもね。。。僕は、口伝に、聞いて、何も知らないまま、その島に行った。ただ、それだけ、、、そこに行ったら、やっぱり口伝でやってきた素朴なバックパッカーばかりだった。聞いたとおり、シュノーケルをつけて海に入った、おったまげた!…ガイドブックに頼りきりではなく、ただ、口伝の情報を頼りながら、旅していく、そういう時代は、たくさんよいところが残っていたような気がするけども。。。。

ロンボク島のほうが恐い

丸富士:さっきまで、マジックの話していたけど、実はね、ロンボクのほうが恐いんだよ。ロンボクのほうがもっとマジックが強い。小さな島、トラワンガン島とか、エイル島、メノ島はまったく別だけど、ロンボクの本島はかなりやばいらしい。もっと土着の、もっとマジックが強い。

ヤス:そうか、トラワンガンではわからなかったけど、そういえば、ロンボク本島はあまりぱっとしない島だったなぁ〜。別に長居したわけでないので、意識しなかったけど、今から思うと、ロンボクも変な島だね。きっと、水で隔たることで、結界がはられているようなもので、ロンボク島のものはトラワンガン島とか、エイル島、メノ島にはこないんだね。

丸富士:そう思う。俺もすぐにトラワンガン島にいったんで、ロンボク本島に泊まらなかったけど、通過するときに、なんだか、どろどろしたものと感じたんだ。土着って感じ。それに比べ、バリ島はまるで、ガムランの音のようにきらびやかな島だね。綺麗な「ジャジャーン」というガムランの音のような…。でも、ロンボクはちょっと恐い…。でも、あとで地元の人に聞いたら、ロンボクはマジックが強いんだって。トラワンガンの宿のお兄ちゃんに聞いたら、ロンボクは、すごくマジックが強くて、たとえば、あそこのメシ屋が流行っていて、それを妬んだ誰かがマジックをかけたりすると、何時間米を炊いても芯が残ってしまうとか、そういうことが起こったりするらしい。何かを食べたら急に具合が悪くなって、それで調べたら胃のなかから針がいっぱい出てきたとか、そんな話が結構あるらしい。それ聞いて恐くなったけど、バリに帰ってきたら、「ジャーン」で、バリはやっぱりいいなとほっとした。

バリは闇が恐くて仕方ない

丸富士:だけど、バリはいいだけかというとそうでもない。ウブドにモンキーフォレストという場所があるんだけど、ある夜、俺はモンキーフォレストの反対側で遊んでいて、帰るときにはもう真っ暗になっていた。だけど、宿に戻るにはモンキーフォレストを通らないといけない。実はね、俺は普段は、夜、真っ暗でも全然平気で、どこでも行ける。真っ暗な山のなかでも入っていける。でもね、バリの夜は結構恐いことがあった。モンキーフォレストは、夜、とくにこわ〜いんだ。バリは闇が恐くて仕方ない。

バリで不思議なこと…バリ・ダンスが始まると虫が消える

丸富士:どう考えても不思議なことがあった。ウブドという町は、最近、ブティックなどのお店がたくさんできたといっても、やっぱり山のなかなんだ。バリのダンスを見に行くのは、やっぱり夕方から、ダンスのときには灯りをこうこうと焚いてダンスしているんだけど、でも、虫が一匹もいない。これはとても不思議だった。ダンスの始まるのは暗くなってからで、灯りを焚くと虫が集ってくる、その灯りにひきつけられて虫が結構たくさんくる。でも、ダンスが始まると、虫がいなくなる。みんな気がつかないけどね。洋ちゃんも気がつかなかったし、丸山くんも気がつかなかったけど、俺は初めから不思議で仕方なかった。ダンスが始まって、ダンスに気がひきつけられて、途中でハッと気が付くと、「あれっ!虫が一匹もいない」とびっくりしたんだ。何回かダンスを見にいったけど、毎回、ダンスが始まると、もう虫がそこには一匹も飛んでいない…。後で、洋ちゃんと丸山くんにそのことを言ったら、彼らも「そうだよねぇ、そう言われれば、虫いなかったよね。でも、変だよね、虫いないわけないもんね…」と気が付いた。

普通、山中の半分野外みたいなところで、灯りをこうこうと焚いていたら、蛾が飛んでいたり、何かの虫が飛んできたりしてもおかしくない。でも、ダンスのときは一匹も飛んでいない。四ヶ所でダンスを見たけど、やっぱりどこもダンスが始まると、虫がいなくなった。常識で考えたら、とても不思議でしょ。それで僕は思ったんだ。「やっぱりマジックって、生きている」ってね。もっとも、こちらはホワイト、白魔術のほうだと思うけど。きっとダンスが始まると何かの結界ができるんでないかと思う。そこには虫も入れない…。

神々が生きているのか、神々を生かしているのか?

丸富士:だから、ほんと、バリには不思議なことが多いんだ。Hなこと考えていたとき、その娘のばあさんと目がピシィとあったとき、いやぁ、参ったね。なんともいえない妙な気持ちになった…。

ヤス:あんた、ひょっとしたら、あんたが知らない間にブラックマジックかなんかの催眠術でもかけられて、それで、バリ島最後の日かなんかに、洋ちゃんのほうがバリの男性といいことあったかもねぇ?丸富士はマジックかけられて、グーグーと寝ていて、洋ちゃんはとってもいい思いをした…。

丸富士:ははははっ!あったかも!バリ島最後の日に食べた飯で、俺がマジックにやられてね、、、、最悪じゃん!はははっ、でも、バリ島ならありそうな話だなぁ…。

ヤス:それがバリ島の修行なんだろうね、きっと。白魔術や黒魔術が日常的に行きかう世界…そのなかから、白にも黒にもまったく無関係な人たちが出てくるんではないのかな?? 超えてしまった人たち。

丸富士:うん、そんな人たち、僕はいると思うね。だって、毎日があんな感じだからな…。でも、その白黒が交錯する世界でその影響をまったく受けずにいるということ自体がとても難しいけど、、、でも、超えてしまったら、それはすごいことだと思う。それにしてもバリ島は楽しいところだよね。。。

ヤス:まてよ、日本も昔は、そんな土地だったはず…村の神様、鎮守の森の神様、山の神様、いっぱいいたはず。神様がこれこれこういっているから、こうするとか、お告げが来たとか、いろいろとあったはず…でも、神様たちはいったいどこへ行ってしまったの?

丸富士:温泉でも浸かっているんじゃないの?それか伊勢にでもいらっしゃるか?

ヤス:ほんとに?でも、なんで、東京駅にはいないよね?霞ヶ関にもいない???

丸富士:ひょっとしたら、話はまったく逆の発想をしたほうがいいんではないかな?神様がいらっしゃって、それでみんなが神様がこうおっしゃったとか、そういうものではなくて、その逆かもね。。。。みんなが神様神様ってやっているから、神様が存在してきた…

ヤス:なるほど、この科学的な時代になって、人々がそういうものに無関心になってしまった?あるいは、事実が明らかになるにつれて、消えてしまった。神様も何も、みな集合的な夢の現象だったのか?でも、バリ島ではいまでも、神様をみんな信じている。そんな場所の集合無意識に入っていくと、僕たちでも、バリの人々が見ている夢をまるで日常に実際に起こっているかのように見えるのだろうか??

でも、どうなんだろうねぇ、日本で、いい女が道を歩いていて、「あぁ〜、いい女だなぁ、やりてぇなぁ〜」なんて、頭ん中で思ったって、誰も何も言わないだろうけど、バリ島は困るねぇ〜、「やりてぇなぁ〜」なんて思ったら、ばあさんに睨まれてしまうんだから…。集合的な夢を見ていると、それが相手にも伝播するように、こっちの夢の内容も伝わっちゃうんだから…。

丸富士:そうだね。最近、「もうバリ島は終わりだ」という話をよく聞く。それは外部からの旅行者が増えるにつれて、バリ島のよさが消えつつあるということなんだと思うけど、でもね、俺はそうは思わない。ちゃんとした儀式が行われ続けている間は、みんなが言うように、バリ島が終わりだなんてことは絶対にないと思う。儀式がちゃんと行われていれば、いつ行っても面白い。ただ、昔に比べたら、外部者がバリ島の集合的な場を乱しているかもしれないということはあるかもしれない。だけどね、バリは、外から来たものをうまく取り入れて、そこから、まったく別のものを作り上げてしまう、そういうことができる島だから…大丈夫!だと僕は思う。

●次号は丸富士のバンスリ修行談


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