▼ウェルカムトゥインディア
MAIL | BBS |リアルインド
NOWHERE

gangi.jpg(23767 バイト) ウェルカムトゥインディア
ヨガのお話はとってもウェルカムトゥインディア!

◆ヘラカンババは50年もの間、サマディをしていた

究極になると氷の世界なんだ。体を冷凍保存するために、インドのヨギ(修行僧)水から氷の世界に入っていく。今から、50年くらい前に、こんな話しがあったとインドの著名なヨギ、ババジの本に書いてあった。

へラカンババという、当時、有名なヨギが、信者の見守るなか、カーリーガンガ川でジャル・サマディ(水のサマディ)をやったんだ。そして、そのまま消えちゃった…、肉体ごと。

※サマディ(編集部注)とは、ヨガの行者が仮死状態に入り、ほとんどの新陳代謝をゼロに近い状態にすることで、何日も、あるいは、何ヶ月、何年、何十年と肉体をそのままの状態に保存すること…らしい。

水に入ったまま、もう出てこないので、信者たちは彼がもう死んでしまったと信じこんでしまったようだが、その水のなかで、彼はサマディをしばらくやっていただけ。あとで、その水のなかから自分の洞窟へ戻って行った。そこで、本当のサマディに入った…。

パフォーマンスして、みんなに死んだと思いこんでもらうことで、世間のしがらみを切ったんだね。そうして、本当のサマディに入った。それから50年たって再び、サマディから出てきた。まぁ、50年まえの姿のままで、出てきた。体を当時のまま保存するのが、ヨガのサマディなんだね。

◆50年のサマディから覚めて出てきたヘラカンババ

彼が50年の眠りから、覚めて出てくると、彼は若いサニヤシン(修行者)が自分の名前、ヘラカンババを方って人々を騙しているのを見て、唖然としたらしい。自分の名を語って人を集めている若いサニヤシンを見て気の毒に思ったらしい。だが、その偽のヘラカンババは、最後には火葬にされて死んでいる。だから、世にヘラカンババなる本が出ているけど、そのヘラカンババは実は真っ赤な偽物なんだ。その前にいたヘラカンババは本物、その人自身。

この本当のヘラカンババには三つの人格があって、この人格は時として入れ替わる。一つの人格が働いているときは、他の二つは眠っている。ヨガの科学の世界では、そういうことは、簡単にできてしまうらしい。だから、ヘラカンババがサマディから覚めてきたとき、ヘラカンババとしての人格を捨てた。あとには、二つの人格、クレパチャリアとマハアムタブババの人格が残っていた。この人格は、二人とも格好が違う。クレパチャリアは、頭にターバンを巻いて、黄色のローブを着ている。マハアムタブババはコピというインド式ふんどしをしている。いま存在しているは、ふんどしをつけているマハアムタブババだ。

◆クンブメーラ祭で出会ったヨガ仙人

このマハアムタブババにはお友達がいて、その名をアムタールババという。この人物は、インドで昔あったとされる大戦争…マハバーラタ戦争の時代から肉体を保存してきている人らしい…。このアムタールババなる人物にはインドのあるアシュラムで会ったことがある。3年くらい前に、クンブメーラという祭りがハリドワールであったとき、アムタールババが突如出現した。白いひげをたくわえて小柄で子供みたいな目したババジ(聖者に対する敬称)だった。僕は彼の目の前に座ったとき、頭のなかが真っ白けになって、思わず、「随分と長寿だそうですね」と言ったら、「長寿か…」とただ、彼は答えた。でも、後が続かず、僕は何も聞けなかった。

◆マハバーラタ戦争の生証人?! shiva1.jpg(15907 バイト)

彼は、マハバーラタ戦争のことを生き生きと語る。彼によると、やはり、マハバーラタ戦争の原因はクリシュナだったらしい。「…世にはびこっていた悪を一掃するために、あの戦争はどうしても必要だった…私はクリシュナのやり方には反対しなかったが、彼の考え方には反対だった…」と言った。僕は、そんなふうにピシッとした言い方に感心した。インド人にとっては、クリシュナは、とてもとても偉い神様だから、もろ手を挙げて…って感じだからね。また、クリシュナは女遊びをしていたと誤解されているが、彼は性的な関係を超越していた…彼はたくさんの女性の前に同時に現れる事ができたのだ(…ヨガの科学の世界では、アストラル・ボディでは、そういうことができるらしい。同時に何体ものアストラルボディを作れると…)そうして、彼は彼の仕事を終えて、肉体を去って行った…と、まぁ、お話としては、とってもウェルカムトゥインディア・ヨガ篇みたいですけど…はははっ!



ウェルカムトゥインディア
ウジ虫みたいな奴等め!のリアルな意味がわかった

●ヴァラナシで走ってくる犬の背中を見たら…

犬が元気に走ってくる。ふと、その犬の背中を見ると…あれ…?…ウジがわいている! インドのヴァラナシで初めて見た。やっぱり、とんでもなくびっくりした。犬の体に穴が開いていて、そこからウジが見える。そこだけ、毛が抜け落ちて、穴が開いて、ウジがわいている。別の犬は頭のところに穴が開いている。脳味噌がもう漏れているんじゃないのって感じに穴が開いていて、そこにウジがわいている。そんな犬たちが、目の前をトットットッと走っていく。ウェルカムトゥインディア・ホラー編…。

とにかく、そんなになっても生きていけるのが驚きだ。インドの犬たちは、ほとんどが野犬。いつも縄張り争いで路上でわんわんと犬同士で喧嘩しているから、噛み傷が多い。その傷口へハエがブーンと飛んできて、ウジを産み付ける。そうして、やがて犬の頭で大きくなって成長したウジがはっきりと見ることができるようになる。その姿を一度見たら、それは忘れられるようなものではないと思う。

●物乞いの乞食をよく見たら…

それにはさらにまだ先があった。もちろんヴァラナシでのこと。駅前で、物乞いをしている男がいた。地べたにはいつくばって物乞いしている、インドではよくある光景だったはずだが、ふと見ると、その乞食の太股のところに大きな傷口があって、そこにウジがわいていた。それだけでもかなり衝撃がある。人間にウジがわいている! だけでなくて、その乞食は、そのウジを棒で突ついて見せている…ウワァーと僕はたまらなくなって思わず目をそらしてしまった。しばらくして、やっぱり気になって、まだ、ウジがわいている乞食を見に行ったら、どこにも見当たらない。そのあたりの店の人に聞いたら、「ああ、あの乞食か、ちょっと前に死んだよ」と教えてくれた…とんでもないウェルカムトゥーインディアに、僕はショックした。

●ウジ虫みたいな奴等め!のリアルな意味がわかった

そういえば、聞いた話なんだけど、広島に原爆がドカーンと落とされたとき、生きている人の体から、ウジがたくさんわいていたって…。体のケロイドの傷口にハエがウジの幼虫を産み付けて、それが成長して…。カッコーみたいなものだろうか?ハエにしてみれば…。ハエはすごいね。とにかく、どこにでも産み付けて、それで、ハエ、サヨナラ。幼虫を産み付けられたほうはたまったものではないが、それでも、すぐ死なないのは、表面のお肉を食べているからなのだと思う。そんなことを考えているうちに、「ウジ虫」の意味がよくわかってきた…「ウジ虫みたいな奴等め!」という言葉を聞くことがあるけど、ヤクザ映画とか、そういうところで聞いたことがあるけど、生かさず殺さず、人の弱みにつけ込んで、甘い汁や金を吸い取る奴等という意味で使われているけど、ウジ虫は、ほんとそんな感じじゃないかと初めてわかった。衛生的な現代社会では、なかなかその実感がわかないけどね、インドでは、そんな一昔前のリアリティが包み隠さずそこにある。ウジ虫がわいた犬や人間がいても、インドの人たちは誰も気にしている様子はないんだ。まぁ、単に、非衛生的な環境だと言えなくもない。というか、非衛生的だとすら思っていないのかもしれない…それがあたりまえだと…。もし、こんなことが、日本であったら大変だよ。脳のところにウジがわいている犬がトットットッと東京の町中を走っていったら、あるいは、ウジがわいた人が歩いていたら、大騒ぎになるだろうね。



ウェルカムトゥインディア
元気のないヴァラナシの宿の従業員

ヴァラナシでは、毎回、決まったホテルに行く。その宿の従業員と懇意になったんだけど、今回、久しぶりに泊ったら、その顔見知りの従業員が、以前の彼とはまったく違って、全然浮かない顔をしている。名前はクリシュナ。インドの偉い神様と同じ名前だ。「いったい、どうしたんだ?元気ないじゃないか?」話を聞くと、なんだか身につまされそうな話だった。何でも、結婚して、子供もできて…そこまではよかったんだが、気が付いたら、生活費やら養育費やらで、もう大変なんだって言う。そのとき、彼はこんなことを言っていた。

★列車の掃除小僧は大もうけ

…俺はこんな安宿の従業員…だから、収入たって、ミミズの涙程度。そこらへんの道端にいる汚らしい格好をしたバクシーシ(物乞い、乞食)やる奴らのほうがよっぽど金持ちさ。列車で床のふき掃除をやっている小僧のほうが収入がまし…計算したらわかるよ。列車のひとつのコンパートメント(6人掛け)で、床を拭いたら、そのうちの半数の3人が1RS (2.6円)を出すだろう。ひとつのコンパートメントでだいたい3RSになる。一つの列車に10のコンパートメントがあるから、3RS×10で30RS(26円)になるんだ。それを列車を替えながら、一日中続けたら、いったいいくらになると思う?普通の乞食より、床掃除の小僧のほうがもうかるよ…

★こ汚いバクシーシやる連中も銀行預金

…ガートで乞食がいる。こ汚い格好して、バクシーシしている連中がいる。小銭をあげる人間が一日に20人〜30人いたら、いくらになると思う?一人10RS(2.5円)として、それが30人としたら、300RS(260円)!それが30日で9000RS(2万3千円くらい)の月収!彼らはすごいリッチで、部屋まで借りて住んでいるし、銀行預金もしている…。俺なんか、ここで一日働いて、たったのこれだけ、もうやってられない!…そう言うと、彼は片手をあげた。たぶん、500RS(1300円)と言う事だろうか?と思った。いくらインドが安いとは言っても、たったのそれだけでは、奥さんや子供、食わしていけないよね…たいへん。


★くたばれインド人!

デリーには日本人がよく泊まる宿がある。そこで泊まると、日本人によく出会う。あたりまえの話だけど、そこに泊まっている日本人たち「インド、どう?」と聞くと、あそこで騙されて、こっちで騙されて、「くたばれ!インド人!」って感じという話を聞く。日本人のよく集る宿の周りには、やっぱり日本人がよくいく飯屋がある。そこには、落とし書きの帳面があって、やっぱりそこにも、「くたばれ、インド人!」なんて書いてあったりする。「ファック!インディア」なんても書いてあったたな。みなさん、よっぽどウェルカムトゥインディアな、よい体験をなさったに違いない、はははっ!ウェルカムトゥインディア入門編は「くたばれ、インド人」ってところでしょうね。

★「おい!何とかしてくれよ、日本人!日本人はいったいどうなってんの!」

どこに行っても、踏んだり蹴ったり…でもね、日本人もずいぶんと問題アリだと思う。日本人は特に騙されやすい。そういう国民性ってところでしょうか?デリーの行き着けのお宿のご主人も、「おい!何とかしてくれよ、日本人!日本人はいったいどうなってんの!」と、もう、あきれかえっている。見も知らぬ若いインド男性にちょっと優しくされただけで、日本人女性はすぐにほいほい嬉しそうに付いて行っちゃうんだ。危ないって言ってるのに…。何されるか、わからないんだぞ、ったく…日本人って、いったいどうなっているんだ!…とマジで言っていた。

★命あってよかったね

去年、その宿に行ったとき、日本人が薬飲まされて身包み剥がされていて、トラベラーズチェックの再発行だの、いろいろと手伝いをしてやらなきゃならなかった。警察に行って、盗難証明もらって、それで手続き…。まぁ、これくらいで済んでよかったよね。僕はその人に言った。「ほんと、命があって、よかったね」ってね。デリーのコンノートプレースの公園で、見知らぬインド人が声かけてきて、何となく仲良くなって、寂しかったのか、そのインド人にひょこひょこと付いていった。それで、すすめられるままに、チャイを飲んだ…。ガイドブックで、飲み物に薬を入れるという手口が書いてあったんで、それは知っていて、それで、チャイをカップに注ぐところをちゃんと見ていたというのだけど…。それで何も入れている様子はなかったので、安心して飲んだ…それから、急に意識が朦朧となって、気を失って…気が付いたら、デリーの街中を夜中にさ迷っていた。フラフラとさ迷いながら、どこかの家のドアをガンガンと叩きまくっている日本人、たまたま、そこを僕が泊まっている宿の主人が通りかかり、おかしな振る舞いをしている日本人の発見とあいなった。

★インドというものは、これこれこうで…

その宿の主人が「お前、何やってんだ?」と聞いても、その日本人の反応がおかしい。挙動がおかしい。それで、身元を調べるために、ポケットの中を探ったら、一枚のカードが出てきて…なんと、それはその主人の経営するゲストハウスのカードだった!「ありゃ〜なんてこった、これはうちの客や!」と、主人はその日本人をひっ捕まえて、宿まで連れ帰って無事帰還となった。ところが、翌朝、ホテルのレセプションを通りかかると、その日本人とレセプションのオヤジがトラぶっている。オヤジが、「この日本人、金を持っていないらしい!支払えないみたいなんだ。事情を聞いてやってくれ」と言うんで、僕が話しを聞くと…そこで初めて被害が発覚。有り金すべてを夕べ、公園で出会ったインド人に抜き取られていた!彼を助けた宿の主人も出てきて、「日本人はいったいどうなっているんだ!何とかしてくれよ!」と言う。そこで、僕は日本語で、「インドというものは…これこれこうで、…」とインド滞在の注意事項をA4に一枚、書いたんだ。オーナーはそれをたくさんコピーして、しかもラミネーションまでして、宿の全室に貼り付けた。お金かかったと思うよ。宿の主人も懲りたんだね。

★睡眠薬

僕は「命があってよかったよ」と、その日本人に言ったんだけど、実際にそうなんだ。薬といっても、何をどれだけの量、飲まされるか、分からない。睡眠薬にしても、他の薬にしても、確実を期するために、多量に飲まそうとする。そこが恐い。知らずに飲まされた薬が原因で、後遺症に悩まされることすらあるし、ひどい場合は…。一般的な手口は、やはり睡眠薬。デリーでは、睡眠薬が安く手に入る。5mgや10mgのカプセルが、5RSや10RSで簡単に買えてしまう。それを3つか4つ、水で溶いて練って、それをカップの内側に塗りつけておく。そこへチャイを注ぐってわけ。10mgを3カプセル分、30mgも塗りつけられたものを飲んだら、もうひとたまりもないね。あっという間に昏睡状態だよ。

★インドの田舎の村

ウェルカムトゥインディア入門編の体験がしたいなら、やっぱり大都市ですな。カップに眠り薬を塗りこんでチャイを注いでくれたりする。でもね、田舎ではまずできない。インドの田舎には、純粋でいたって素朴人が多いんで、騙そうなんて魂胆を持った人はほとんどいないと思う。前にマディヤプラデシ州の田舎に行ったとき、僕は驚いた。すごく純で子供みたいな人たちが多かった。要するに、人間に出会えたって感じがした。こういうピュアな世界って、あるんだなと感心してしまった。日本にも、ここまで純粋で素朴な人たちはいないと思う。

★お日様が沈んだら寝て、お日様が昇ったら起きる

その田舎の村には、そもそも電気もガスも来ていないし、テレビはもちろんない。現代文明がもたらした恩恵(それが恩恵かどうかは別問題として、とりあえず恩恵)を享受していないその村には、昔からの生活がいまもなお残っている。つまり、お日様が沈んだら寝て、お日様が昇ったら起きる生活ってこと。そこでは、牛が一頭と、ココナッツの木があれば生きていける。ゆったりとした無限の時のなかをあるがままをあるがままに受け入れて自然と一体になって生きていく人々。彼らはとても純心なんだ。何ものにも汚されていない、子供のような人々だった。

★月並みな言葉ですが、やっぱりインドは混沌として奥が深いなと思う

インドの片田舎で、目にした村人たちの純な世界…それを目のあたりにして、僕はインドって本当にすごいなぁと感心した。かたや、眠り薬入りのチャイを飲まそうとするところがあると思えば、ヨガの行者がいたりして、サマディやって心臓を何日も何ヶ月も止めたまま、ある日、起き上がってきたり、あるいは、最先端技術のソフト開発者がたくさんいたりする。道をベンツやホンダの車が走る傍らで、牛車がゆっくりすすむ。馬やラクダが歩いたり…、そして、信じられないくらいに素朴な村もある…月並な言葉かもしれないが、やっぱりインドは混沌として奥が深いなと思う。<続く>


るいネット

インドゥーポータルサイト



▲ウェルカムトゥインディア
MAIL | BBS |リアルインド
NOWHERE